息子が、職場で腹が立つことがあったから
このまま家に帰ったら、皆に当たっちゃうと思って
歩いて帰って来たというのです。
え~どれぐらいかかったの?と聞くと
2時間かかったと…
「お腹空いた~」と言って、ぱくぱくご飯を食べて
お風呂にも入らず、寝てしまいました。
私は、息子の成長を見た気がして、ちょっと
嬉しくなりました。
初女さんは、苦しい時は手を動かすことによって
こころが落ち着きます。
疲れも消えていくのです。と言ってました。
こういう時は、頭であれこれ考えても
いい方向へはいきません。
体を使うのが一番の解決となるのです。
2時間歩いて帰って来る間に、問題が自分の中で
随分軽くなっていたようです。
途中で遭遇した、猫の交通事故の方が
ショックだったみたいです。
初女さんは、苦しい時ほど手の込んだことを
すると言ってました。
息子は、手の込んだことなど思いつかないから
歩くという方法を選んだのですが、それは
いい選択だったと、ちょっと褒めてあげたい
気分です~
『人を傷つけるような言動には、人一倍腹が
立ちます。
立てて、立てて、煮えくり返るくらい。
感情を抑えると、必ずひずみが出てしまうから
感じたことはそのまま感じたほうがいいんです
ただ、腹立ちをあちこちに撒くようにしないで
自分の中だけでとことん感じることにして
おります。
腹が立つ裏には、きっとよくなるという信頼と
よくなってほしいという祈りがあります。
佐藤 初女 』