◇待ちに待った落花生の収穫
このところずっと雨続きで、落花生の収穫ができないで焦っていた。
なにしろ最初の開花からせいぜい95日をめどに収穫することとされているのに、
我が落花生は開花が6月26日なので、すでに127日を経過している。
採り入れ時期を逃すと豆は食味が落ちて殻も褐色に変色してくるという。
今日はようやく雨も上がって採り入れ可能な天気になった。
しかしスコップで掘り起こすと、昨日までの雨をたっぷり吸った土は重く、スコップ
表面にべったりついて作業がなかなかはかどらない。
収穫前の落花生の木 掘り起こした落花生
とはいうものの豆は十分に実っていた。だが心配した通り中には殻が変色したも
のがあり、収穫的期を逃したことをうかがわせた。
豆はこの後木を裏返しにし、10日間ほど天日乾燥したのち豆をばらし、さらに
10日間ほど乾燥させてようやく食べることができる。
生のまま茹でて食べると、炒った豆にはない食味を味わえるが、まさに耕作者し
か味わうことができない醍醐味である。
本格耕作者の畑では豆の木をじかに畑に裏返して10日ほど乾燥させ、それを「豆ぼっち」という棒
を中心に豆の木を積み重ね1ケ月も北風にあてて乾燥させる。この乾燥過程で実の苦みが落ちて、
甘みと油がのるのだという。
吾輩は稲の天日乾燥を真似て「はざ」を作ってそこにかけて乾燥させることにした。
明日からしばらくは(1週間?)雨はない様子なのである程度乾燥するだろう。
カラスとハトに気をつけねば。
<参考>
茄子の木が急速に弱ってきた。
見事な秋茄子を何十本か収穫したので、もう木が衰えても不思議ではない。この頃小さな茄子
も一向に大きくならないので、一気に引き抜いた。
小ぶりの茄子はすべて茄子の塩漬けに。
(以上この項終わり)