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丘の上の本屋さん

2024年08月02日 | こんな映画見ました~(洋画)
『丘の上の本屋さん』
---Il diritto alla felicita---
2021年(イタリア)

監督:クラウディオ・ロッシ・マッシミ
出演:レモ・ジローネ、コッラード・フォルトゥーナ、ディディー・ローレンツ・チュンブ

「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台に、年齢や国籍の違いを超え、本を通して老人と少年が交流する姿を描いたハートウォーミングストーリー。

イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上にある、小さな古書店。
店主のリベロはある日、店の外で本を眺めていた移民の少年エシエンに声を掛ける。
好奇心旺盛なエシエンを気に入ったリベロは次々と店の本を貸し与え、エシエンは、リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾ける。
本の感想を語り合ううちに、2人は年齢や国籍を超えた友情を築いていく。

店主リベロ役は「フォードvsフェラーリ」「我が名はヴェンデッタ」のレモ・ジローネ。

 

-------私のひと言-------
 
お家鑑賞(Amazonプライム)。
 
まず美しい村の風景に魅せられます。
テラスが素敵なカフェのお隣にある古本屋さん。古本屋さんの主人は頑固そうなお爺さん。
それだけで物語の展開を期待してしまいます。
その古本屋さんに出入りするちょっと個性的なお客とのやり取りの中で物語は進みます。
その中でも軸になるのは本屋の前で立ち止まった少年とのやり取り。
ブルキナソファからの移民の少年で本に少しだけ興味があります。
そんな少年に読んでご覧、と1冊ずつ本を貸していくうちに心が通じていきます。
読んでごらん、と貸し与えた本は「ピノッキオの冒険」「イソップ寓話集」「星の王子さま」「白鯨」「アンクル・トムの小屋」「ロビンソン・クルーソー」「ドン・キホーテ」。
 
自分が病気で先がない事を悟ったお爺さんが、最後に少年に与えた本が「世界人権宣言」が書かれた本でした。
何気ないやり取りで進んだ物語でしたが、ラストに示されたのは「世界人権宣言」。
オリジナルタイトルのIl diritto alla felicitaは、google翻訳で幸福への権利でした。なんか邦題だけで内容を把握してた気になってた私は、え?そういう話でしたか・・・と思いました。
最後の本の前までは楽しかったです。
オススメします。難しいことは抜きにして、楽しみましょう。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

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2 コメント

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観ました (こに)
2024-08-03 09:13:11
移民の少年(最初は少年じゃなく少女と思いました)がどんどん成長していくのが良かったです。店主の眼の確かさですね。

隣のカフェで働く青年も好ましかったです。

突然画面が切り替わったりBGMが途切れるのが気になりました。
もしかしたら短いドラマを映画に編集し直したのでは?なんて思いましたけど違うかな。
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こにさんへ! (小米花)
2024-08-03 15:54:33
こにさんならきっと見ておられると思いました。

そうですね、説明シーンがかなり潔く省かれていましたよね。
そうか~、ドラマだったかも?う~ん、本屋のお客の一人一人皆物語を持っていそうでしたね~。

少年に薦めた本で白鯨を読んだことがないので(汗)、読もうかグレゴリー・ペックの映画を見ようか迷っています。
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