ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

猿会でござる・其の参~鶴二・紫・治門・呂好

2017-01-26 14:07:45 | 笑福亭鶴二

猿会でござる・其の参~鶴二・紫・治門・呂好

鶴二さんと、大好きな呂好さんも一緒。

一、露の紫・・・・・・・・・・「寄合酒」

平日の仕事帰りの落語会、座れてホッとしていると、
露の一門の話をマクラに、眞姉さんには一切触れず・・・。

今回から、同期の呂好さんも加わり、鶴二師匠と共に四人の会に。

噺は、「寄合酒」、途中疲れて、睡魔が・・・・。
ハナシは知っているだけに、目を瞑って耳だけで聞いているのか
夢の中で進んでいるのか・・・ほんと、夢うつつに進行、
金の持ち合せがないくだり、棒鱈、鰹節、の調達・・・・。
調理の失敗・・・・覚えていますな。

でも、犬に鯛を食らわすところは・・・・・覚えなし。

紫さん、失礼しました、の一席でおます。

二、笑福亭呂好・・・・・・「へっつい盗人」

良かったですな、呂好さんの「へっつい盗人」。

堺の別荘のくだりからのフルバージョン。
喜六のアホさ加減も程よく、愉しくへっついを泥棒に。

三輪車のラッパといい、おいしいとことはきっちりと演じてくれて
聞いていて安心の一席・・・・・、
たまに抜けると、何か物足りなさを感じるのですが。

サゲは、チョイ工夫、
「へっついだけに、炊けつけられましたんや」でしたかな。

三、笑福亭鶴二・・・・・・「米揚げ笊」


張りのある鶴二さんの大きな声、噺家さんおの武器ですな。
「大間目、中間目、小間目に、米を揚げる、米揚げ笊」の、売り声・・・よろしいな。

でも、この頃、街中で売り声って、聞かなくなりましたな。

ごみの収集、さおだけ屋もなし。
焼き芋屋はありますが、この頃テープでも聞きませんな。
住民の方がうるさいと、クレームつけるんでしょうな。

商売根問の「茶っ栗柿、麩っ」、みかん屋の「みかん、みかんどうですか」、
孝行糖の「食べてみな、おいしいよ、また売れた、嬉しいな」等

落語の中しか聞けなくなってしまって、
“売り声”が死語になる時代が来るんでしょうか。


四、桂治門・・・・・・・・・・「延陽伯」

鶴二さんに付けて貰ったネタ。

「延陽伯、教えられた通り、忠実にしますので、笑いが少なかったら
それは、・・・・・・の所為で」、と言いながら、笑いの少ない「延陽伯」に。

喜ぃさんの、嫁さんがくるという喜び加減が少ない分、
噺全体のウキウキ、ワクワク、感が少ないように。

笑いが取れるテッパンネタと思っていましたが、
「延陽伯」、難しい噺なんですな・・・・・・・・・。



猿会でござる・其の参~鶴二・紫・治門・呂好
2017年1月26日(木)午後7:00開演
ジョイ船場多目的ホール

一、露の紫・・・・・・・・・・「寄合酒」
二、笑福亭呂好・・・・・・「へっつい盗人」
三、笑福亭鶴二・・・・・・「米揚げ笊」
仲入り
四、桂治門・・・・・・・・・・「延陽伯」


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