
いずみ寄席・2017~桂米朝一門会
今日も嫁さんと、近くの和泉中央のホールである、米朝一門会へ。

弥生の風ホールがある和泉シティプラザ
一、桂米輝・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
米輝さん、上手い。
先週も、繁昌亭で「阿弥陀池」聞きましたが、正攻法で噺をきちっと語りながら、
笑いの質、量、とも、米輝さんの勝ち。
米輝さん、二年前に聞いた時も、この「阿弥陀池」、
こなれた、テッパン、ネタなんですな。
でも、凄い。
直ぐに違う噺が聴きたくなる、そんな米輝さんの高座でした。
二、桂佐ん吉・・・・・・・・「犬の目」
期待の、佐ん吉さん。 出会ってから、丸十年。
落着きといい、立振る舞いといい、着物姿が一段んとと格好良くに。
でも、今日の佐ん吉さん、周りに気が散りすぎているようで、
ハナシに入っていけず、どこか空回り・・・・。
途中で「前田君、米輝に笑いで負けてるやないか」と、ポツリ、それも二度。
前座の出来が良すぎて、焦りの本音がポツリ。
それから、おかしくなりましたな・・・・
(ちなみに、医者の弟子の名前は落語家さんの本名を入れるとか、
本日は、枝雀さんの前田さん)
周りを見ながらも、己を信じて、突き進む。
何事にも通じる、大事なことですな。
三、桂米紫・・・・・・・・・・「堪忍袋」
まさに、夫婦喧嘩の騒々しさは、米紫さんのニンにピッタリ。
「堪忍袋」、前にも米紫さんで聴いたと調べてみると、今回初めて
それぐらい、噺がはまっている。
でも、米紫さんの子供がでてくる「真田小僧」、「佐々木裁き」、は好きですな。
四、桂塩鯛・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
貫禄の高座。
主人公のアホさ加減をそれ程誇張しなくても、
噺自体のおもしろさで、充分楽しめると、実証。
からくりは聞けるし、講談も聞けるし、
桂塩鯛の「くしゃみ講釈」、よろしおますで・・・・。
五、桂南天・・・・・・・・・・「茶の湯」
嫁はんに、「南天さん「茶の湯」おもしろいで、今日ぐらいやってくれたらええのに」
と、言っていると、ズバリ、「茶の湯」、当たりましたな。
なんとも、風流の一言。
何事も、知ったかぶりはイケませんな。
上の者になればなるほど、周りの者に迷惑かけますな・・・・。
でも、南天さんの「茶の湯」は最高。
独演会のチケット、一般販売の初日に買いに行ったのですが、完売。
優先販売見落としたばかりに、不覚を取りましたな・・・残念。
次は、岡町の南天さんの会ですな・・・楽しみです。
六、桂南光・・・・・・・・・・「鹿政談」
米朝師匠が仕立て直した、大阪、京都、奈良の三都の名物めぐりから、
「これは米朝がこしらえたものですから、笑わなければ、失礼に・・・・。」と、
笑いの催促も、適度に入れながら・・・鹿政談に。
この噺、南光さんで聞くのは三回目、奈良出身の文鹿さんと同じ回数。
この様な、米朝一門会ではなく、南光さんの会へ行かなければ、
同じ噺ばかり聞く羽目になりますな・・・・・。
でも、いつも南光さんの名奉行のお裁きに、拍手喝采でおますな。
いずみ寄席・2017~桂米朝一門会
2017年Ⅰ月15日(日)午後2:00開演
和泉シティプラザ弥生の風ホール
一、桂米輝・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
二、桂佐ん吉・・・・・・・・「犬の目」
三、桂米紫・・・・・・・・・・「堪忍袋」
四、桂塩鯛・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」
仲入り
五、桂南天・・・・・・・・・・「茶の湯」
六、桂南光・・・・・・・・・・「鹿政談」
17-02-16
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