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「喩楽」とは、喩えながら愉しむという作者の造語。ここでは18人の作家の語り口について言及。やはり読んだことがある作者でないと理解度も薄いと思って読みだすと8人しか読んでいない、半分以下。
「吃音語り」の井上ひさし、「論理語り」の丸谷才一、「意図語り」の村上春樹、「対比語り」の川端康成、「短編語り」の三島由紀夫、「芝居語り」のつかこうへい、「男女語り」の藤沢周平、「位相語り」の向田邦子。
さあ、どう料理するのか、わかるようなわからないような、各特長を想像させる標題。個人的には最後の三人、つかこうへい、藤沢周平、向田邦子さんの語りがおもしろかったですが、興味ある方は図書館でも一度ご覧あれでおます。
あとこのシリーズで「表現の喩楽」、「題名の喩楽」があるらしいですが、機会があれば読んでみようと・・・・。
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