◇ 伊能忠敬の偉業を讃えるまち佐原
伊能忠敬(1745~1818)は17歳で佐原伊能家の婿養子になって以来、家業の酒造業等を発展させ、49歳で
隠居してから江戸に出て天文学を修め、北海道南岸の測量を皮切りに55歳から71歳までの16年間に10回に及
ぶ日本全国の測量を行い、ほぼ正確な日本地図に基礎を固めた。伊能忠敬が73歳で没した後1821年「大日本
沿海輿地全図」が完成した。
江戸時代佐原は水運の中核の地として酒、醤油などの醸造で隆盛を極め、小野川両岸に旧い商家が立ち並び、
小江戸と称される。かつての繁栄の面影を残す土蔵・商家などは平成8年重要伝統的建造物群保存地区の認定
を受けて、今なお旧くからの家業を続けている商家が多いことから「生きている街並み」と評されている。
9月6日(金)ボランティアグループの25年度文化教養活動の一環として「小江戸佐原」を訪れ、伝統的建造物
の街並み、伊能忠敬記念館において忠敬の偉大さを再確認した。当日は佐原街並み交流館のボランティアさん
に2時間に亘って懇切な御説明を戴いた。
<JR成田線佐原駅>
市内には旧いタイプの郵便ポストがここかしこにある。
<佐原街並み交流館>
・ 旧三菱銀行の建物を使った「佐原街並み交流館」佐原の町並みのランドマークのひとつ。
<伊能忠敬記念館>
・ 伊能忠敬の系譜、活動の足跡、測量器具、シーボルト事件の関係記録等々貴重な資料を展示。
(有料:大人500円・9:00~16:30・月曜日休館)
・ 小野川を挟んで対岸に伊能忠敬旧宅がある(只今補修工事中で見学不可)。
下の写真の左が旧宅。橋は「樋橋:別名じゃあじゃあ橋」(橋に樋が通り中央部から水を吐く)
<小野川両岸の伝統的建造物群>
<中心街の伝統的建造物群>
小野川・街並み舟めぐりは20分程度で1人1,200円
<昼食は和食で>
・蔵造り・数寄屋造りの洒落た造りの内部はテーブル席。旬の素材を生かした和食会席。
なかなか結構なお味でみなさん満足しました。
(以上この項終わり)