10、昨日発表された食品の検査結果ヨウ素131<25Bq/kgと書いてあった。ヨウ素131が含まれていて危険だ。(×)記号(25Bq/kg未満)に注意。②ヨウ素131の半減期は8日。もう、福島原発由来のヨウ素131が食品等から発見されることはない。
11、新基準100Bq/kg超の汚染食品の発見には、食品から出る放射線量をサーベイメーターで測定するのが有効である。
(×)無理。①きちんとした遮蔽があって、②γ線の「エネルギースペクトル」が測定できる検査器が必要。
12、毎日100Bqの放射性セシウム食べ続けた場合の、年間の内部被ばくはおよそ1mSv程度である。
(〇)新基準は年間1mSvを超えないように設定された。
13、(低線量の)放射線被ばくのリスクは、白血球と固形がんの増加である。
(〇)その通り。
14、年間1mSvの内部被ばくと、年間1mSvの外部被ばくでは、前者の方がリスクが高い。
(×)Svは内部被ばくと外部被ばくを同じ土俵で比べる単位。
15、爪や髪の毛を保存しておけば、後日内部被ばくの検査に使える。
(×)そんな微量な試料で内部被ばくが分かるなら、大げさなホールボディカウンターなんて不要。
16、福島市内では、内部被ばくのリスクの方が外部被ばくのリスクよりも高い。
(×)これまでの様々なデーター食品検査、陰膳検査、給食検査、ホールボディカウンターは、福島においても内部被ばくが非常に少なく、おもなリスクは外部被ばくであることを示している。
17、放射性セシウムを摂取すると体内に蓄積され、その後何十年も内部被ばくする。
(×)大人で約100日、子供で約50日程度で排出される。また、骨に沈着することが懸念されるストロンチウム90は、福島ではセシウムに比べてムシできるくらい少ない、1/1000以下。
18、薬剤や微生物によって放射性セシウムを分解し、放射線を出さなくすることができる。
(×)「化学反応」では原子核を操作できない。無理。
19、福島各地の平均的な空間線量は(除染しなくても)事故発生から3年で約1/2になる。
(〇)セシウム134の半減期は2年、セシウム137は30年。事故当初、両者はベクレル値でほぼ1:1だった。これを用いて計算すると事故後3年で空間線量は約1/2に減る。
20、除染とは、土地・建物・樹木などにこびりついた放射性セシウムを物理的に剥ぎ取り、別の場所に移す作業である。
(〇)除染は移染。剥ぎ取って別の場所に移す作業。消し去るわけではない。