京都・国立美術館での中国書画展に行く前々日、朝日新聞にその広告が掲載されていたすぐ傍におかしな和菓子作る女子コンビという記事があった。
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若い感性でユニークな和菓子を作る女性2人組創作コンビ「日菓」さん。
そのお二人の個展「食べたのち無くなる展」が上京区堀川通丸太町で
やっているという。
せっかく京都まで行くのだから、何か面白いものを見てきたいと思って張っていた
アンテナにドンピシャ こりゃ見に寄らないわけにはいかないワナ
二条城の北東すぐのビルの3階ギャラリーで開催されていた。
今回のテーマ『天気』にちなんだ8種類の和菓子は
おふたりの目標が「カフェでケーキを食べるように、和菓子を気軽に楽しんでもらうこと」で
まさに斬新な感じがするもの。ただ、食べたくなる欲求はそんなに湧いてくるモノではなかった。
洗練された匠のモノとはもちろん違う、新感覚という意味では
面白く楽しい。
お茶席として800円でその日の天気予報の 曇りのち雪 と お茶をいただける。 (残念ながら価値を見出せず遠慮しました。)
若いお二人らしくおしゃべりも楽しみながらイロイロと餡(案)を練ったのだろう
デッサンのような物も壁面に展示されていた。
ユニークだとは思ったが商品化されて販売したとしても、たぶん買わないと思う。
で、ギャラリーを出て堀川通りを渡った対面へ。
京都は飲食店だけでなく喫茶店も隠れ屋的に看板など揚げていないところも多い。
小さな張り紙のような物を見落とさずに行くと穴場があるものだ。
こじんまりとしたビルの内階段を2階に上がると、窓の向こうに二条城を借景にした
清楚な店内が広がった。 SONGBIRD COFFEE である。
メニューから 六曜社珈琲店(京都)コーヒー480円 と スコーンを注文した。
小腹を満たすには十分。
コーヒーも旨かった。
ついでに3階も探検させてもらうと、ファニチャーの展示場となっていた。
大学生だろうか? デザインの専門学校生だろうか?
何人かの若い男女グループが二組ほど見に立ち寄ったようだった。
寒い京都の一日で観光客も控えめで外人の姿も見えず、堀川も閑散として
寒さを余計に増すようだったが、落ち着いて京都の町並みを見れたのが
久しぶりに良かったと思う。