what's?? のなんちゃってアスリート日記

陸上競技と筋トレを中心に、日々の生活について書いています。100mで11秒5が当面の目標です。

CDか?ダウンロードか?

2007-04-07 22:09:20 | 音楽
僕が大好きなポール・サイモンの作品の中に、“Slip Slidin' Away”という名曲があります。
これはスタジオ・アルバムには収録されておらず、ベスト盤にのみ収録されているんですよね。
以前ライブ映像を見たときに一気に虜になってしまったんですが、
その一曲のためだけにベスト盤を買うのもなぁと思って躊躇してしまいました。
(なんせ他の曲は全部持っていましたから)
しかーし、ラッキーなことにそのアルバムはダウンロード販売もしており、
一曲ずつ購入することが出来たのです!
こういうときには非常に便利ですね~。

ずっとCDで集めてきたものですから、正直言ってダウンロードで手に入れることには抵抗があります。
CDは確かに場所を取りますが、なにより「買った」という実感がわきますし、
ジャケットのデザインも楽しめますからね。
iPodの成功以来、音楽プレイヤーは完全にハードディスク型に移行しましたから、
ダウンロード販売が広まったのは自然な流れだとは思います。
ちょっと前までは考えられませんでしたけどね。技術の進歩というのはおそろしいものです。
とはいえ、やはり形が無いものに対してはあまり安心感が沸かないというのが正直なところです…

もう一つ、アルバム収録の曲がバラバラに買えてしまうのも良し悪しではないでしょうか?
アルバムを作った側としては、全部をひっくるめて一つの作品として世に送り出しているわけで、
そういうつまみ食い的な聴かれ方・買われ方をしたらどうなんでしょうか。
シングルでは比較的キャッチーというか、一般受けするようなものを出して、
アルバムには本当に自分のやりたいものを盛り込む、というのはよくあります。
そういう作者の意図が損なわれたりすることはないんでしょうか。
音楽の商業主義化がますます加速しちゃう気もするんですよね。
考えすぎかなぁ。

一方、アルバム一枚は2000~3000円くらいしますから、
全部の曲が欲しいわけではないのにそれだけの値段を出すのはなぁと思って
買うのを止めてしまうことがあるのも事実です(冒頭に書いたのはまさにそれですが)。
結局はCD販売、ダウンロード販売の共存という形がベストなんでしょうかね。
また10年後にはだいぶ変わっているでしょうね。どうなっていることやら。
長くなりましたが、これにて。