~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

SEALDsの「民主主義ってなんだ?」

2015-12-14 23:27:07 | 日記

只今「高橋源一郎×SEALDs民主主義ってなんだ?」を

読み終わったところです。

SEALDs(シールズ)は今年の流行語大賞にもノミネー

されたくらい、今は誰でも知っていると思います。

今年、集団的自衛権に反対する為に、何回か

国会議事堂前に行きましたが、その時SEALDsの

学生の存在が、国会前に集まった人達に大きな

力を与えてくれていました。

憲法を踏みにじり、国民の声にも耳を傾けない

これだけひどい政治が行われているけれど、

そのことで若者が立ち上がって行動している

ということに、私たちは希望の光を感じました。

今までにない彼らのデモのやりかたに、若い人の

感性かと思っていましたが、それも勿論あるのですが

彼らが、キング牧師の演説を何度も聞いたり、

そうとう勉強し、話し合いその中からSEALDsの

かたちが生まれてきたのだと、初めてわかりました。

SEALDsの学生が「民主主義ってなんだ?」

と、コールすると国会前に集った人達が「これだ!」

と、応えるのです。

私たちは、そうだよこれが民主主義だよって

心から思い、国会に向かって「これだ!」と叫ぶの

ですが、この本を読みSEALDsの学生が本当に

凄い!と思ったのは、民主主義とはなんだ?という

問いと、とことん向き合い学び考えていると

いうことです。

多分、政治家の人達より民主主義とは何かを

考えているのではないかな~

 

『「民主主義とは何か?」と考えるのではなく、

民主主義的なことをやってみる。つまり、話し合ってみる

話し合いの中で、相手の意見を聴いて、自分も相手も

少しずつだけど変わっていく、そして共通の地平線が

見えてくる。そんな時に民主主義っぽいものを

感じる。それは、凝り固まった、与えらた制度としての

民主主義ではなく、「僕らの民主主義」の片鱗なの

だろう』

『法案が通るまでも、通った後も、そして次の選挙も

問われているのは政治家ではない。

「民主主義ってなんだ?」その答えをだすのは

ずっとずっと自分達の番なんだと思う。』

『SEALDsで活動するようになってから、私たちの

活動そのものが民主主義なのではないか、とも

考えるようになった。いずれにせよ、民主主義の

不在や空白は、自分達で埋めていくしかないのだ

と思う。社会に民主主義を見つけることが出来ない

この現状を打開したいと願うから、私は民主主義に

賭けたい。』

このSEALDsの学生達のあとがきを読み、私も

自分自身に「民主主義ってなんだ?」と問いかけて

みようと思いました。

本当に、ハッとさせられる本でした。

SEALDsの学生は凄いです!

 

 

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羽生君のありがとう

2015-12-13 23:50:46 | 日記

フィギアスケート・グランプリファイナルを観ていて

感動しました。

ひた向きな努力の上の演技は、心に響いてきます。

本当に素晴らしいファイナルでした。

又しても世界最高得点を出した羽生君が、終った後の

インタビューで「自分の体に有難うを言いたい」と

言った言葉が心に残っています。

そうなんだよね。私たちって自分の体は自分のものと

思っているから、感謝しないんだよね

でも、寝ている間も休まず体は働いています。

自分の体に有難うって、声をかけてあげることって

大事だな~と、つくづく思います。

寝るときに、自分の体に「今日も一日働いて

くれて有難う!」と、言ったら体は「ヨッシャ、これからも

頑張って働きまっせ」って思うんじゃないかな

羽生君は自分の体と、とことん向き合っているから

そのことが、よく分かっているんだと思います。

今日のグランプリ。ファイナルは、どの選手も

素晴らしかったです。

感動を有難う!

 

 

 

 

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有難うの一日

2015-12-12 23:58:04 | 日記

今日は、養護学校のバザーに出店して来ました。

お隣のお店には障害者の店員さんがいて、お弁当を販売

してましたが、色んなことを言ってお客さんにアピールして

いるのです。

その声掛けが面白くて、私はいいなーと思っていたのですが、

とうとう責任者っぽい人に、「余計なこと言わなくていいから」と

注意されたのです。

私は、彼は気分が落ち込んでしまわないかしらと、思ったの

ですが、全く気にする様子もなく、気分上々で呼び込みを

しているのです。

それも彼の障害かもしれませんが、羨ましくなりました。

あのメゲナイ明るさって、生きていくのに必要だよな~と

つくづく思いました。

もう一人、とっても人懐っこい女の子がいて、私に

話しかけてきたので、おしゃべりをしていたら、いきなり

私の手を握って、「あったかい手だね~」と言うので

「温めてあげる」と言って、その子の手を暫く握っていました

私は、手を握りながら心が温められていく気がしました。

今日は、お客さんも養護学校の生徒さんやご家族で、

生徒さんにとっては、お買い物の練習でもあるのです。

先生に「50円わかる、穴が開いたお金よ」と言われ

お財布の中をじーっと探して渡してくれる50円は

何だか特別なもののように感じました。

障害を持った人といると、私たちが忘れている大切なことに

気づかされることがあります。

神様が、なぜ健常な人と障害のある人をつくられかが

分かる気がします。

今日は、名前も知らない素敵な人達と出会いました。

有難うの一日でした。

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肝臓のような国

2015-12-11 23:22:42 | 日記

新聞に「がん哲学外来」創始者の樋野興夫先生が

興味深いことを書いていました。

日本は肝臓のような国家になればいいと…

肝臓は、正常な時は静かで騒がない。

再生能力が抜群。異物に対して寛容で、移植時の

免疫抑制剤も他臓器の10分の1で済む。

解毒代謝作用がある。血中を流れるたんぱく質の

80%は肝臓で作られる。

人間には約200種類の臓器があり、これは

世界の国の数と似たようなものだから、

樋野先生は世界平和も生命現象から獲得しようと

言われてるそうです。

日本は肝臓のような国を目指し、平和な時は

他国に口を出さず、異文化に寛容な国になって

欲しい。肝臓のような国になれば、世界に尊敬

されるのではないか?と、語っていました。

さすがお医者様、肝臓のような国家とは…

でも、肝臓の働きを知ると、先生の言われている

ことが、なるほど!と思えます。

国のあり方なんて言うと、何だか大きすぎて

自分は圏外。って思ってしまうけれど

こうやって見てみると、何だかどうあって欲しいかと

いうイメージが湧いてきます。

「日本肝臓国家論」面白いかも…

 

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書く

2015-12-09 22:19:20 | 日記

来年の1月14日から19日まで、横浜の白楽の

ギャラリーハイド&シークで「明日展」という書の

グループ展をやるのですが、今回はその中で私が

個展をやらせて頂く事になりました。

まだまだ個展をやるほどのチカラはないのですが、

7ヶ月かけて書いてきた作品を、先生に見て頂きました。

書く前に個展のテーマが見つけられず、書き終わって

初めてテーマが見えてきたという、逆バージョンに

なってしまいましたが、それも自分と対峙した結果

かなと、思っています。

そのテーマは『生きる』~佐藤初女さんを見つめて~

初女先生と出会って12年間、ずーっと先生の生きる

姿を見つめてきました。

筆を持ち、作品を書こうとする時、「手」を書くときは

先生の大きな手が浮かび、「足」は先生の

歩いて歩いてきた足の裏が心に蘇ってくるのです。

でも、思いが強すぎるとその思いに引っ張られるので

出てきた思いを心に沈め、書くのですが…

苦しみながらの連続でした。

中でも「祈」は、どんなに書いても「祈」と

ならないのです。

この字がこれほど難しかったとは…

初女先生は、「祈り」は自分を無くしたところのもの

と、言われていますが、そこにたどり着く「祈」を

書ける様になるには、まだまだ遠い先のことの

ようです。

ともかく、先生に見て頂き出品作品が決まり

やっと抱えてきた宿題を提出したような

ちょっとすっきりした気分です。

明日からまた、次に書く字を探してお稽古を

していかねば…

書は、自分の中にあるまだ知らない自分と

出会う場でもあります。

めっちゃ強そうな、「母」には自分でも驚いて

います。

初女先生のあの強く優しい母性の「母」は

いつになったら書けるかな~

 

 

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詩人・岩崎 航

2015-12-08 23:14:14 | 日記

今日、テレビで筋ジストロフィーの詩人・岩崎航さんを

知りました。

呼吸も人工呼吸器を使い、食べることも出来ず

衰えていく筋力の中で、パソコンで綴る5行の詩から

放たれるいのちの輝き

30歳を超えている岩崎さんは、少年のような目を

しているのです。

自分で出来ることは、何もないという彼の瞳は

どこまでも澄んでいるのです。

自殺を考えたこともあると言ってましたが

苦しみの底で生きることを選択した彼が紡ぐ言葉は

生きることへの讃歌のようです。

体は動けないけれど、心はどこまでも自由

彼を見ていると、むき出しのいのちがそこに

あるようです。

何と、豊かな何と崇高な…そして透明ないのち

岩崎航さん、映像を通してだけど、あなたに会えて

良かった。本当に…

     

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幸せと不幸

2015-12-07 12:13:38 | 日記

何となく分かっていたことが、あーそういうことだったのか

と、心にすとんと落ちた時、初めてそのことが実感できた

と、思えるのです。

ずーっと、幸せってなんだろう?と思ってきました。

「私、結構幸せかも」と思っていたら、息子の死に

よって今まで構築してきたものが、すべて崩れ去った

のです。

健康とか経済とか、幸せの条件を作りそれを

満たしていれば、自分は幸せって思っていたから…

でも、その幸せをすべて剥がされた時、幸せって

こんなものじゃないかも…という疑問が起こり

長いこと自問自答していました。

そして、やっと幸せって感性なんだ。と思ったとき

幸せも不幸もない!

幸せって感じたら幸せで、不幸って感じたら

不幸なんだ。って心にすとんと落ち

何だ、こんな簡単なことだったんだと気持ちが

楽になりました。

ただし、これは頭で分かっていても力になりません

体験を通して、実感しないと…

カール・ブッセの「山のあなたの」を読むと

あ~この人も悩んでいたんだなと思います。

     山のあなたの

  山のあなたの空遠く

  「幸さいはひ」住むと人のいふ。

  噫ああ、われひとと尋とめゆきて、

  涙さしぐみ、かへりきぬ。

  山のあなたになほ遠く

  「幸さいはひ」住むと人のいふ。

             (カール。ブッセ)

理って、なーんだこんなことかと思えるほど、

簡単なのかもしれません。

昨日息子に「お母さんの遺言と思って覚えて

おいて。

幸せとか不幸って条件じゃない、感じること

なんだよ。幸せって感じたら今この瞬間に

幸せになるんだよ。

でも、これは頭で分かっても全然ダメなの。

体験を通して身を持って分からないとね。

お母さん、この歳になってやっとわかったの。

このことを覚えといたら、気づきの

ヒントになると思うよ」と、言ったら

息子はいつになく真面目な顔をして聞いて

いました。

いや~生きてるうちにこのことが分かって

良かった~

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魂の伴走

2015-12-06 17:29:53 | 日記

よしもとばななさんの「サーカスナイト」を読み終えました。

この本は、癌で死期が迫った男友達に自分の子どもを

産んで欲しいと言われた主人公が、子どもを生み

夫を見送り、人との交わりと死者の魂との繋がりに

気づくことにより

悲しみや重い過去がほぐれていくという物語です。

読んでいると、主人公の女性に自分が重なり

忘れていたことを思い出しました。

子どもが亡くなった後、どこかで自分は幸せに

なってはいけないと思っていました。

嬉しいこと、楽しいことがあっても喜んでしまう自分に

後ろめたさを感じていたのです。

この悲しみは、私は墓場まで持っていくと心に

決めていました。

それが、初女先生にお会いしてから、私が喜んで

いるときは、天国の息子も喜んでいるのだと思え

息子が喜ぶこと、祝福してくれることをやろうと

そのことをいつも胸に歩いてきました。

「サーカスナイト」を読んで、魂とは確かに存在

するのだと、思えました。

亡くなった人の魂は、生きている愛する人の

幸せを一番に望み、その為に働いてくれていると

いうこと…

私は「深い悲しみがあっても、前を向いて歩いて

いる人と出会いたい」と、願っていたら初女先生との

出会いが与えられたのです。

これも、きっと息子の魂が働いてくれたからでしょう

息子は生前「お母さんは弱虫だからな~」と

言っていたので、心配して最高の方と会わせて

くれたのでしょう。

大きな困難や深い深い悲しみの先には

必ず、神様からのギフトが用意されている

これは真実だと思うのです。

息子の死が認められず、夢で「俺、死んだんだぞ

認めろよ」と、言われた愚かな母でしたが

悲しみにのみこまれずに、前を向いて歩いて

来ることが出来ました。

息子の魂の伴走があったからでしょう。

感謝です。 

ありがとう…

 

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自分を褒めてあげて

2015-12-04 23:51:47 | 日記

新聞に研ナオコさんが載っていました。

この人は、歌手としてデビューしたのに、バラエティー

で人気がでてしまったので、その印象が強いですが

私は、研ナオコが歌う中島みゆきというのを聴いて

心に響く歌を歌う人だなと、驚いた記憶があります。

その研ナオコさんは、声帯ポリープの手術を受けた

翌年に胆石で胆のうを全摘出した後、急に歌えなく

なるんじゃないかという恐怖が10年以上も続き

自信を失っていったそうです。

でも、コンサートで競演した美輪明宏さんに

「そんなに自己否定ばかりしていたら、自分が

かわいそうじゃないの。

もっと自分を褒めてあげなさいよ。」と言われて

自分を縛っていた思いから解放されたそうです。

これを読んで、自由奔放に見えた研ナオコさんも

自己否定をしていたのかと、思いました。

若い人たちと話すと、自己否定をし自分を

過小評価している人が多いのに驚きます。

そんなに自分を否定しないで、脳は素直なんだから

たまには、よく頑張っているよ!えらい!と褒めて

あげてほしいな~

そうしたら、よっしゃ~頑張りまっせ!と、いのちが

元気になるはずです。

田口ランディさんに「最近の若い人って自己否定

している人が結構いるけれど、どうしてなんだろう」と

聞いた時、ランディさんが「その方が楽なんだよ」と

言ったことが心に残っています。

どうせ私は…と、自分で自分を決め付けているので

しょうか…

もったいないな~人間は自らの気づきで変わって

行けるいきものなのに…

ナルシストでなく、素直に自分を好きになってほしい

今の自分を好きになり、認めてあげて!

そして、もっともっと好きになる為に気づき変わって

いくんだよ、人間って…

自分を否定していたら、変われないよ。

研ナオコさんは「私はまだ中堅です。

歌謡界の歴史に名をとどめるほどじゃありません。

これからもレベルアップをしなければ」と言って

いました。

「ダメなとこ一杯あるけど、私は好きだよ」と

自分を褒めて、もっともっと自分を好きになって!

世界中に一人しかいない自分を…

 

 

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よしもとばななさん

2015-12-02 22:29:09 | 日記

今日は休みで何の予定も入っていない一日でした。

夕方まで全部自分の時間だ!と思ったらワクワクして

あれをしよう、これもしたいと思っていたのですが

よしもとばななさんの「サーカスナイト」を読み出したら

止まらなくなり、読書の一日となりました。

ばななさんの作品は、1冊ぐらいしか読んだことが

なかったのですが、「サーカスナイト」は是非

読むようにと勧められ図書館から借りて来ました。

読んでいて、ばななさんは深い深い悲しみを

知っているのかしらと、心響きました。

『今はいない人に話しかける言葉はきっと

目に見えない花になってどこかで咲いていると

思う。』

『神様はいるって、息子が死んだとき思ったのよ。

ちょうど息子を産んだときと同じような白い光が

部屋いっぱいに満ちていたわ。

人が亡くなるときは不思議と命の光があふれて

いるのよ。不思議だね、死んじゃったのに。

泣いている私達もみんなその勢いのある光に

包まれててね。きっと人間はあっちとこっちの

世界を行き来するときすごい光を発するんだ

ろうね。

これらの言葉は、ばななさんが頭で考え出した

ことではなく、確かなものとして体の一部で感じ取って

いることではないかと、思えるのです。

『生きている限りは、ちゃんと生きる』この言葉にも

ぐっときました。

「サーカスナイト」それは、人はひとりでは変われない

けれど、人との繋がりと気づきの中で変わっていける

悲しみは確かにあるが、その悲しみが希望を

もたらすと言うこと…

まだ半分くらしか読んでませんが、ちゃんと生きようと

いうチカラをくれる本です。

夕方、素敵な郵便物が届きました。

羊毛のかわいいおサルの雪だるまちゃん

サンタさんの帽子とミカンがついていて、

クリスマスが終ったら、帽子を取ってみかんに

するとお正月になるというもの

すごいアイデアとかわいさ!

クリスマスが大好きだった息子の祭壇に

飾ろうと思います。

気がつけば12月になっていました。

祭壇にツリーも飾り、クリスマスにしてあげなくっちゃ

「一年で一番、クリスマスが好き」と言って

サンタさんに手紙を書いていた息子です。

今は神様のお側にいるのかしら…

今日は、何もしなかったけれど「しあわせ」って

たくさん感じました。

斉藤一人さんのこんな言葉を見つけました。

「幸せは全て自分の心から生まれる」

私も同感!そう思います。

今日という日に有難う

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