~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

初女さんの夢

2017-11-26 22:03:27 | 日記

先日、久し振りにイスキアのスタッフと電話で

話した時に、スタッフの人が「初女先生、最後は

早く逝っちゃったよね」と言われたのを聞いて

あ~みんなそう思っているんだと思いました。

年齢を聞けば誰だって「天寿を全うされた」と

思うでしょうけれど…

亡くなる4か月前にお会いした時は、弱っては

いたけれど、以前のように動けなくなった体を

考えて、新しい森のイスキアを語られたというので

私たちも希望を持って、森のイスキアの

これからを思い描いていました。

それなのに…

思い返せば、初女さんは最後まで希望を持って

前に進もうとなさっていました。

スッタフの人が「今こそ初女先生が必要ですよね」

と言われたので、私も大きく頷き

「みんな場を求めてるから、森のイスキアも

話しを聴いて下さる初女先生も必要なんですよね」

と、力を込めて言っていました。

初女さんの考えていた新しい森のイスキアは、

イスキアを訪れた人も一緒にお料理をして

みんなで食べるというものでした。

想像するだけで、どんなに楽しい豊かな時間が

森のイスキアを包むことだろうと、

わくわくします。

初女さんの夢を私たちが実現することは

出来ないのだろうかと、ふと考えてしまいます。

森のイスキアは、初女さんが20年以上かけて

育んで来た場所です。

初女さんがいなくても、初女さんの精神は

宿っているはずです。

今、『いのちをむすぶ』の最期の言葉が

私の心を揺さぶり、私の中の鐘を鳴らしています。

 『私も、もっともっと働きたいと願っています。

  人はいくつになっても航海の途上にあるの

  ですから。

  一歩でも半歩でも進み、少しでも広がって

  行きたいのです。

  もうできないと悲観するのでなく、

  希望を持って次の展開を待っています。

   2016年 まだ見ぬ海の彼方を夢見ながら

              佐藤 初女 』





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする