くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

洛陽のランチ

2011年02月01日 00時01分10秒 | 下町グルメ

ほぼ2ヵ月ぶりの京都でした。

お昼は何処で何を食べようか?  京都市内に行くとなかなか難しいこと。
駅前のビルとかのレストランだとなんだか味気ない気がするし、町家風の割烹なんて
入り口で値段も分からないから敷居がものすごぉ~く高い。

よく耳にするおばんざいと言うのは御晩菜のような気もするけれどもそうではなく、
京都では普段のお惣菜のことを言う。

せっかく京都へ行ったらそういうものを食べたいと思う。
もちろん高級な京料理ってのにも憬れるけれど、ランチに何千円もかけるのは
下々のできることでもない。

七条通を三十三間堂(国宝)から賀茂川方面へぶらぶら。  何軒かの店がある。
京和菓子の店が2軒、漬物屋・・・ うーん、腹は膨れないなぁ。
蕎麦屋、うんうん十割蕎麦には魅力を感じるけれど鯖寿司とのセットの気分じゃないなぁ。
CoCo壱番屋なぁ・・・京都まで来てカレーも無いよな。

そこに見えてきたのが ~京の下町ダイニング~ 萬三ハーツ
 京の味が楽しめるおばんざいや茹でたて手打ちうどんが人気のお店
お品書きの看板も立っていて、まあまあ手ごろなところかな?
と入ってみる。

笑顔の爽やかなもんぺスタイルのお姉さんが奥の席へと案内してくれた。
すぐに飲み頃のお茶を持ってきてくれて「寒いですねぇ」と。 可愛い。
鼻の下が伸びるのを隠すようにおばんざいランチを注文する。

松花堂弁当風の品がそっと置かれた。
造り三種に蒟蒻2種と生麩2種、出し巻き、小芋、酢の物、焼き魚
揚げ出し豆腐 などなど。 炊き込みご飯も嬉しい。


セットの小うどんは注文を受けてから茹でるので、少し遅れて
出される。
出汁のよく効いた京風のうどんだ。
これで1280円だから良心的なほうだ。
グッドタイミングでお茶のおかわりを入れてくれたのも優しい。
寒風の中で温かい心遣いの店に出会えてホッコリしたひととき。

店を後にして京菓子屋の前を通って、茶器まで菓子の素材で
創られた菓子を横目で見たが、いつもの僕らしくなく店の中まで
入って品定めをする気にもならないほど満腹・満足だった。

大ピンポーンでよかったぁ~~~