ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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新丸八寄席~鶴二さんネタおろし~

2011-07-10 23:43:14 | 笑福亭鶴二

今里・丸八

今日は、独演会でのトリで演じられる鶴二さんの「らくだ」のネタおろしとか。






落語ファンの西尾さんんと銘子さん。

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「看板の一」

「説明しなくても、いや、しますわ」と、チョボイチの説明をしてから、
いつもの「落語をします」ではじまる。

いつもながらの明るくて愉しい、喬介さんの高座。
最初の元博打打ちのおっさん、喬介さんの愛嬌が勝ちすぎて凄みのないのが少し残念。

この噺、このおやっさんのカッコよさが勝負。
この主人公のアホも、もちろん金を儲けたいのであるが、
このおっさんのかっこ良さに憧れて、おんなじようにしたいと真似る。
「女房、子供を質に入れても」、「家を売ってでも・・・。」

「おまえらの銭は貰うわけにはいかん」と返すおっさん、かっこよろしおますな。


二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「転失気」

でてくるなり、今日はトリの鶴二師匠が大ネタでチラシには「お楽しみ」と、
ヒントを言いますと、動物の名前で、(そこで、客席から・・笑い)
落語通の方が多いようで、決して動物そのもは出てきません。
私の方は、軽く、一席と・・・・・・・壱之輔さん、得意の「転失気」へ。

「天失気」とは「気を転び(ころび)て失う」、すなわち、屁、おならのこと。
盃と嘘をつかれ、お住職が思いつくのが、「天に口と書いて、呑、酒、器(テンシキ)」
とは、とっさながら、上手いですな。

笑いのヤマ場のない噺を、淡々と語る壱之輔さん、
まさにつかみどころのない「転失気」でおました。


三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」

この時期になると、幽霊とか心霊とかのはなしが多くなりますが、
昔、テレビの仕事でレポ―ター、しかもヤラセのはなしをマクラに「皿屋敷」へ。

もちろん、春團冶しこみの「皿屋敷」・・・・、随所に師匠を彷彿させるが、
お菊の幽霊姿は・・・・やはり、師匠には及ばない。

季節がら、かけられる事も多いと聞くので、
この夏、三代目の「皿屋敷」を観たいもんですな。


仲入り

四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

今日が、ネタおろし。(稽古は鶴瓶さんにつけて頂いたとか)

ネタおろしとは思えぬぐらい、立派な出来ばえで、凄おます。
特に、紙屑屋に、清めの酒とヤタケタの熊が酒を呑ませてからは絶品。

これから、独演会に向けて、随処でかけられるようだが、
成熟していく鶴二さんの「らくだ」に注目でおます。

新丸八寄席
2011年7月10日午後5:00開演
今里。まるはち

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「看板の一」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「転失気」
三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

11-18-80



打上げに集まった、鶴二ファンのメンバー。
(他の人の会でも、よく見かけますが・・・・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

笑福亭鶴二・芸能生活25周年・・第14回独演会・・のお知らせ


笑福亭鶴二・噺家生活25周年・・第14回独演会
2011年9月17日(土)午後5:00開演
国立文楽劇場

一、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
二、桂春蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「こうもり」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「稽古屋」
四、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・・・・・・・・「お楽しみ」
仲入り
五、鶴瓶・鶴二対談
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「らくだ」

前売・3500円・・当日・4000円

先行予約・・・7月19日発売
一般発売・・・8月1日発売

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