20180428 社会民主党長野県連合 第26回定期大会~社民党党首又市征治参議院議員
「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」
1.南と北は南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げることにより、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を引き寄せていく。
(1)南北関係を改善し、発展させることは、すべての同胞の一途な願いであり、これ以上、先延ばしにすることができない、時代の切迫した要求だ。
(2)南と北は、わが民族の運命は、われわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、これまでに採択された南北宣言と、あらゆる合意を徹底的に履行することにより、関係改善と発展の転換的な局面を開いていくことにした。
(2)南と北は高位級(閣僚級)会談をはじめとする、各分野の対話と協議を、早い日時に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を立てていくことにした。
(3)南と北は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置することにした。
(4)南と北は民族的な和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多方面的な協力と交流往来と接触を活性化していくことにした。
中では、6.15をはじめ、南と北に同じように意義がある記念日を契機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高め、外には2018年アジア競技大会をはじめとする国際競技に共同で進出し、民族の誇りと才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。
(5)南と北は民族分断により発生した人道的な問題を至急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催し、離散家族・親戚再会をはじめとする諸般の問題を協議、解決していくことにした。
差し当たって、来る8月15日を契機に、離散家族・親戚再会を進めることにした。
(6)南と北は民族経済の均衡的な発展と共同繁栄を実現するために、「10.4宣言」で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線および京義線鉄道と道路を連結し現代化させ、活用するために実践的な対策を行っていくことにした。
2.南と北は朝鮮半島で尖鋭な軍事的な緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力していく。
(1)南と北は地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的な緊張と衝突の根源となる、相手方に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。
差し当たって、5月1日から、軍事境界線一帯で拡声器による放送と、ビラ散布をはじめとする、あらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯として作っていくことにした。
(2)南と北は西海の北方限界線(NLL)一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するため、実際的な対策を立てていくことにした。
(3)南と北は相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる、様々な軍事的な保障対策を立てることにした。
南と北は双方の間に提起される軍事的な問題を遅滞なく協議解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず将星級軍事会談を行うことにした。
3.南と北は朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のために積極的に協力していくことにした。
朝鮮半島での非正常的な現在の停戦状態を終息させ、確固とした平和体制を樹立することは、これ以上、先延ばしすることができない歴史的な課題だ。
(1)南と北はいかなる形態の武力も互いに使わないという不可侵合意を再確認し、これを厳格に遵守する。
(2)南と北は軍事的な緊張が解消し、互いの軍事的な信頼が実質的に構築されることにより、段階的に軍縮を実現していくことにした。
(3)南と北は停戦協定締結から65年になる今年に、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定にt連関し、恒久的で強固な平和体制の構築のための南北米3者、南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。
(4)南と北は、完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した。
南と北は、北側が行っている主動的な措置が朝鮮半島の非核化のために大きな意義を持ち、重大な措置だという認識を共にし、今後、各々が自己の責任と役割を果たすことにした。
南と北は朝鮮半島の非核化のための、国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした。
両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事項を随時、真剣に議論し、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくため、共に努力することにした。
差し当たって、文在寅大統領は、今年の秋に平壌を訪問することにした。
2018年4月27日
板門店
大韓民国 大統領 文在寅
朝鮮民主主義人民共和国 国務委員会 委員長 金正恩
松本市の生活保護受給者は1608世帯、1908人で前年度と比較して世帯数で5増、人数で49人減。
65歳以上の高齢者世帯は55.2%、887世帯で最も高くなった。今後も障がいや一人親世帯が高齢化していくことが想定され増加の見込み。
国は、生活保護基準を見直すこととしているが、希望を奪う見直しには反対である。
波田地区で毎月一回行ってきた憲法学習会が一区切りとなりました。今日で20回目ですから1年半かけて、現行日本国憲法と2012年版自民党憲法改正草案を読み比べ、何をどう変えようとしているのか、参加者が自由に意見交換してきました。ほとんどの方が、現行憲法をすべて一言一句読んだことは生涯ではじめてです。自民党憲法改正草案も読んで、そもそも自民党がどんな社会を目指しているのかということも反面教師的に分かりました。自民党は、天皇を元首に据え、自衛隊を国防軍に変え、基本的人権を公益及び公の秩序のもとに制限する国家を目指す政党だということです。現行憲法の主権在民、戦争放棄、基本的人権の尊重と真逆です。特に、今日は第10章最高法規について議論をしましたが、自民党の考え方が集約的に現れている章です。
現行憲法97条は、基本的人権の尊重をあらためて最高法規の最初の条文として書いてあり、98条で憲法に反する法律はつくることができず、99条で権力を持つ者が守るべき規範であることを述べています。
ところが自民党憲法改正草案は、最高法規規定から基本的人権の尊重を削除して、天皇も憲法擁護義務者から外してしまいました。言ってみれば明治憲法に戻したいということですね。立憲主義の放棄です。
これからお試し改憲案が出てくるようですが、自民党は本質的には2012改正草案をベースにしている以上、絶対に阻止しなければなりません。
波田憲法学習会は、引き続き学習を行っていくこととなりました。
糸魚川から戻り、松本市現業労組の総決起集会に参加。「中曽根、小泉、安倍と続いてきた新自由主義経済によって民営化・規制緩和が進められてきた。働く者が大切にされる経済政策に転換するためともにがんばりましょう!」と挨拶をいたしました。