ごまめ自家製うどん・362~2021.07.10
“きつねうどん”
乾燥味付けきつねを使ってのきつねうどん。暑い日にも温かいおうどん、冷たいものばかりではなく汗をかきながらの食事も大切にせなあきませんな。
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石川啄木の借金まみれで崩落なる人生。借金とその算段は天才的で、朝日新聞社の校正係で月給が25円、その給料日に前借分の18円を返し、電車の回数券を二冊買い、溜まりに溜まった下宿代はもはや絶望的で払えず、それでもお金が入れば気が大きくなって、金田一京介を誘って吉原へ、3円も使って、その日の啄木の持ち金は4円に。生活の破綻と消費へのあらがい難い衝動。ただし至るところで金は借りまくったが、変に律儀なところもあって、借金を忘れることはなかった。明治43年の秋、ふと思いたって借銭を計算してみると1372円50銭、北海道時代の借金が483円、盛岡で289円、東京での合計が297円50銭、その差額はどこでの借金ですが、生涯その借金の明細を忘れることはなかった、しかし死ぬまで返済することもできなかった。