『カラーパープル』
---The Color Purple---
1985年(アメリカ)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ダニー・グローバー、ウーピー・ゴールドバーグ、マーガレット・エイブリー、オプラ・ウィンフリー
---The Color Purple---
1985年(アメリカ)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ダニー・グローバー、ウーピー・ゴールドバーグ、マーガレット・エイブリー、オプラ・ウィンフリー
スティーブン・スピルバーグ監督が、ピューリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を実写映画化し、過酷な人生を歩む黒人姉妹の深い絆を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。
1909年、ジョージア州の小さな町で、まだ幼さの残る少女セリーが出産する。
彼女にとって、美しく賢い妹ネッティだけが心の支えだった。
その後、ミスターと呼ばれる横暴な男のもとへ嫁いだセリーは、奴隷のような扱いを受けるつらい日々を過ごす。
ある日、ミスターが愛人の歌手シャグを家に連れ帰る。
自立の精神を持つシャグとの出会いを通し、ようやく明るい未来を予感するセリーだったが……。
ウーピー・ゴールドバーグの映画デビュー作。
1986年・第58回アカデミー賞で10部門にノミネートされたが無冠に終わった。
-------私のひと言-------
お家鑑賞(Amazonプライム)。
先日映画館で見たカラーパープルの1985年版です。
スティーブン・スピルバーグ監督作品で、ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作品映画です。
かなり前にレンタルビデオで見ました。昔はビデオ屋さんのレンタルで見ていました。
先日映画館で見たカラーパープルの1985年版です。
スティーブン・スピルバーグ監督作品で、ウーピー・ゴールドバーグのデビュー作品映画です。
かなり前にレンタルビデオで見ました。昔はビデオ屋さんのレンタルで見ていました。
随分通いました(笑)。
今回ミュージカル仕立てになったカラーパープルはかなりアップテンポで弾けた感じがありましたが、1985年版も私が記憶してた印象よりは明るく力強く描かれていました。
多分双方ともアリス・ウォーカーの原作に忠実に描かれているのでしょうか、まったく同じ展開でした。
原作者のアリス・ウォーカーは公民権運動、女性解放運動で活躍した女性、カラーパープルのソフィア役を演じたオプラ・ウィンフリーは女優であり、非常に影響力を持ったテレビ司会者の1人として知られています。その後のウーピーの活躍も皆の知るところです。
1985年のカラーパープルはその後大きな影響力を持つ女性陣で描かれた映画だったと、今にして知りました。
1985年のカラーパープルはその後大きな影響力を持つ女性陣で描かれた映画だったと、今にして知りました。
ウーピー・ゴールドバーグがすごく痩せていて驚きました(笑)
https://blog.goo.ne.jp/mikawinny/e/d5325342ea0e312f612f58fc82dba971
1985年版とは雰囲気が違いますが、物語はそのままです。
ブロードウエイのミュージカルもおそらく原作通りなのかなって想像します。
ウーピー痩せてましたね~。
紫色、色は紫。紫とは、黒人の人が好んで用いる色。
そして一方では、誇りの象徴とも言われています。
この映画は、まさに黒人版の「女の一生」。
アメリカ南部のジョージア州の小さな町。
自分もまだ子供なのに、二人の子供を産んだセリー。
子供の父は誰? セリーの母親と寝ていた男。
彼は生まれて来た子を、次々とどこかへ連れて行った。
その彼女も、四人の子持ちの男に連れて行かれる。
仲良しの妹と別れて。
リンカーン大統領による奴隷解放が1862年。
それから47年も経っているのに、彼らは貧困と忍従という鎖に繋がれたままなのだ。
行った先の男は、セリーをセックスの道具であり、使用人としか考えていない。
そんな中で、徐々に徐々に、彼女はほんの少しずつ、自己に目覚めていくんですね。
自分が一体何なのか、なぜ呼吸をしているのか、生きる事、人間の尊厳をわずかずつ知っていくんですね。
女性の自立のドラマなんて生やさしいものじゃないんですね。
南部の地面を這いずりまわりながら、知っていく自分という人間の存在。
当時、SF映画や連続活劇でならしたスティーブン・スピバーグ監督が、アリス・ウォーカーの原作を基に、真正面から取り組んでいますね。
だからと言って、スピルバーグの変貌というのではなく、あの演出のダイナミズムは、紛れもなく、ここにも煌めいていますね。
命の輝き、その表現の中に、スピルバーグならではのパワーがこもっていると思います。
それにしても、セリーを演じたウーピー・ゴールドバーグがいいですね。たまらなく、いいですね。
ラストの姉妹や親子の再会の場面は、涙なくしては観れませんでした。
本当にこの映画は、見た人々に感動を与える映画だと思います。
私はビデオで見ました。ブログを始める前に見た映画だったので、最近のリメイク版鑑賞後改めて見てみました。そして又感動しました。
ウーピーは逞しい印象が強いので、こんなに可愛らしかったことに、改めて見入ってしまいました。