昨日の記事の末尾にチロッと書いた妹の次女のこと。
短大を無事卒業見込みで就職も内定をもらっていて、気分は開放~満開のようだ。
「勉強が嫌い」な「4年制なんかとてもとても」と言っていた姪。
伯父さんが『なばなの里』へ行ってきたと聞いて、行きたいと友達を誘ったら4人集まって
あの積雪第二段だった14日にで大阪から出かけたそうな。
名阪国道の針IC付近と言えば奈良県でも有数の寒冷地帯で、普段でさえ県の最低気温を
示す地域。 この日はその上に雪が降ってチェーン規制が発令された。
よほどのウインタースポーツ好きでもなけりゃ大阪府民は雪道を走ったことなんて無い。
三重県桑名市長島町まで1/4ほどしか走っていなかったので、なばな行きは断念を
せざるを得なく、一般国道を走って帰ろうと言うことにまとまったらしい。
ソッチの方向は室生・榛原と谷間の地形となるから、積雪となるとドンドン積る所。
案の定、雪に埋もれて動けなくなったんだとさ。
母親にJAFへの救援要請を依頼したが何度をしても話中。
そりゃあの日はどこもここもそんな雪に慣れない人ばかりだから無理も無い。
まして同乗者の誰もJAFの会員でもなかったらしいから「何万も取られるよ」と
母親も冷たいものだったとか。
諦めて少し先に見えるコンビニに歩いていって事情を話すと、車では救いようも無いと
近所の宿を斡旋してくれたというからすごい。
素泊まり4000円/一人で話を付けて泊まったとか。
そん時ゃ伯父ちゃんに連絡するどころか、40分ほど先の奈良県民だということすら
頭に浮かんで来なかったと。
翌日の15日には脱出して帰宅できたらしいから、仕方ないか・・・。
しかし懲りないヤツで、18日19日と家族揃って城之崎温泉に行く予定があるにも
かかわらずに16日の夜行高速バスでTDLに行き、一日遊んで17日の夜行高速
バスで18日の早朝帰宅して家族と合流したという。
でまた家で寛ぐ閑もなしに城之崎へ出発。
途中、蕎麦で有名な出石に立ち寄って蕎麦ランチ。
さあそろそろシッペ返しの出てくる頃だ。
蕎麦屋の座敷を下りてブーツを履こうとしたらクギッ! 思いっきり捻挫して
本人は涙・涙の家族旅行となったらしい。
カニを送ってもらった礼を言うためにした兄に、妹のボヤクことボヤクこと。
笑っちゃいけないとは思いつつも、その珍道中を聞くと笑いがこみ上げてくる。
3時頃に旅館に着いて医者を探したけれど、4時まで待たないと開く医院も無かったとか
宿が福祉協会に無理を言って車椅子を借りてくれたとか、レントゲンで異常が
無かったので湿布しかもらえなかったとか。 (保険証は持ち合わせていたらしい。)
涙が止まらないくせに、意地でも片足上げて温泉に浸かったとか。
帰り道に寄った玄武洞では、親切なオッチャンが気の毒がって『玄』サンの被り物を
着けて身振り手振りで物語を語ってくれるもんだから、を撮らなくては居られなかった
とか。
大阪・難波までツアーも帰ってきたものの、ナンバの町並みを両脇抱えられて歩くにも
足元が滑りそうで怖かったとか・・・
家族には遊び呆けた罰やと罵られ続けた旅行。
本当に 記念・記憶に残る家族旅行が出来たことですやろ。
言うときますけど、コレは僕の血筋やおません。 絶対に。
ホンマ 漫画みたいな姪ですわい。