読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

春の息吹「ふきのとう」と「梅の花」

2013年03月05日 | その他

春一番の後は
  この間(3/1)強い風が吹いて気象庁は「春一番」だといった(ほんとはその前にも強風が吹いており、
 私はそれこそが春いちばんだと思ったが)。
  その翌日もっと強い風が吹いて、東北や北海道では台風並みの吹雪で亡くなった人まで出た。
  北国(と言っても越後平野のへりだが)の生まれで、吹雪の怖さはある程度知っているので、ホワイト
 アウトに巻き込まれた人たちの狼狽と恐怖はいかばかりだったかと、気の毒でならない。遭難覚悟で
 雪山に出掛け、身動きが取れないから助けてくれと叫ぶ人たちとは事情が違うだろう。関東の強い風
 「これが春の本格到来の徴し」などと悠長なことを言っている場合ではないと思う。

  とはいうものの、千葉の北西部・下総にも確実に春は近づいており、その証である「梅の花」と「蕗の
 とう」が開いた。
  今年初めての蕗のとうは、魚沼の里に住まう舎弟が訪れた折に天ぷらと蕗味噌で初めて食した。文
 句なしに「春の香り」である。

         

  梅の花は西伊豆に行った時も、熱海も、大洗に行った折の通りすがりに見た偕楽園の梅も、未だしと
 いう感じだったが、この暖かさで見事に満開である。

     

  このころは道端には「ネモフィラ」に似た花「オオイヌフグリ」が咲き乱れている。
  小さく可憐な花で、春の野草としては上位ランクする花と思うが、ハート形の実が犬のふぐり(睾丸)に
 似ているので「オオイヌフグリ」と名付けられたという。
  植物学者もずいぶんと思いやりのない無粋なことをする。実に気の毒だ。 

   

   (以上この項終わり)

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