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ダウト ~あるカトリック学校で~

2009年06月16日 | こんな映画見ました~(洋画)
『ダウト ~あるカトリック学校で~』
---DOUBT---
2008年(アメリカ)

監督:ジョン・パトリック・シャンリー
出演: メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス 、ヴィオラ・デイヴィス


前年のケネディ大統領の暗殺や公民権運動の高まりなど激動と変革の真っ只中にある1964年。
ニューヨークのブロンクスにあるカトリック学校でも、厳格な校長シスター・アロイシアス( メリル・ストリープ )に対し、進歩的で生徒の人望も篤いフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)はより開かれた校風にしていくべきとの持論を展開していた。
そんなある日、新人教師のシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は学校で唯一の黒人生徒ドナルドを呼び出したフリン神父の不可解な行動に不審を抱きシスター・アロイシアスに相談する。
シスター・アロイシアスは2人が“不適切な関係”にあるのではと疑い、フリン神父を厳しく問い詰める。
一方シスター・ジェイムズのほうはきっぱりと否定したフリン神父の説明に納得し、反対になおも頑迷にフリン神父への疑惑を深めていくシスター・アロイシアスの態度にこそ違和感を覚え始めるが…。
(allcinemaより)


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マンマ・ミーアでぶっ飛んだメリル・ストリープが今度は厳格なシスター。
どちらも見事に演ずるメリルに改めて拍手~ですね。

そしてフィリップ・シーモア・ホフマン がまたまた好演です。
この人が話し出すと、いつ手を口元に持っていって、女言葉が出てきても可笑しくない(笑)。
でも、そうなるのかと思ってましたが、立派に男言葉でメリルと言い競うのはすごい迫力でした。
やはり、上手いです!

しかし予告上手く作り過ぎ~ですね。
予告で何度も見せられたシーンが頭に焼きついてしまい、それに邪魔されてしまった感じはありましたが、二人の演技はもちろん見応え有りです。

激動と変革の真っ只中にある1964年が舞台ですが、その背景で心の癒しを求めている人の心の描写がもう少し丁寧だと、二人の主張のぶつかり合いがもっと心に迫ったように感じました。

911の衝撃が人々に落とした影が背景となって書き上げられた戯曲の映画化ということです。
確かに3人のキャストの役割は世の中を映し出したものなのかもしれませんね。
私は、どちらの言い分も「分かるわ~」と納得してしまう、流されやすいシスター・ジェイムズだなぁ・・・。
 
 



コメント (6)
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