◇大津川の土手に生えた「からし菜」
3月の声を聞くと手賀沼に流れ込む河川のひとつ「大津川」の土手に自生するからし菜が顔を出し始める。
この新芽を摘み取って漬けるのが楽しみである。蕗のとうや筍などもそうであるが一年に一回しか味わえな
いというところに感動がある。今年は5日当たりがちょうどいいかと思っていたら雨催いの日が続いて、11日
に行ってみたら既に花が咲いたものがあり少し遅かった。毎年同じところに生えるが、気が付くと場所が移っ
ていたりする。
大津川の土手
蕾を漬けたからし菜
上から20~30センチのところで折る。柔らかいのですぐに折れる
ざっと洗って、たっぷりの熱湯を満遍なく掛ける。(茹でてはいけない)
まだ熱いが、荒塩を一握りつかんでまぶして揉み込む。親の敵に遭ったが如く
しゃにむに揉む。やがて黒っぽい灰汁が出る。からしの香りが出始める。
灰汁の出たからし菜は、さっと洗って今一度適当な量の塩をまぶして漬物樽に
入れ、5~6キロの重しを載せる。2・3日でいい具合に漬かる。
味の素を少し振って、醤油をサッと掛けて食べると美味しい。酒が進むこと請け
合いである。
漬かったからし菜は常温では発酵してしまうのでジプロックに入れて冷蔵庫で
保存した。
(以上この項終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます