こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20210404 前川喜平さんと寺脇研さんの対談

2021-04-04 20:43:33 | 教育・スポーツ

 

―4月4日長野市において、信州市民アクションが主催して、市民と野党の集いが開催され、元文部科学省事務次官の前川喜平さんと、同じく元文部科学省審議官の寺脇研さんの対談が行われました。集会では、4月8日告示、25日投票の参議院長野補欠選挙の予定候補者羽田次郎氏も駆けつけ、立憲民主党杉尾秀哉氏、共産党山口典久氏、社民党中川博司氏と共に挨拶をしました。―

寺脇研「本来、政治家と役人の仕事は力を合わせて国民のためにすることだ。」

前川喜平「政治家と官僚の関係がおかしい。今、官僚の三割の人が定年前に辞めてしまう。官僚の世界が劣化している。法案に誤りが見つかったが、あり得ない話だ。官僚の基礎体力が無くなっている。官僚の劣化は、政治の劣化だ。政治家が自分たちの都合のために官僚を使っていることが問題だ。菅さんも私物化している。それを隠すために、官僚がウソの答弁をさせられている。官僚は、もともと国民のために仕事をしようとしているのに、政治家のための仕事になっている。公共のために尽くすことが政治家の仕事のはずなのに。この間、憲法がどんどん壊されてきた。安保法制もそう。私は個人的に国会前のデモにも参加した。安倍政権になってから、人事で官僚を操作してきた。デモに参加したことがばれなかったので事務次官になった。私を事務次官にしたのは失敗だった(笑)。政策協定に新自由主義からの転換が書かれている。転換するためには今は政権交代しかない。かつては、自民党の中には、昔は違う意見を取り入れる度量があった。今は違う。かつては自民党の中に強固な護憲派がいた。自民党は変わってしまった。いまや利権政党だ。長野県は、私をよく呼んでくれる。山口県は全く呼んでくれない。」

寺脇研「長野県内で教科書を作る会社があることはすごい。子どもたちを中心とした、学ぶ側の教育をやってきたということだ。早くからゆとり教育やってきた。」

前川喜平「ゆとり教育は、いろんな体験から学ぶ、話し合いから学ぶ、自分の疑念から学ぶ。詰め込みは、疑うことを許さない。ペーパーテストでは計れない。全国学力テスト始まったが、文科省にやりたい人はいない。競争させるやり方では、学びは育たない。数学の先生に怒られるけど、二次方程式で生きている人はどのくらいいるのか?中学では二次方程式はいらない。国語と数学のテストだけの学力テストやめたほうがいい。学力テストへの参加は市町村教育委員会の判断。参加しないという判断もあるが全ての市長村がやっている。全部参加することは異常だ。新型コロナの安倍首相の全国一律休校も異常だ。二日前まで文科省内では、個別の対応を要請していた。今の官僚は、『なんでも官邸団』。市町村教育委員会は、個別に判断してよかった。しかし、99パーセントは、従った。子どもたちには、大人を信じるなと言っている。ごくわずかだが、島根県のように休校にしなかったところもある。東京都内は分散登校もしなかった。そのおかげで、家庭内暴力や学力差が生じた。学校再開で超詰込になった。かえって良くなかった。2021年度は不登校が増えるだろう。安倍政権と不登校の数は、相関関係がある。ゆとり教育の時は、不登校が減っていた。自分で考える自由な教育をするためには、教師が自由でなければならない。人事評価はおかしい。」

寺脇研「地方分権必要。新型コロナも東京基準。長野県には長野県の事情がある。伊那小学校では、ヤギを育てていて、どのくらいの餌をやると育つのか総合的に学習していた。それが、一極集中に変わった。ゆとり教育を やってよかったと思うのは、東日本大震災のとき。すでに過疎化が進んでいた中で、自分の故郷への愛情が育っていた。この町を、あのお祭りを復活したいと子どもたちが動いている。全ての市町村に高校は一つ必要。リモート使えば小さな高校でも生き残れる。学校を残すこと大事。これから学ぶことは、防災、環境は必修でしょう。全国一律、同じことをやる中央集権的な教育を変えていかなければならない。自ら学び、自ら考える教育に変えていかなければならない。」

前川喜平「安倍さんは、目に見える明らかに憲法改正をしてきたが、菅さんは目に見えない憲法の切り崩しをしている。日本学術会議の独立性を崩した。国立大学の学長の任命の独立性も崩された。菅政権は、裏側で憲法を壊している。ナチスの時代のワイマール憲法も掘り崩された。高校の学習が変わる。探求の学習に変わる。『公共』という教科が始まる。主権者教育や、同性婚をどう考えるか、入試における女性差別、核兵器禁止条約どう考えるか。地理総合で、防災が入ってくる。歴史総合で、世界史の中で日本史を学ぶことになる。ナチスに投票するかどうかという問いがある。民主主義が独裁を生むことは歴史的によくある。」

寺脇研「子どもたちが、ご飯が食べれなかったり、青あざをつくっている。見えにくい。子どもを救えない社会は情けない。今回の政策協定が実現すれば、子どもたちを救える。子どもに自己責任はない。子どもを守る人を選んでいかなければならない。」

 

 

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20200728 蘇南高校視察

2020-07-31 20:59:05 | 教育・スポーツ

7月28日南木曽町にある蘇南高校を視察しました。蘇南高校の校長先生は小川幸司さん。かつて深志高校にいらっしゃた時からの知り合いです。

新型コロナの影響で学校が休校となる中で、生徒の学びをどう保障するのか、先生たちが必死に取り組んできたオンライン学習などについてお話を聞きました。

たまたま中央西線が雨のため不通となり、高校が休校となったため、ZOOMによるホームルームも見学することができました。

生徒会長の伊藤さんが、駆け付けてくれて休校中に学んだことをお話をしてくれましたので、掲載しておきます。

「休校を通して」
「私は休校中の経験を通して、様々なことを学び成長できたように思います。
 ひとつは部活動のことです。私は、休校当初はこの状況の深刻さを理解していませんでした。部活の仲間たちと大会までの練習が潰れてしまうからと自主練習に励んでいました。そんななか、先生から大会の中止を告げられ、改めてこの状況の恐ろしさ、深刻さを感じさせられました。私たちにとって最後の大会に出られないことは、とても悲しいことでした。過去の自分たちへの後悔や、悔しい気持ちがたくさん押し寄せました。それでも部の仲間たちとは、連絡を取り合って、少しでも何かを続けようと約束しました。今までみんなで練習を出来たことは、特別なことだったのだと思いました。そして、今まで当たり前のように練習していた日々がかけがえのないものだと感じ、本当に感謝しています。
 2つ目は、学び方についてです。休校が続く中で私は授業が出来ないこと、先生や同級生に会えないことがとても不安でした。3年生のゼロ学期である春休みの期間も、どんな風に勉強していけば良いのかわからず、課題をこなすのみになっていました。学校からオンラインでのSHR、動画での学習が始まったことで不安は少し解消されました。また、画面越しにでもみんなに会えることはすごく元気を貰えました。動画学習はデメリットもあるとは思いますが、初めてやる範囲などでも自分のペースで学べることなど、とても便利でした。私は、動画学習の経験から現在はオンライン授業についての総合研究を行っています。今後、このような学校のあり方も可能性として考えられると思います。学ぶ手段のひとつとしてオンラインを利用することでたくさんのメリットが生まれるからです。
 3つ目はオンラインの可能性についてです。(……)例えば、オンラインを利用すれば、普段は遠くて会えない人や、より多くの人数での繋がりを作ることが可能になります。私は休校の期間に何度かオンラインイベントに参加させて頂きました。100人以上が参加しており、普段の自分ならその場での発言はしません。ですが、様々な意見が同時に飛び交うオンライン上でなら、自分も質問をすることが出来ました。海外からの参加の方もいて、オンラインの可能性をとても感じられました。
 最後は蘇峡祭についてです。休校によって本来行うはずだったイベントがいくつか無くなってしまい、文化祭は出来ないかもしれないと不安でした。そんな時に校長先生が私たちを全力でサポートする、と仰って下さり、その言葉に本当に励まされました。登校日には生徒会で話し合いを行い、休校中に個人で考えてくるというのを繰り返し、なんとか準備を進めていきました。校長先生が対面式で仰っていた、「出来ないことを考えるのではなく、今だからこそ出来ることを考える」という言葉は私の考え方を変えるきっかけにもなりました。この状況で文化祭をやることはどんな意味があるのかを考え、自分が出来ることは全力でやろうと思いました。今年の文化祭のテーマは「青春と一瞬~想像以上の自分へ~」です。この瞬間の大切さ、みんなと会える日々の大切さを知る私たちにとってこのテーマはぴったりでした。休校が開けてから大急ぎで準備を進める中、大雨による臨時休校もあり、本当に大変でした。しかし、忙しくても、大変でも、仲間と協力して取り組む時間は本当に楽しく充実していました。休校以前の私ならきっとこのように考えることはできなかったと思います。やりたいことも思うように進められず、1人で過ごしている時間があったからこそ、最後までやり遂げられたように思います。蘇峡祭本番はあっという間でした。ですが、本当に濃い時間になりました。この瞬間のために費やしてきた時間で私はたくさん成長出来たと思います。
 私は休校期間、文化祭での経験はこれからの自分にとって必ず役に立つと思います。これから先、進路に向けて進んでいく中でもこの経験を生かして更に成長できるよう努力して行きたいです。」(終)
 
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20200325 SDGsと教育

2020-03-25 23:34:34 | 教育・スポーツ

      

SDGsの17の目標のうち四番目の「質の高い教育をみんなに」という観点から、オランダなどで取り組まれている「イエナプラン教育」について学びました。

イエナプランにはいくつかの特徴があり、「異年齢学級」「サークル対話」「ブロックアワー」「ワールド・オリエンテーション」「インクルージョン」などです。一人ひとりの存在や問題意識を大切にして、「誰一人取り残さない」というSDGsの目標にも合致しています。

佐久穂町に私立のイエナプラン教育を行う「大日向小学校」が2019年4月に開校した。また公立では2022年度に広島県福山市常石小学校で導入の準備が進められている。学ぶことの本質的なことだと思うが全体的に導入するのは難しそうだ。私の地元の小学校では縦割りによる清掃活動や遠足などが取り組まれている。サークル対話も取り入れられている学校もあるだろう。もちろんインクルーシブ教育を行っている公立学校もある。一番の核となっている「ワールド・オリエンテーション」は、子どもが自ら問いをたて、調査し、研究する学びは、大学のゼミのようだ。小さい時から「問う」姿勢をもてると学びは面白いと思う。

世田谷区では公立のフリースクールが導入されイエナプランが導入されている。長野県でもつくりたいものだ。

イエナプラン教育20の原則

SDGs17の目標

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロ

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任 つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

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20191206 第3回教育を考える会

2019-12-07 00:34:23 | 教育・スポーツ

飯田市松尾公民館で開催された第3回教育を考える会に参加。講師は胡桃沢伸さん。東大阪市在住。

メモ抜粋

東大阪市で育鵬社の公民の教科書採択反対の運動に加わった。「障害は親の愛情が足りないから」という記載があった。しかし親学そのものには、なかなか反対しづらい。

「人は一つの国家に所属しなければ人間ではない」という日本会議の考え方では、とらえきれない人がいる。

教育再生首長会議は、日本教育再生機構に1220万円事務委託し、育鵬社の教科書採択を支援している。教育再生首長会議の会費を公費から出していることは問題。

親守詩の根本的な問題は、親の子どもへの愛や子どもの親への愛を利用して、郷土を愛し国家を愛することへ誘導していることである。

「親が変われば子も変わる」=親学。しかし「親が変わっても子どもは変わらない」こともあるし、「親が変わらなくても子どもは変わる」こともある。

 

感想・・明治以来の考え方を引きずっているけれども、一方で戦争へつながっていく思想に疑問を持ち、今の社会の在り方に疑問を持ち続けたいものです。

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20191126 松本体育協会表彰式典

2019-11-27 21:27:06 | 教育・スポーツ

令和元年度松本体育協会表彰式典があり、来賓として出席しました。 地域のスポーツ功労者、各種大会で卓越した成績を収めた個人77人・10団体が表彰されました。

精励表彰で私が所属する岡田体育協会から3名、卓球で3名が表彰されました。また、全国大会出場選手が表彰される栄光表彰では卓球から2団体2名が表彰を受けました。

それぞれ、まことにおめでとうございます。

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20191103 松本市長杯

2019-11-04 22:41:20 | 教育・スポーツ

第36回目の松本市長杯。36年前、市民祭の種目を9人制バレーボールからソフトバレーボールに、硬式卓球をラージボールに変えるなど市民参加の種目に変更して地区大会が開催されるようになりました。その代わり、それまでの種目はチャンピョンシップをかけて市長杯として行われてきました。卓球の部では、岡田地区は5年ほど前から参戦し、平成28、29年と連続優勝。昨年は準優勝、今年は3位と健闘しています。

 

私は監督として参加していますが、来年は選手で出れるよう練習をしたいと思いますが、どうなることやら。

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20190210 第30回テレビ松本カップ卓球選手権大会

2019-02-10 22:48:56 | 教育・スポーツ

      

30回目となるテレビ松本カップ卓球選手権大会の開会式に出席しました。記念行事として日本のトップ選手三人をおよびしてのデモンストレーションやチャレンジマッチが行われました。テレビ松本佐藤社長から経過と期待の挨拶がありました。

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20181021 第35回松本市長杯卓球の部 岡田地区準優勝

2018-10-21 16:16:16 | 教育・スポーツ

第35回松本市長杯争奪球技大会があり、地元岡田地区の代表として卓球の部に監督として出場。

一昨年、昨年と二連覇をしていましたが、今回は惜しくも決勝で敗れ準優勝でした。

選手の皆様、お疲れさまでした。

 

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本当に卓球やるんですよ。実は

2018-09-25 23:25:10 | 教育・スポーツ

        

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在日本朝鮮人卓球選手権大会開催される

2018-08-27 12:42:32 | 教育・スポーツ

    

 第42次在日朝鮮人卓球選手権大会が8月25日~26日に浅間温泉で開催され、お手伝いをさせていただきました。

 在日本朝鮮人卓球大会が長野県で開催されるのは2回目となります。1991年千葉県幕張で開催された世界卓球選手権大会で朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の統一チームがつくられ女子が決勝で中国を破り優勝しました。長野県はこの統一チームの練習会場となり、小岩井孝さんなどが尽力しました。

 その縁から、今回松本で表記大会を開催することとなりました。

 開会式では松本卓球連盟の宮下忠興会長が歓迎の挨拶をし、夜の交流会では日朝県民会議浜事務局長が挨拶をしました。86才になる小岩井孝さんも元気な姿を見せてくれ、1991年の幕張以来2年ぶりの再開の場面もありました。二日目は朝日親善試合が行われ、地元の南郷クラブや高校生と練習試合を行いました。

 私も長野のチームの一員として大会に参加し、団体戦、個人戦で久しぶりに大汗(冷や汗)をかきました。

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