3月23日(日)
この冬まだ中国山地の雪の峰を歩いていないのが気になっていた。また例年は冬季に活躍するスノーシューが倉庫に眠ったままになっていたのも気懸りであった。ここで一気にそれらの懸念をなくそうとチャコと広島、島根両県の最高峰の恐羅漢山に出掛けて、台所原を併せて歩くこととした。春めいた天候の下であったが、恐羅漢山の山域の残雪は多く、よく締まった豊かな雪の上を効率良く楽しく歩くことが出来た一日となった。
【写真↓】牛小屋高原に車を置いて、百本杉からバージンスノーの支尾根を辿って稜線を目指した。
【写真↓】恐羅漢山への主稜線はたっぷりの雪で覆われていたが、ブナの古木の根元は根明けを始めている風情であった。春近しの感!
【写真↓】恐羅漢山々頂直下から登山者、スキーヤー、ボーダーなどの落書きだらけの山頂部の斜面を仰ぎ見る。
【写真↓】恐羅漢山の山頂。山頂部の岩も雪で隠れ、山頂標識も頭を出すだけのたっぷりの積雪量であった。
【写真↓】山頂から台所原へ向かって、バージンスノーを蹴って下って行った。
【写真↓】台所原平へ下った。登山者のトレースはなかったが、熊のものと思われる新らしい足跡が台所原平の広場に続いていた。
【写真↓】台所原平からの管理林道はその各所が雪崩のデブリで埋められていた。その雪の量は近年記憶にない程に多いものであった。
【写真↓】早手のキビレの道標。辛うじてその頭部を雪の上に出していた。