助けに来てくれたサショーや、同乗していたダニエラをはじめ、このときほどブルガリア人の友人たちや通りがかりの人たちの助けをありがたく思ったことはありません。哀れな姿のアウディがヘアピンカーブの真ん中で立ち往生しているとすぐに通りがかりの人たちが「他人事じゃないよねー」という感じで集まってくれました。(ほんとに邪魔なので他人事ではなかったのですが・・・)
一台四駆のワゴンがロープを持っていて、フルアクセルでブオーンと引いてくれて、さらに男性5人ほどで道路の端の安全なところに動かしてくれました。その間上下の交通を止めてくれていた2人の人がいました。
さっき私たちがぬいていった、ジャガイモを上にのせたベコベコのラーダが横を通り過ぎていきます。本当に「急がば回れ」です。
警察を待っている間にリュボミル(お茶の話を参照)から電話がかかってきました。「元気かい?」「いや~、それが事故っちゃって・・・」
「おお、大変だ、だれか助けはいるかい?」
「サショーが来てくれます」
「それはよかった・・・」
ダニエラの通訳で運転手が警察と話をしている間に、いきなり近所のおばさんが私に話しかけてきました。
「車の事故は仕方ないわよ~、前にはここに大きな鏡があったのに・・・」
事故にあった私たちをなぐさめてくれるのかと思いきや、この人、日本語を勉強したことがあるらしく、事故よりも日本人の私に関心があったようで、事故で混乱していた私に「日本語の動詞って・・・・」と言語の話をし始めました。ちょっとお、それどころじゃないんだけどなあ~。
「動詞が人称によって変化しないのよね~」と言ってきたので、
「相手が目上の人だと変化します。」というと、
「それは知っているわ、私、日本語の動詞400くらい知ってるもの。」という返事。じゃあ、聞くなよ。
でも、このおばさんに心の中でつっこんでいると少し自分に戻れた気がして、ちょっと笑ってしまいました。
このおばさん、今話したことをすぐにお忘れになられたのか、2回私のところに来て2回とも同じ話をしていきました。
レッカーを待っている間にまたリュボミルから電話。「だいじょうぶかい?」
「どうにか警察との話が終わってレッカーを待っているところです」
「それはよかった。今日はハーブティーを飲んで、ゆっくり休むといいよ。」(悪いことがあったときに彼と話すと必ず出てくる決まり文句です!)
後から聞くところによると、このリュボミルに早い段階で事故の話が伝わり、それで彼がすぐにサショーを始めいろいろな方面に助けを要請していたようです。
同じアパートの住人サショーが助けに来たことと、レッカーでまずは自分たちのアパートまで事故車を持っていったこともあり、アパートの住人はみんなすでに事故のことを知っていて心配して出てきてくれました。マリナはハグしてくれて「よかった~、無事で。」そしてすぐにお茶と軽い食事を準備してくれました。彼女の旦那コリョは自動車工場に知り合いがいるので紹介してくれるとのこと。そして、今回一番お世話になったサショーは保険や車のことに詳しいのでとても助かりました。
運転手は「ア~ア、なんか自分がバカに思えるよ。」とサショーに話すと、
「ぼくは今までに2回事故ったけど、じゃあ、ぼくがバカに見えるかい?」
なるほど、詳しいわけだ。
でも、困った人がいたら遠慮せずに手を差し伸べるブルガリア人に感謝しました。
この場をお借りしまして、ご心配くださり、コメントを寄せてくださった皆様に心から感謝いたします。
一台四駆のワゴンがロープを持っていて、フルアクセルでブオーンと引いてくれて、さらに男性5人ほどで道路の端の安全なところに動かしてくれました。その間上下の交通を止めてくれていた2人の人がいました。
さっき私たちがぬいていった、ジャガイモを上にのせたベコベコのラーダが横を通り過ぎていきます。本当に「急がば回れ」です。
警察を待っている間にリュボミル(お茶の話を参照)から電話がかかってきました。「元気かい?」「いや~、それが事故っちゃって・・・」
「おお、大変だ、だれか助けはいるかい?」
「サショーが来てくれます」
「それはよかった・・・」
ダニエラの通訳で運転手が警察と話をしている間に、いきなり近所のおばさんが私に話しかけてきました。
「車の事故は仕方ないわよ~、前にはここに大きな鏡があったのに・・・」
事故にあった私たちをなぐさめてくれるのかと思いきや、この人、日本語を勉強したことがあるらしく、事故よりも日本人の私に関心があったようで、事故で混乱していた私に「日本語の動詞って・・・・」と言語の話をし始めました。ちょっとお、それどころじゃないんだけどなあ~。
「動詞が人称によって変化しないのよね~」と言ってきたので、
「相手が目上の人だと変化します。」というと、
「それは知っているわ、私、日本語の動詞400くらい知ってるもの。」という返事。じゃあ、聞くなよ。
でも、このおばさんに心の中でつっこんでいると少し自分に戻れた気がして、ちょっと笑ってしまいました。
このおばさん、今話したことをすぐにお忘れになられたのか、2回私のところに来て2回とも同じ話をしていきました。
レッカーを待っている間にまたリュボミルから電話。「だいじょうぶかい?」
「どうにか警察との話が終わってレッカーを待っているところです」
「それはよかった。今日はハーブティーを飲んで、ゆっくり休むといいよ。」(悪いことがあったときに彼と話すと必ず出てくる決まり文句です!)
後から聞くところによると、このリュボミルに早い段階で事故の話が伝わり、それで彼がすぐにサショーを始めいろいろな方面に助けを要請していたようです。
同じアパートの住人サショーが助けに来たことと、レッカーでまずは自分たちのアパートまで事故車を持っていったこともあり、アパートの住人はみんなすでに事故のことを知っていて心配して出てきてくれました。マリナはハグしてくれて「よかった~、無事で。」そしてすぐにお茶と軽い食事を準備してくれました。彼女の旦那コリョは自動車工場に知り合いがいるので紹介してくれるとのこと。そして、今回一番お世話になったサショーは保険や車のことに詳しいのでとても助かりました。
運転手は「ア~ア、なんか自分がバカに思えるよ。」とサショーに話すと、
「ぼくは今までに2回事故ったけど、じゃあ、ぼくがバカに見えるかい?」
なるほど、詳しいわけだ。
でも、困った人がいたら遠慮せずに手を差し伸べるブルガリア人に感謝しました。
この場をお借りしまして、ご心配くださり、コメントを寄せてくださった皆様に心から感謝いたします。