キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
☆☆☆
1987年にアサヒビールが「スーパードライ」を発売してから、
独壇場だった「キリンビール」の国内市場のビールシェアが割り込みはじめる。
1995に45歳だった著者が、社内で代表的苦戦エリアの高知支店に
支店長として赴任。
そこでの、シェア奪回の為の奮闘ぶりを・・・・
そこには、その闘いの本質はライバルとの闘いというよりも、
永年、王者の座に君臨し続けた自社の風土との闘いだと・・・。
成績が悪くなると会議が増え、営業の現場へはこれをやれ、あれをやれ
という指示が増え、現場はその指示をいかにこなすかという、
受け身スタイルになり、主体的に動くという、ましてや自ら考えて
動くということもなく・・・・・。
そこへ、切り込んだのが、田村潤さん。
高知県においては、1998年にシェア奪回するが、
全社的には2001年にシェア40%を割り込み、アサヒビールに
トップの座を奪われる。
その後、田村さんは、四国4県の地区本部長、東海地区本部長、と大きなエリアで、
シェアを反転させ、2007年からは代表取締役副社長兼営業部長として、
2009年には、9年ぶりにキリンの首位奪回を果たす。
その、原点はすべて「高知支店時代」にありと、
現場主義、足で稼ぐ、工夫と実行、横との連携、チームで勝つ、など
基本的なことばかりだが、やり遂げる執念。
それが、凄いし、評論家的ではなく、実績を残された、実務家である。
勝利の法則は、現場で拾え。
と、読んでいると、
20年来、飲んでない「キリン」が飲みたくなりましたな。
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