今回起こった東日本大震災と非常によく似た地震が過去にもあったらしい。
震源域や津波被害などの面から東日本大震災との類似性が指摘されているのが
平安時代の869年に起きた「貞観(じょうがん)地震」。
やはり大津波を伴った地震だったらしく、この地震の前後には、東日本の日本海側と
中部、関東地方で大きな地震があったのだそうだ。
ちょうど今の余震と同じではないだろうか。
それから18年後(887年)、西日本は南海地震に見舞われた記録がある。
不思議なことに貞観地震の前年の868年には兵庫県で山崎断層帯による
「播磨地震」が発生していた記録もあり、16年前の阪神淡路大震災とも関連が怪しい。
今回の東日本大震災の影響で専門家は一部の活断層では地震の発生確率が
上昇したことを指摘していて、近い将来に南海地震の発生が予測される中で
注意すべきことである。
むやみに恐れることはないが、用心と心の準備は怠ってはいけないと思う。