2月25日(火)
四国の雪山2座を歩いた直後であったが、天気予報がすこぶる良い伯耆大山への山行のお誘いを受けて行く気になった。全日ピーカンの青空が約束されていると期待していたが、行ってみると大山の山稜はガスに包まれ晴れ間を見る機会は殆どなかった。それでも天は100パーセント我々を見放した訳ではなく、時折その分厚いガスの幕を開いて瞬時山の様子を見せてくれたりもした。そんな大山の様子を少しばかり貼り出してみた。
【写真↓】朝8時半頃の5合目付近のブナ林は曇天ながらも霧氷に包まれていた。
【写真↓】午前9時に少し前、6合目直下からガスに巻かれた北壁を見上げる。ちょうど稜線上に出た太陽が濃い霧の中にその輪郭を現した。
【写真↓】山頂部が姿を隠した夏山登山道を登り行く。6合目辺りの灌木にはエビの尻尾が着いて樹氷の原の様相であった。
【写真↓】エビの尻尾が灌木を包み、まるで鳥の羽根の集積のような態をなしていた。そんな厳しい環境の中を強風に吹かれながら登る我らが面々。7合目付近で。
【写真↓】山頂直下のガスに巻かれていた雪原に一瞬そのガスが開けて青空が覗いた。
【写真↓】弥山々頂はガスに完全に包まれホワイトアウト状態であったが、頂上小屋で昼食を摂った後に再訪してみると、暫しガスが晴れて三角点ピーク辺りまでが陽光に照らされた。
【写真↓】下山途中に7合目辺りから山頂部を振り返った。ガスが晴れて山頂部まで暫し望めた。とても清新な瞬間であった。
【写真↓】6合目の上部を下山中に北壁を覆っていたガスが暫し晴れて、剣ヶ峰までも姿を現してくれた。そして、上空には青空も。
【写真↓】6合目辺りから元谷に直接下ることを計画していたが、雪の状態が悪く5合目から行者コースを採ったが、元谷には下らずにそのまま尾根伝いに南光河原駐車場まで直接に下った。とても歩き易い尾根筋であった。雪の季節がゆえに出来た芸当。