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猿会でござる・其の五~鶴二、紫、治門、呂好
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船場寄席
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良かったですな。
じっくりと落語を堪能。
一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「包丁間男」
今度の独演会にもかかる「包丁間男」。
これは鶴二さんが、文珍師匠につけて頂いた噺とか。
元々、東京からの噺みたいで、アホの寅こうも底抜けのアホでもなし。
途中の唄でも、小粋さが残っている。
でも、鶴二さん、間の「八重一重]…、山もおぼろに薄化粧、娘盛りはよい桜花、
嵐に散りてネェ主さんに、逢うてなま中跡くやむ・・・・・」
唄いながら口説きますが酔うてる割には、上手すぎますな・・・・
でも、ええ、声で、独演会では拍手起こりそうですな。
本番の独演会での「包丁」、楽しみでおます。
二、露の紫・・・・・・・・・・・・・「船弁慶」
雀のお松、雷のお松っあんが帰ってきて長屋の嫁はん連中に立て弁で喋るところ
まさに、紫さんの独壇場・・・・見せ場ですな。
女性が喋る立て弁といえば、来週ある「口入屋」でのおなごしの台詞ですか。
女性の台詞が多少多いのは「悋気の独楽」に「子は鎹」など、
ほんま、落語って、男性用につくられてますな。
紫さん「子は鎹」されるんでしょうか、是非、それも父親が引き取ったパージョン
の方で、聴きたいですな・・・・・・・・。
三、桂治門・・・・・・・・・・・・・「竹の水仙」
これは、鶴二さんがつけたそうで、なかなかの出来。
こうして、9年目の噺家さんが、そこそこの噺をこなされる。
凄いですな、若手の成長ぶり、治門さんも正攻法でじっくり落語を語るタイプ。
浮ついた処もなく、安心して聴ける、よろしおますな。
匠シリーズでは次は「ねずみ」でおますか。
四、笑福亭呂好・・・・・・・・・「稽古屋」
若手では、一番贔屓の、呂好さん、今回はこれも鶴二さんからの「稽古屋」。
サゲはもちろん「色は指南の他でおます」ではなく、地唄の「すり鉢」の唄本を
渡され、持って帰ってお稽古を、「高いとこで」を勘違いして、屋根に登って声をだす。
「煙が立つ、海山越えて・・・・」のこのバージョン、よろしいな、
良いも悪いも、色んな形、引き継いでもらいたいもんですな。
若手のますますの活躍、一挙に見れる、「猿会でござる」、
次回もお楽しみに・・・・・。
猿会でござる・其の五~鶴二、紫、治門、呂好
2017年8月17日(木)19:00開演
ジョイ船場多目的ホール
一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「包丁間男」
二、露の紫・・・・・・・・・・・・・「船弁慶」
仲入り
三、桂治門・・・・・・・・・・・・・「竹の水仙」
四、笑福亭呂好・・・・・・・・・「稽古屋」
三味線・・・・・・・・・・佐々木千華
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近くの居酒屋での、打上げ風景。
ああ、三味線は、大好きな千華さんでおました。
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