今朝の新聞に、尾木ママこと尾木直樹さんが
座間の事件のことを「若者が成長する過程に抱く
特有の心理につけこんでおり卑怯だ。
被害者には自殺願望があったと報道されている。
まさに思春期の特性というべきもので、
自己嫌悪、自身の人格への疑い、生まれたことへの
疑問、将来への不安は多かれ少なかれ、
誰でもが抱くと言って過言ではない。
「死にたい」という言葉として表出しても
驚かない。
文字通りの意味ではなくて、「誰かに話を
聞いてほしい」というSOSのメッセージと
受けとめる必要がある…」と書いていました。
思春期とは、本当にそういうものでした。
私も、自問自答しながら本を読んだり、
詩を書いたりしてました。
ひとりで孤独に浸ったりして…
きっと彼女たちも、不安や淋しさを
誰かに話したかったんじゃないかな~
初女さんが「話したい人は沢山いるけれど
聴く人がいない」と、よく言っていました。
この事件を知ったら、どんなに心痛める
ことでしょう。
事件以来「いのちの電話」へのアクセスが
急増し対応できないくらいだそうです。
初女さんも「いのちの電話」で講演をされて
いました。
初女さんのおむすびで自殺を思い留まった青年は
初女さんから頂いたおむすびが、タオルに
包まれているのを見て、自分を思ってくれる人が
いると感じ、死ぬのをやめようと思ったそうです。
人は人の思いを感じた時に、心が支えられ
立ちあがることが出来るのかもしれません。
星野道夫さんは「人の気持ちは、めぐる季節の
移ろいに立ち直されてゆく」と書いています。
これもまた真実だと思います。
奄美群島に「この世は神様からいただいた
仮の世。いつまでもとどまって居られましょうか
命を敬い生きていなさい。
この世の生をなし終えるまで」という歌詞の
島唄があるそうです。
今、辛くても必ず「生きてるって幸せ」と
思える日が来るから…
希望の光は降りそそいでいるよ
私たちが心を閉じていなければ、感じられるよ
幸せは条件じゃないもの
幸せを感じたいと思ってぐるりを見たら
幸せはあるよ
生きてるって幸せって思えるよ。
だから、生きていようよね!