6月17日(日)
この日山麓から皿ヶ嶺を仰ごうとするも、上林の集落から厚い霧に包まれて山稜のあることも分からない状況であった。ただ雨は上がっていたので、風穴に向けて車を走らせた。途中の水の元では、夏の風物詩の「流しそうめん」の営業準備で地元の方々が汗を流しておられた。風穴近くまで上がると、驚いたことに霧が嘘のように消えてそこから稜線に掛けてきれいに眺望が開けていた。山上は雨かと危惧していたが、中腹に掛かった霧の上は晴れていたという訳であった。登山支度はしていなかったが、暫し雲海の見える所を捜して登山道を歩きながらいつものように花々を物色してみた。
【写真↓】麓の定点から霧に包まれた皿ヶ嶺の山域を望む。将に梅雨の最中である。
【写真↓】登山道を辿って雲海の見える所まで上がってみた。眺望の乏しい山であり、辛うじて樹間に雲海を望むことが出来た。
【写真↓】湿気と寒暖差のなせるところか、冷気が霧になって噴き出す風穴。
【写真↓】風穴の外縁に咲いていたヒマラヤの青いケシは散ってしまっており、次に咲く蕾が膨らんできていた。
【写真↓】モンシロチョウがサワルリソウの蜜を吸う(登山道沿線のお花畑で)。
【写真↓】ギンバイソウの蕾も膨らみ始めたようだ(登山道沿線のお花畑の次の主人公)。
【写真↓】バイケソウは花の盛りを迎えようとしていた(登山道沿線のお花畑で)。