![]() | 文楽へようこそ (実用単行本) |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
☆☆☆☆
文楽の人形遣いの勘十郎さんと玉女さんのお二人が、
まさに裏方から文楽の良さを語る。
太夫さんの語る浄瑠璃、腹に響き太三味線、が好きで、
どうしても単に人形の遣い手ぐらいにしか見てなかった私。
文楽の人形は三人遣いで、その修行は、足遣いが十年、左遣いが十五年
そして主遣いとなるのですが、落語の前座、二つ目、真打と同じで、
常に傍にいて、技術の習得、それと間、文楽自体の空気を学ぶんですな。
主役の足が遣えるようになると、だんだん脇役の簡単な左を遣わせてもらえたり、
そうしながら、人形の表情、情感を覚えていくんですな。
主遣いを生かすも殺すも左遣いの技量次第、そう聞くと
これから、人形遣い、それも左遣いを見る目が変わっていきますな。
若い人形遣いさんの仕事には、他に「ツケ打ち」「口上」があるとか、
あの段のはじまりにある、演目と太夫と三味線などの演者の紹介をする
「口上」・・・・結構、緊張するらしい
静けさの中で、舞台の端、一人での「口上」
これからはじまるという期待感で、結構好きですな・・・。
人形遣いから見た文楽、全ての人でつくりあげる総合芸でおます。
「文楽」観る視点が拡がって、ますます、おもしろくなって、きましたな・・・・・。
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