毎年この時期に開かれる展示会は今年で9回目。
少し離れたところに登り窯・ガス窯・電気窯を持たれて教室なども主宰されている陶芸家の先生が、数年前までは自宅の傍らの工房で開催されていたのをこの宇陀の地で、この開催のために古民家を購入して開かれています。
この広大な山村部あたり一帯は民家も少ない過疎の集落が点在しているのだが、下界の喧騒とは全くかけ離れた清閑な土地が工芸家の感性にマッチして、様々な種類の工房(アトリエ)が多く在る。
何人かが幾つかの集どいを開かれていてイベントの案内状がタマに舞い込んで来る。
その中のひとつがこの山里工房のなかまたち展。
ヒグラシの鳴く山の片隅にひっそりとソコはあり、沿道から続く里の道にはアプローチまでびっしりとランプシェードが続いて空港の滑走路の誘導灯のように置かれている。
一年ぶりでありながらもいつも顔を合わせているようにお出迎えしてくださった構成メンバーさん達に懐かしさが甦って来る。
まず玄関をくぐったら
桑茶と蕎麦クッキーでのおもてなしに、羅漢様や何気なく添えられた野の草が。
作品の数々に暫し我を忘れる・・・
みんなそれぞれ唸らずには居られないシブさがあるんですよね。
「そんなら何で大きい画像にして見せてくれない?」と言ってるでしょ?
それは逆に作者に敬意を表しているからなんです。
今年は今までに無く羅漢サマが多く展示されていました。
2時間ほど作品を拝見させてもらったり、庭で焼いてくださった焼きそばにスイートコーンやら枝豆やらを頂いたり、ランプシェードの蝋燭に火を燈すのを手伝ったりして、午後7時。
アンデスを代表する民族楽器、ケーナの音が山里の谷間に響きだした。
ろうそく灯りのコンサート「風と大地の響き」
演 奏 : タンタナクイ
奈良・生駒市の茶せんの里高山在住の奏者はこの楽器をご自身で作られているという。
もちろん次に演奏されるケーナと並んでアンデスを代表する民族楽器「サンポーニャ」もつくられているとか。
曲は良く知られている分かりやすいものを選んでくださった。(竹田の子守唄)
去年ここに伺ったとき自分の陶芸作品を何点か持ち寄って見てもらったのだが、その中にオカリナも2つあった。
その頃コチラの作陶工房でもほぼ時を同じくしてオカリナを作られておられたようで、一年越しの練習の成果を見せてもらうことができた。
フォルクローレ (ラテンアメリカ諸国の民族音楽)を聞いていると何故か?何処と無く懐かしい気分になるのはどうしてなんだろ?
それは基本音階が日本の尺八のレ・ファ・ソ・ラ・ドと同じだからなんです。
「サンポーニャ」も雅楽で用いられる笙の笛や龍笛なども同類の音階なんです。
同じく手作りのアンタラなども同じなんです。
サイモンとガーファンクルでよく知られた『コンドルは飛んでいく』(El Cóndor Pasa)もその音階で作られているからなんです。
エンディングにはオカリナの演奏でドヴォルザークの「家路」で締めてくださいました。
暗くて画像にはなりませんでしたが暗闇の帰路はランプシェードの揺れる燈が耀いて夏の夜の暑さを暫し忘れさせてくれました。
少し離れたところに登り窯・ガス窯・電気窯を持たれて教室なども主宰されている陶芸家の先生が、数年前までは自宅の傍らの工房で開催されていたのをこの宇陀の地で、この開催のために古民家を購入して開かれています。
この広大な山村部あたり一帯は民家も少ない過疎の集落が点在しているのだが、下界の喧騒とは全くかけ離れた清閑な土地が工芸家の感性にマッチして、様々な種類の工房(アトリエ)が多く在る。
何人かが幾つかの集どいを開かれていてイベントの案内状がタマに舞い込んで来る。
その中のひとつがこの山里工房のなかまたち展。
ヒグラシの鳴く山の片隅にひっそりとソコはあり、沿道から続く里の道にはアプローチまでびっしりとランプシェードが続いて空港の滑走路の誘導灯のように置かれている。
一年ぶりでありながらもいつも顔を合わせているようにお出迎えしてくださった構成メンバーさん達に懐かしさが甦って来る。
まず玄関をくぐったら
桑茶と蕎麦クッキーでのおもてなしに、羅漢様や何気なく添えられた野の草が。
作品の数々に暫し我を忘れる・・・
みんなそれぞれ唸らずには居られないシブさがあるんですよね。
「そんなら何で大きい画像にして見せてくれない?」と言ってるでしょ?
それは逆に作者に敬意を表しているからなんです。
今年は今までに無く羅漢サマが多く展示されていました。
2時間ほど作品を拝見させてもらったり、庭で焼いてくださった焼きそばにスイートコーンやら枝豆やらを頂いたり、ランプシェードの蝋燭に火を燈すのを手伝ったりして、午後7時。
アンデスを代表する民族楽器、ケーナの音が山里の谷間に響きだした。
ろうそく灯りのコンサート「風と大地の響き」
演 奏 : タンタナクイ
奈良・生駒市の茶せんの里高山在住の奏者はこの楽器をご自身で作られているという。
もちろん次に演奏されるケーナと並んでアンデスを代表する民族楽器「サンポーニャ」もつくられているとか。
曲は良く知られている分かりやすいものを選んでくださった。(竹田の子守唄)
去年ここに伺ったとき自分の陶芸作品を何点か持ち寄って見てもらったのだが、その中にオカリナも2つあった。
その頃コチラの作陶工房でもほぼ時を同じくしてオカリナを作られておられたようで、一年越しの練習の成果を見せてもらうことができた。
フォルクローレ (ラテンアメリカ諸国の民族音楽)を聞いていると何故か?何処と無く懐かしい気分になるのはどうしてなんだろ?
それは基本音階が日本の尺八のレ・ファ・ソ・ラ・ドと同じだからなんです。
「サンポーニャ」も雅楽で用いられる笙の笛や龍笛なども同類の音階なんです。
同じく手作りのアンタラなども同じなんです。
サイモンとガーファンクルでよく知られた『コンドルは飛んでいく』(El Cóndor Pasa)もその音階で作られているからなんです。
エンディングにはオカリナの演奏でドヴォルザークの「家路」で締めてくださいました。
暗くて画像にはなりませんでしたが暗闇の帰路はランプシェードの揺れる燈が耀いて夏の夜の暑さを暫し忘れさせてくれました。