くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

歓喜会

2011年08月13日 23時18分24秒 | ひとりごと

お盆の行事は「仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)」というお経がもととなっており、
命の尊さや欲を離れた施しの大切さを教えてくれるものです。

ウチのご先祖からの宗派(浄土真宗の一派)では「お盆」ではなく『歓喜会(かんきえ)』と
言います。

浄土真宗では人が亡くなると即刻、阿弥陀如来様のご加護のもとに召されて
お墓にも仏壇にも亡くなった方は居なく、極楽浄土で暮らすとされています。

だから南無阿弥陀仏と唱えることにより、いつでも阿弥陀様を通じてご先祖様とつながり
年1回の「盆」だけ死者の霊が帰ってくるという考え方は存在しないのです。

それでも世間様と同様に「おもてなしの心」として、キュウリで馬を作り
【馬に乗って早よこっちに帰ってこい】、ナスで牛を作る【牛に乗ってゆっ
くりあの世へ帰れ】という風習を真似させてもらっています。

浄土真宗のお仏壇はやたら金箔を使ったキンキラキンの物が多いわりに
盆・正月などに華美な飾りを必要としません。
回転灯篭や家紋を入れた提灯なども飾らないのが正式なんです。

「先祖が迷うから提灯で明るくしましょう」などというのも阿弥陀さんが付いているから
迷うはずもないと言うのです。

お供え物の食べ物もも亡くなった方が食べるという意味では無く、阿弥陀様に
差し上げるつもりで、その阿弥陀様を信じる生きている者の食べたいものを
供え、歓喜会のあとは自由に食べれば良いのです。

ある意味合理的な宗派ではないかと思います。

だから迎え火も送り火もありません。
でも夏のこの時期のイベントとして大文字焼きなどは楽しませてもらっています。
ホウズキなども色合いを添えてくれています。

 

奇妙なことが起こりました。
お経を上げている最中にインターホンがいきなり奇音を立て出しました。
ブザーのような雑音のような、今まで聞いたことのない音でした。

玄関を出てインターホンを鳴らしてみましたが止まりませんでした。
1階エントランスにあるオートロックのインターホンからも試してみましたが
全く変わりませんでした。
それどころかエントランスからと部屋の玄関前からとではチャイムの音が
違うのですが、それからしばらくしてエントランスからのチャイムが鳴り続けました。
エントランスに降りて行ってみても誰も居ません。
ひょっとしたらご先祖さんがやってきたのかも知れないと思います。

気持ち悪いなどとは思いませんが、音が止まらないので電源ごと切ってしまいました。
万が一火災や煙を感知しても警報とつながらない危険はありますが、お盆で業者も
来てくれないと思うので仕方ありません。