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宮本輝さんと吉本ばななさんの歳は離れているがお互い認め合う作家二人が、
作家とは、小説を書くとは、人間とは、人生とは、家族とは、健康、死生感について、対談で語り合う。
頻繁にばななさんが輝さんの言葉、メモしとこうと言う場面が何回も出てきます・・・・私も、こころに留めておきたいと、このブログに書き留めて置きます。
宮本「しかし文学というのは、自分の小さな庭で丹精して育てた花を、一輪、一輪、道行く人に差し上げる仕事なのではないか・・・・。」(もともとは、柳田国男の言葉)
吉本「新しい生活を始めるのに、100円ショップに行って全部を端から端まで揃えて買ってしまうのではなく、実家からお茶碗ひとつだけでも持ってきたとか、親からもらった大切なお箸だからこれを使うとか、そういう考え方をする人のほうが評価される時代が必ず来るんじゃないかと思います、」
宮本「神は細部に宿る」
宮本「経験のバウムクーヘン・・・・。いい言葉。」
吉本「死は、本来は自然なことなんですね。」
吉本「決して運命論的な意味ではなくて、道はいつも決まっている。毎日の呼吸が、まなざしが、くりかえす日々が自然と決めてしまうのだ。」(キッチン)
吉本「繊細と豪胆、小説を書く人の条件としてもいいぐらい重要な要素だと思うんです。」
吉本「生きてるだけで丸もうけ」(明石家さんま)
宮本「風景の中の一瞬を切り取った「部分の風景」が、自分の心のものとかちっと合ったときに、物語が生まれると考えているんです。」
宮本「おそらく、作家は普通の人には見えてるものと違うものを見てるんだと思います。」
宮本「書き出したらなんとかなる。」
宮本「好不調はつねに繰り返しつづけるし、浮き沈みはつきものだが、自分のやるべきことを放棄しなければ思いもよらなかった大きな褒美が突然やって来る。・・・・・」(宮本「田園発 港行き自転車」)
あくまで、私が忘れないためのもので、メモ程度で、すいません。
興味ある方は、手に取ってお読みください
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