食物のある風景 | |
クリエーター情報なし | |
徳間書店 |
☆☆☆
あの、池波志乃さんのエッセイ本。
金原亭馬生の娘であり、中尾彰の妻。
そして、日暮里の東京育ち、芸人の家であれば、江戸育ちの粋さが漂う。
今回は、「食物のある風景」ということで、食、に関する話を・・・・。
最近は、沖縄在住なのか、そちらの話、食べ物もたっぷり紹介。
気になったところが、二カ所、
一つは、卵と玉子とたまごの話と、題して
生なら「卵」、料理したものは「玉子」、でも「たまごごはん」は平仮名でなければ。
私の好きなのに、目玉焼きを茶碗のご飯の上に置きウスターソースを
掛けたものがありますが、志乃さんちは薄焼き玉子にウスターソースらしい。
「たまごごはん」、「お家のたまごやき」の味付けは、「卵の味噌漬け」、「玉子酒」
と、卵ひとつで、ごはんの楽しさ、広がりますな。
もう一つは「初鰹」
「初鰹」が出ると、まずはお弟子さんに振る舞われる。
そのあと、家族の食卓に「初鰹」が登場、父の馬生さんは刺身で一杯やるのは
ほんの一、二切れ。あとは、私たちがご飯でいただくと。
お膳が片づいたところで、父は「鰹茶」にして食すると、
づけにしておいた鰹を二切れほどのせた上に熱湯を回し入れる。
これを書いている時に。
仕事で遅く帰って来た娘が、「刺身があるけど食べる」と、
早速、漬けにして「鯛茶」にして食べましたが、
永谷園のお茶漬け海苔が勝ち過ぎて、鯛の繊細な味がどこかへ・・・。
まあ、昔の食べることに、いやしい、“ごまめ”に戻りつつあります。
食欲って、大事ですよ、ね。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村