《学校等の臨時休業への対応》
子ども・子育て支援事業費 2億639万8千円
小学校の臨時休業時の子どもの居場所を確保するため、放課後児童クラブの運営時間拡大等やファミ リー・サポート・センターの利用料の減免に要する経 費を助成します。
・事業主体 市町村
・補助対象経費
①放課後児童クラブの運営時間拡大等に必要な経費
②ファミリー・サポート・センターの利用料の減免経費
・補助率 1/3以内
*3月に2週間学校が休業した時に10/10で支援した9400万円の3か月分。国1/3、市町村1/3
放課後等デイサービス支援事業補助金5702万4千円
特別支援学校等の臨時休業時の子どもの居場所を確保するため、放課後等デイサービスの運営時間延長等に要する経費の利用者負担分を助成します。
・事業主体 市町村
・補助対象者 障がい児通所支援事業所
・補助対象経費 利用料減免経費
・補助率 3/4以内
【新】 通所系社会福祉サービス継続支援事業補助金1億1035万1千円
社会福祉サービスを維持・確保するため、通所系サービスへの休業要請等に伴い、訪問サービス等の代替サービスを実施する事業者に助成します。
・補助対象者 通所介護事業所、通所障害福祉サービス事業所等
・補助対象経費 代替サービス実施等に要する追加経費
・補助率 10/10以内
学習指導員追加配置事業費 2617万2千円
学校の臨時休業により不足する授業時間数を補うため、再開後に補習等を実施する市町村立小中学校等に学習指導員を追加配置します。
・配置時間数 8,633時間(108人相当)
特別支援学校臨時休業対策事業補助金80万円
特別支援学校の臨時休業により生じた学校給食用食 材納入業者の不要食材処分費等を助成します。
・補助対象者 特別支援学校の給食用食材納入業者
・補助対象経費 臨時休業により廃棄した受注済み食材の調達・処分費等
・補助率 10/10以内
【新】 修学旅行費キャンセル料補助金92万4千円
中止等により生じたキャンセル料等を助成します。
・補助対象経費 修学旅行のキャンセル料等(令和2年3月実施予定分)
・補助上限額 生徒1人当たり12,060円
【新】 新型コロナウイルス感染症対策情報発信強化事業費3228万9千円
県民一人ひとりに感染防止策の徹底等の行動変容を促すとともに、県内需要を喚起し、困難に直面している県内各種産業を応援するための情報発信を強化します。
・テレビ、ラジオCM集中放送 ・県内地方紙、WEB広告掲載
・SNSによる動画等の配信拡充 等
業務継続環境整備事業費213万9千円
新型コロナウイルス感染症の感染拡大時においても県職員間で迅速かつ円滑に情報共有するため、ICT機器を整備します。
・導入機器 タブレット端末 36台
《その他》
障害福祉サービス事業所等ロボット等導入支援事業補助金360万円
障害福祉サービス事業所等における感染拡大を防止するため、介護ロボット等の導入経費を助成します。
・補助対象者 障害福祉サービス事業所等
・補助対象経費 介護ロボット等購入経費
・補助率 10/10以内
《感染拡大の防止》
社会福祉施設等感染拡大防止対策事業費 2億1393万6千円
社会福祉施設や文化施設、県立学校等での感染拡大を防止するため、マスク、消毒液等の確保や入所者用の個室整備を推進します。
・社会福祉施設等への助成
補助対象者
児童養護施設、保護施設、障がい者福祉施設、認可外保育施設、幼稚園、やまほいく認定園、介護福祉士養成施設等の各運営者
補助内容等
①県で一括購入する消毒液等を配付
(幼稚園には、該当施設による購入費を助成)
②入所者用個室の整備費の助成
補助対象経費 施設改修費
補助率 10/10以内
・文化施設、県立学校等のマスク、消毒液等の購入や入所者用の個室整備を実施
【新】 新型コロナウイルス発生事業所経営支援事業費1000万円
県又は長野市が従業員等の感染について公表した事業所が一時閉鎖した場合に、閉鎖期間中の人件費の一 部を助成します。
・補助対象者 県又は長野市が従業員等の感染を公表し、事業所の全部又は一部を一時閉鎖した県内事業者 ※売上高が前年同期比5%以上減少した場合に限る
・補助対象経費 一時閉鎖期間に係る次の経費(最大14日間)
① 雇用調整助成金の算定対象従業員の人件費
② ①に含まれない役員、個人事業主等の人件費
・1人当たり補助上限額
① 雇用調整助成金と合わせて12,495円/人・日
② 12,495円/人・日 ・補助上限額 一事業所当たり100万円
私立学校臨時休業対策事業補助金1020万円
学校給食の安全・安心を確保するため、学校給食調 理業者の衛生管理設備の更新費等を助成します。
・補助対象者 私立学校の給食調理業者
・補助対象経費 衛生管理用の設備更新、消耗品購入費
・補助率 10/10以内
【新】 特別支援学校スクールバス感染症対策強化事業費3460万5千円
通学時の感染リスクを低減するため、ジャンボタクシーの借上げ等によるスクールバスの増便により、医 療的ケアを要する児童生徒等の登下校を分散します。
・対象校 6校
《県民生活の下支え》
生活福祉資金緊急小口等特例貸付事業費 5億8383万8千円
県社会福祉協議会による生活福祉資金の特例貸付を円滑に実施するため、貸付けに必要な原資等を追加交付します。
・事業主体 県社会福祉協議会(窓口:市町村社会福祉協議会)
・貸付メニュー
①緊急小口資金
・対象者 新型コロナウイルス感染症の影響で休業等により収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯
・貸付上限 10万円(学校等の休業等の特例20万円)
・据置期間 1年以内
・償還期限 2年以内
・貸付利率 無利子
②総合支援資金(生活支援費)
・対象者 新型コロナウイルス感染症の影響で収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯
・貸付上限 2人以上世帯:月20万円 単身世帯:月15万円
・貸付期間 原則3月以内
・据置期間 1年以内
・償還期限 10年以内
・貸付利率 無利子
住居確保給付金事業費581万円6千円
休業等に伴う収入減少により住居を失うおそれが生じている者に対して、住居確保給付金を支給します。
・支給対象者 給与等を得る機会が当該個人の責に帰すべき理由・当該個人の都合によらないで減少し、離職や廃業と同程度の状況にある者
・支給額 単身世帯:月額31,800円以内
2人世帯:月額38,000円以内
3~5人世帯:月額41,300円以内
・支給期間 原則3か月(最大9か月まで延長可能)
市町村国民健康保険傷病手当金等支援事業費3913万8千円
給与の支払いを受けている被保険者への傷病手当金の支給や収入減となる被保険者への保険料(税)の減免を行う市町村に対し財政支援を実施します。
【新】 頑張るアーティスト応援事業費1230万円
文化イベント等の開催自粛に伴い発表機会を失った アーティストの作品創作費を助成するとともに、相談支援を実施します。
・補助対象者 長野県ゆかりのアーティスト、団体
・補助対象経費 インターネット上で鑑賞可能な作品の創作費
・補助率 10/10以内
遠隔教育環境の整備 6億556万4千円
県立学校のICT環境整備を前倒しするとともに、学校の臨時休業期間中においても、児童生徒が家庭でオンライン学習ができる環境を整備します。
・県立学校にタブレット端末を整備
・インターネット接続環境がない家庭にモバイルルータを貸与
・特別支援学校に持ち運び可能な点字ディスプレイ等の機器を整備
・インターネット上に家庭学習を支援するポータルサイトを整備
《県内経済の下支え》
中小企業融資制度資金 129億8126万3千円
中小企業融資制度資金に3年間実質無利子、無担 保、5年間元金据置きとなる資金メニューを追加するなど、事業活動の縮小等により厳しい経営環境にある 中小事業者等の資金繰りを支援します。
①長野県新型コロナウイルス感染症対応資金
・融資可能額 500億円
・貸付対象者 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、セーフティネット保証4号、5号又は危機関連保証を利用する事業者等 ※信用保証付融資の既往債務について借換可能
・貸付限度額 設備資金と運転資金の合計で3,000万円
・貸付利率 売上高が15%以上減少した事業者等:年1.3%
売上高が5%以上減少した事業者等:年1.6%
※当初3年間利子補給を実施(一定要件あり)
・貸付期間 10年以内(据置5年)
②経営健全化支援資金(新型コロナウイルス対策)
・融資可能額 100億円
・貸付対象者 新型コロナウイルス感染症の影響で売上高が前年同月比15%以上減少した事業者 等
・貸付限度額 設備資金:6,000万円 運転資金:8,000万円
・貸付利率 年0.8%
・貸付期間 設備資金:10年以内(据置2年) 運転資金:7年以内(据置2年)
【新】 県・市町村連携 新型コロナウイルス拡大防止協力企業等特別支援 事業費45億6百万円
感染拡大を防止するため、県からの休業要請等に協力いただいた事業者に、市町村と協調し、1事業者当たり30万円の協力金等を支給します。
・県・市町村連携 新型コロナウイルス拡大防止協力金
①支給対象者 休業や営業時間の短縮等の要請に協力した事業者
②対象施設 キャバレー、カラオケボックス、スポーツクラブ、映画館、飲食店・喫茶店等
・県・市町村連携 新型コロナウイルス拡大防止支援金
①支給対象者 休業の検討依頼を受け休業した観光・宿泊事業者等
②対象施設 博物館、ホテル、ゴルフ場等
・協調割合 県:市町村=2:1
【新】 飲食・サービス業等新型コロナウイルス対策応援事業費 3億614万円
テイクアウトや宅配などサービス事業者等がグルー プで行う事業の多角化等に向けた新たな取組を支援します。
・事業計画策定のためのアドバイザーチームによる相談支援
・事業計画に基づき実施する設備導入費等の助成
補助対象者 事業者グループ
補助対象経費 設備導入、販路開拓費用等
補助率 ハード事業 9/10以内 ソフト事業 10/10以内
補助上限額 300万円
・新たなビジネス展開に向けて学ぶオンライン講座の開設
【新】お宅に届く信州の名産品“信州ふるさと割”事業費 4千万円
県内事業者を支援するため、インターネット通販サイト「NAGANOマルシェ」において商品を紹介し、3割引で販売することで、県産品の価格競争力を高め、県内外での販売を促進します。
・委託先 (一社)長野県観光機構
・委託内容 商品の開拓、商品登録事業者に対する割引額の助成等
・販売目標額 1億円
【新】 飲食・宿泊業クラウドファンディング活用応援事業費3千万円
売上が落ち込んでいる飲食店等を支援するため、クラウドファンディングを活用して食事券を販売する仕組みの構築を支援します。
・補助対象者 クラウドファンディングの活用により飲食店等を支援する団体
・補助対象経費 クラウドファンディング手数料等
・補助上限額 調達額の30%
・目標調達額 1億円
【新】 県産食材「食べて応援」地域内消費推進事業費 2億8352万2千円
感染拡大の影響を受けている県産ブランド食材の消費拡大を推進します。
・小中学校等へ魅力ある県産食材を無償提供し、オリジナル教材を用いた食育体験の実施
・消費を促す動画の作成や専用ウェブサイトによる情報発信
・小売業者等と連携した「食べて応援」キャンペーンの展開
【新】 生活経済対策有識者懇談会開催事業費224万7千円
新型コロナウイルス感染症による県民生活や県内経済への影響を最小限とするため、幅広い分野の有識者で構成する懇談会を開催します。
(質問)国の雇用調整助成金の説明資料はダウンロードすると50ページにもなる。小学校等の臨時休業に対応する保護者支援も、説明書を見ただけで「めまいがする」など、非常に申請がやりにくい状況があると聞いています。県として申請への支援をどのように行っているのか。
《医療提供体制の強化》
新型コロナウイルス感染症対応医療機器等整備事業費28億4916万2千円
医療機関での受入体制を300床以上に拡大するため、患者の受入れに必要な設備整備費等を助成します。
・補助対象者 医療機関
・補助対象経費 ①設備等整備
人工呼吸器、体外式膜型人工肺(ECMO)、個人防護具、空調設備費、 医療用シェルター 等
②病床確保 空き病床確保時の減収相当額、退院後の消毒費
・補助率 10/10以内
【新】 軽症者等受入施設等確保事業費 18億5067万6千円
重症者及び中等症者を優先的に医療機関で受け入れ るため、軽症者及び無症状感染者の療養に必要な県内 宿泊施設を借上げ等により確保します。
・宿泊施設等の確保 200人分
【新】 新型コロナウイルス感染症患者受入医療機関支援事業費5億4050万円
感染拡大時における地域の医療提供体制を維持する ため、感染リスクを抱えながら患者を受け入れる医療機関に協力金を支給します。
・病 院 患者の重症度や受入実績に応じて協力金を支給 一人200万円 重症患者500万円
・診療所 院内感染等により休業した場合に、休業前までの診察継続に対する協力金を支給
*状況をみながら6月補正予算も優先検討課題に。
【新】 周産期診療体制整備事業費 1億3653万8千円
感染した妊婦を受け入れる周産期医療機関を県内4広域に整備するため、医療器材の購入費等を助成します。
・補助対象者 総合周産期母子医療センター等
・補助対象経費
①設備整備費 胎児診断装置、分娩監視装置、閉鎖式保育器、新生児モニター等
②受入れ医療機関の医師等の人件費
・補助率 1/2以内 残り1/2は?
【新】 オンライン診療導入支援事業費 400万円
院内感染等を防止するため、医療機関にオンライン 診療の導入経費・運営経費を助成します。
・補助対象者 オンライン診療を導入する医療機関
・補助対象経費 導入経費・運営経費
・補助率 10/10以内
・補助上限額 20万円
【新】 医療人材確保・派遣等支援事業費1億8558万
感染拡大時における地域の医療提供体制を維持するため、感染症対応を行う医療機関への医療従事者の派遣経費等を助成します。
・補助対象者 医師等の医療従事者(専門医療チームを含む)を派遣する医療機関
・補助対象経費 人件費、旅費等
・補助率 10/10以内
【新】 DMAT・DPAT医療チーム派遣事業費 1千432万円
県がDMAT等の医療チームに医療活動支援を要請した場合の活動費を助成します。
・補助対象者 DMAT・DPAT医療チームを派遣する医療機関
・補助対象経費 DMAT・DPAT医療チームの人件費等
・補助率 10/10以内
【新】 患者受入調整・搬送事業費 1千573万3千円
「県新型コロナウイルス感染症患者受入調整本部」において、重症患者等が発生した場合の受入医療機関の調整を行い、患者搬送を支援します。どの部分を支援するのか?
入院医療費公費負担事業費 2億2494万8千円
新型コロナウイルス感染症患者の入院医療費につい て、公費により負担します。
【新】 相談体制維持・強化事業費 7千444万5千円
感染拡大に伴う相談件数の増加に対応するため、有症状者や社会福祉施設等からの相談に対応する窓口体制を強化します。
・県看護協会に相談窓口を新設
新型コロナウイルス感染症対策専門家懇談会運営費 224万7千円
感染症対策等の専門家による新型コロナウイルス感 染症対策専門家懇談会を開催します。
新型コロナウイルス感染症予防対策物資購入事業費 3億円
医療機関や県有施設等での感染拡大を防止するため、防護服やサージカルマスク、サーモグラフィー等を購入します。
【新】 新型コロナウイルス感染症対策関連製品供給体制構築事業費 1億円
医療現場等の医療資材不足を解消するため、医療従事者向け防護服等の生産・供給体制の構築に取り組む県内企業に対し設備導入費等を助成します。
・補助対象者 感染症の診断、治療、感染拡大抑制等に資する製品の生産・供給体制の構築に取り組む県内企業
・補助対象経費 設備導入費等
・補助率 中小企業 3/4以内、中小企業以外 2/3以内
・補助上限額 2,000万円
(質問)
①感染症指定病院においては、自ら感染の恐れを感じながら患者の受け入れを行ってきている。まずは知事から感謝と励ましの言葉をかけていただきたい。
感染症病床は、1996年9716床あったのが、2019年には1758床に削減されている。では感染症が減っているかといえば、そうではなく「感染症及び寄生虫症」は1996年の死亡者数は17,742人でしたが、2018年には20,4172人に増えています。結核死亡者数は毎年2000人前後を推移しています。インフルエンザによる死亡者は2009年の新型インフルエンザの時で625人であったのに2018年には3325人となっています。つまり感染症による死亡者は増えているにもかかわらず感染症病床は減らされてきたということです。
保健所の統廃合や保健所の職員数も減らされ続けてきました。また、県内感染症指定医療機関は、先の厚生労働省が発表した統廃合の検討を求められている医療機関にもなっています。
加えて肝心の感染症病院で、マスクや防護服が足りていないのです。ある感染症指定病院では、医療従事者は一日1枚、事務は一週間で一枚しか支給されていません。防護服を消毒して使いまわしています。このままでは、あと一ヶ月でマスクや防護服がなくなると言われています。
今回、3億円の購入予算が計上されていますし、国も医療防具を優先的に提供すると言っていますが、世界的に不足しているなかで一体いつ現場に届くのでしょうか。
そこで、提案ですが県農政部では最近では豚熱ですが、家畜防疫用の防護服などが備蓄されていると思いますが、感染症指定病院などに活用できないでしょうか。現在、農政部にはどの程度備蓄されているのでしょうか。
②当初県は、感染者の受け入れ先を軽症者についいては宿泊施設と自宅療養を考えていた。しかし埼玉県で自宅療養者の容態が急変し死亡したことから、基本的に宿泊施設で療養してもらう対応に切り替えました。そのことについての知事のお考えをお聞かせください。次に現在医療機関で感染者を何人受け入れ可能になったのか、200人の宿泊施設での受け入れ態勢と重症化した場合の感染症指定病院との連携のあり方についてどのように考えているか。
③使用された患者・医療従事者のものは廃棄か洗濯、乾燥、殺菌の徹底が必要なことから、感染症の入院患者のタオル・寝間着などを完全公費化できないか。
《検査体制の強化》
(新)新型コロナウイルス感染症外来・ 検査センター(仮称)設置事業費10億3041万2千円
感染の疑いのある方の診察と検体採取を集中的に行うため、帰国者・接触者外来に加え、「新型コロナウイルス感染症外来・検査センター(仮称)」を県内20か所程度に設置します。
(新)PCR等検査体制強化事業費4億9314万6千円
1日当たりの検査可能件数を300件以上に拡大するための検査機器整備等を推進します。
・医療機関等の検査機器購入費の助成、・環境保全研究所、保健福祉事務所のPCR検査機器、検査試薬等の購入・民間検査機関への検査委託・PCR検査費用等の自己負担分の無料化
(これでどうなる)
現在、受信の目安となっている37.5度以上の発熱が4日以上続く人(高齢者は2日程度、にんぷも早めに)は、まず県内11か所にある保健所(有症状者相談窓口)へ電話する⇒感染の疑いありなら⇒帰国者・接触者外来(県内28病院)+外来・検査センター(県内20ヵ所)で検体採種⇒PCR検査(現在88検体を300検体へ)
(質問)
①国は当初PCR検査を感染者に限って医者の判断で行ってきたが、無症状者や軽症状者が感染を拡大している恐れがあることから、4月14日医師会に対してPCR検査への協力依頼を行った。これまでの国の説明は「PCR検査を拡大すると医療機関へ押し寄せ医療崩壊になるため」と説明してきたが、韓国や台湾、ドイツなどの例をみれば、検査を拡大することによって感染の拡大を抑え込んできている。遅きに失したという感は否めないが、知事はなぜこの段階でPCR検査の拡大を決断したのか。
②保健所で「帰国者・接触者外来」と「外来・検査センター」に振り分ける意味はあるのか。県民かすればわかりにくいので同じ名称でいいのではないか。
③PCR検査の優先度に応じて「県環境保全研究所・長野市保健所・信州大学」「民間検査会社」「県内の病院(10前後)」に振り分けるとするが、この場合の「優先度」とはどういうことか。
④いつ頃からPCR検査の拡大が始まるのか。ランプ法の検査機器の導入見込みは。PCR検査機のこれまでの機械の精度とランプ法の精度はどの程度か。
(以下facebookの投稿から記録として残して置きます。この現実を多くの人に知ってもらいたいから)
気が狂いそうなのでしたためておく。
私は首都圏の「けっこう大きな病院」に勤める看護師だ。
今回の新型コロナウイルス感染症の蔓延を受け、行政からの要請を受けて最大80名の陽性患者を受け入れることが決定した。80床の空床確保のために入院患者の大移動、新規入院や手術の制限が始まったのが4月の初め。そこから2週間が経過した。
ちなみに3月末より現在まで、全職員マスクは3日に一枚の使用制限がかけられている。
4月の2週目。新型コロナウイルス感染症陽性患者の受け入れ拡大が決定してからの混乱は、収まってないがなんとなく慣れてきた。混乱していることに慣れてきた。
大騒動だった患者の大移動は完了し、3日間使いまわしたマスクの臭さに辟易しながらも通常業務は続く。
丸1日患者さんと喋り倒したあとのマスクを3日間保管するとあんなに臭うなんてことは一生知りたくなかったが、とにもかくにも2週間も同じ状態が続けばなんとか慣れようともがくようになった。昼飯をカレーにした翌日盛大に後悔して以来、もっぱら蕎麦を食べ続けている。
ちらほらと陽性疑いの患者が現れCTとPCR検査を実施することも“日常”となり、なんとなく、みんな「こんな調子が続くのかな」と思っている気配があった。
「怪しい」患者さんもPCR検査陰性1回で通常対応可になるのは未だに解せないが。解せないが2回3回やる余裕がないことは分かる。分かるので仕方がない…のだろうか。うん。
同じころ、上層部から「職員はなるべく公共交通機関を利用せずに通勤してほしい」とお達しがあった。「市民を守るためにも」という文言にけっこうビクッとする。そうか。「私たちが感染源になる」ことを懸念しないといけないのか。まあ、そうか。そうなのか。そうか……
通勤中にソシャゲができなくなることに葛藤したが、しょうがないので車通勤に切り替えた。これも医療従事者の務めかな、と思うくらいの調子は取り戻していた。
渋滞を覚悟していた職場最寄りのインターは、自粛要請のためかびっくりするくらい空いていて、想定よりもかなり早めに着いた。
看護師駐車場の片隅で、泣いている子がいた。
目が合ってしまい、うろたえつつ、じろじろ見るのも悪いだろうかと思ってそそくさと脇を通過した。4月に入職したばかりの子だろうか。たった2週間で泣かせるなんて恐ろしい病棟だなぁ……どこだろう……なんて考えながら職場につくと先輩がいたので、思わず話題に出した。
「ああ多分ね、A病棟の看護師じゃないかな……。みんな毎日泣いてるんだって」
驚きを通り越して肝が潰れた。
40床全てが新型コロナウイルス感染症陽性患者で埋まる予定のA病棟は、今年新卒入職者は配属されなかった。当たり前だが、新人を受け入れられる状況ではない。元々いた2年目以上のスタッフと、新卒者の不足分を補うために中堅やベテランスタッフが何人か異動したと聞いていた。
泣きながら仕事をしているとは????
いや、その通りだ。泣きながら仕事をしているそうだ。みんな泣いているらしい。私が見たわけではないが。事実、みんな泣いているらしい。
みんな泣いているとは??????
文字通りだよ。みんな泣いているらしい。過酷な業務に耐えかねて泣きながら出勤し、いつまでも終わらない業務を泣きながらこなしているらしい。こなす、こなすとはなんだろう。泣きながら???それはこなせてないんじゃないか???
考えれば当たり前だ。レスピ(人工呼吸器)付きの患者なんて、1病棟に一人いるだけで業務は逼迫する。呼吸器の管理、頻繁かつ気を遣う吸痰に、2時間ごとの体位交換、全介助の清潔ケア。点滴タワーはシリンジポンプまみれだろう。それが何人?しかも全員新型ウイルスの陽性患者だ。
「来週の私たちかもね」
先輩がポツリと零した。肝がつぶれた。私はまだまだまだまだ甘かった。この期に及んで甘かった。
「新型の感染症が世界中に蔓延するフィクション」の中で、対応する看護師が泣きながら仕事している描写があったら、私は「医療現場の描写にリアリティがないな~」とか言うかもしれない。「看護師=女=すぐメソメソする、みたいなイメージで書いてない?現実の看護師なんてメンタルゴリラばっかりですけどw」とか調子よくこき下ろす自分が想像に容易い。
現実が、私の想像できる「リアリティ」を超えている。
次の陽性患者受け入れ病棟がB病棟に決まった。当然ながら収容予定は80床なので、2病棟分必要になる。
エレベーターのA病棟とB病棟の階数ボタンは、ビニールテープで×が貼られ押せなくなった。ちょっと前までは他病棟からヘルプに行くこともあったが、もうそれもない。完全な隔離病棟だ。
受け入れが始まるとすぐに、「B病棟のスタッフも泣き始めたって……」と聞くようになった。
かき集められた精鋭部隊ではない。たまたま配属されていた職場に白羽の矢が立ってしまっただけのスタッフたちだ。たまたま配属されただけの職場が、ある日突然地獄になる。理不尽だとすら思う。いや理不尽だろうこれは。
他病棟だってA,B病棟から転棟してきた患者の対応でいっぱいいっぱいで、易々と人手を回せる状態じゃない。A,B病棟全体を隔離する規模になってしまったので、手が空いたからと一時的なヘルプをするのも感染制御の観点から不可能だ。どん詰まっている。
医師たちが、「最終的には100床受け入れるってね」「そうなるよな」「そのうち2割が重症者か…」と立ち話しているのを聞いてしまった。
80床のはずでは????20床、ICUまるまる一つ分だ。誤差の範囲じゃないぞ。何が何がどうなってるんだ。次、地獄に落ちるのはどこだ。来週の私たち。先輩の言葉を思い出し胃が冷える。
テレビで我が県の知事が、「感染症指定病院に要請し、受け入れを拡大予定」と話している。突然20床増えた意味が分かった。当然それを責めるわけではない。いくら増やしても足りないくらいじゃないだろうか。責めはしないが、受け入れるのは我々である。ただただ事実として、地獄が広がっていく。
4月3週目。当然のごとくN95の在庫が切れた。分かってた。もう分かってました。イタリアでもアメリカでもどこでもかしこでも尽きていたN95が当然のごとく尽きた。
何もかもが、「前例」通りに突き進んでいく。2か月前のイタリアに右へ倣えだ。
右へ倣えだ。この国の医療現場は、他国が2か月前に通っていた道を丁寧になぞって地獄へ突き進んでいく。
N95は滅菌室で再滅菌して使いまわすことになった。書いていて発狂しそうだ。陽性患者対応に使用したウイルスたっぷりのN95を、滅菌室に運んで常駐の滅菌委託業者さんが滅菌する。使い捨てのマスクを。
「絶対に入ってこないで!!!」と滅菌室から全部署に連絡があった。そうですよね。ウイルスたっぷりのマスクを滅菌中なので。気が狂いそうだ。滅菌室のスタッフが可哀そうでならない。
滅菌のプロフェッショナルたちも、新型の感染症陽性患者に使った使い捨てマスクを再滅菌する未来なんて想像してなかっただろう。なんなんだこれは。
再滅菌したマスクは該当の病棟に返っていく。たまたまそこに配属されていたスタッフが、使い捨てのマスクを延々と使用し、未知の感染症患者に対応していく。泣きながら。
その彼らにポリ袋がかぶせられる日も近いんだろうきっと。ねえ。
気が狂いそうだよ。
私は陽性患者100名を収容予定の感染症指定病院に勤務していて、毎朝緊張しながら体温測定をしていて、サージカルマスクは3日間使いまわしていて、コロコロ変わる手術予定に振りまわされていて、疑陰性なんじゃないかとヒヤヒヤしながら患者対応をしていて、自分が感染源になる可能性にビビって車通勤に切り替えて、昼食にカレーは控えるようになって、でも、
まだまだまだまだ全く「大丈夫」な看護師だ。私がいるのは地獄じゃない。こんなもんじゃない。こんなもんじゃなかった。こんなもんじゃないんだよ。
考えるだけで気が狂いそうだよ!!!!!!!!!!!!!!
死人が出るよ。患者さんのことじゃない。院内感染の話でもない。自殺者が出るよ。
知ってください。お願いです。知ってください。最前線は地獄の底だ。
駐車場で泣いていた子。新卒と間違えるほど若い子だった。人目につくところで泣いていたのはSOSだったんじゃないか。思い切って話しかけるべきだったんじゃないか。後悔し続けている。毎朝駐車場で探してしまうが、あれ以来見かけたことはない。
怖くて仕方がない。
うちはまだ院内感染が起きていない。どう考えても時間の問題だとしか思えないが、とりあえず最大の爆弾はまだ爆発していない。それでこれなのだ。すでに院内感染が発生している病院はどれほどの苦境にいるのだろう。想像するだけでキツい。怖い。
言葉にするだけで気が狂いそうだ。この国のどこかで、すでに命を絶った医療従事者がいるかもしれない。最前線はそういう状況だった。とっくのとうに地獄の窯の底だった。
4/18。NHKで新型コロナウイルスの特集をしていた。右上に出ている見出しには「差し迫る医療崩壊!」とある。
とっくに崩壊してんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見て分からないのか?!?!?!?!?!?!?!
NHKに限らない。メディアさんたち、いつまで「差し迫った」だの「どう防ぐ」だの「瀬戸際」だの言うつもりだ???1か月くらい前からずーーーーーーっと迫り続けてない???今どの辺まで迫ってるの???瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際くらい????来週は瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際の瀬戸際か???????
「ついに訪れた医療崩壊」くらいのさ!!!!!見出しをつけるくらいのさ!!!!!!
そんくらいの気骨を見せてよ!!!!!!!!伝えてくれよ!!!!!!!!!!
視聴率とれるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
医療現場は崩壊してます。
毎日泣きながら働く最前線スタッフの苦しみと、底が尽き果てた医療資材と、ベッドを増やしても増やしても溢れ続ける患者と、もう防ぎようのない院内感染と、何をとっても崩壊しきっているとしか思えない。意地でもそれを認められないらしいメディアさんのおかげで、最近テレビそのものが苦痛でしかたない。
どうして????何なの??「これもう崩壊してるよね」って言ったらどっかから怒られるの???ここは北朝鮮か??????
(4/20 サンデージャポンで「ついに崩壊か?!」という見出しを確認。サンジャポにいいね!する日がくるとは)
4月16日。日本看護協会が厚労省へ要望書を出した。
https://www.nurse.or.jp/up_pdf/20200416173648_f.pdf
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200417/k10012391731000.html
とても失礼ながら、こんな強く声を上げる団体だと思っていなかった。毎年給料から年会費2万円を強制徴収する団体という認識しかなかった。表参道のエルメス(ヴィトンだったかもしれない)の隣に立つビルを見るたびに、「私たちの年会費で建てたビル」「埼玉に引っ越せ」と野次っていてすまん。びっくりした。
危機に際して、所属する団体のトップが自分たちを守ろうと毅然と声を上げてくれることが、現場の声をくみ取って動いてくれることが、こんなに安心感を与えるものだと思わなかった。体験したことがなかったので。ねえ内閣総理大臣。
要望書を見た友人が心配してLINEをくれた。医療職ではない人が見てもギョッとするくらい、逼迫するものを感じたのだろう。
「お願いだから、自分の身を最優先にしてね」の言葉にちょっと泣いた。私も本当に、本当にそう思う。
これを読むかもしれない看護師さんに伝えたい。医師にもコメディカルにも、委託業者さんにも、クラークさんにも、助手さんにも伝えたい。声を上げる気力もないほど追い詰められている崩壊しきった医療現場のあなたに、どうかどうか届いてほしい。
逃げていい。逃げましょう。
絶対に身を粗末にしないでほしい。死なないでほしい。お願いだから。
心が潰れそうな思いでいる。同僚が、友人が、私の大切な人が、誰かの大切な人が、地獄の底にいるかもしれない。医療資材が次々に底を尽きる現場で泣きながら働き続けて、心身を壊してしまうかもしれない。命を絶ってしまうかもしれない。気が狂いそうだ。
本当にお願いだから、絶対に死なないでほしい。誰も死なないでほしい。逃げてほしい。
あなたも私も、生活の糧に医療職を選んだだけのごく普通の人間だ。専門職としてのプライドも信念も、たぶん奉仕精神みたいなもんも持っているけども、それは生業の範疇の話であって、食べていくために必要だから身に着けたのであって、言うなれば職業人としてのプライドだ。
絶対に殉じるようなものじゃない。
ポリ袋かぶせられる前に逃げて何が悪いんだよ!!!!!!!!!!!!
何でこんな目に合わないといけないんだ?!?!?!
私はまだ地獄には落ちていない。まだ怒ることができる。声を上げる気力がある。その私でも、怒りよりも絶望感に心を浸され始めている。
なんでそのまんまイタリアと同じことになってるんだ?
この世界難を前に、2カ月間何をしていたの?
オリンピック開催に躍起になり、サージカルマスクを自分のパーティーで何百枚も配り、横流しし、466億円をかけて不良品入りの布マスクを配ってました。あと犬を撫でてる動画を公開した。そうですか。ハイ。
あんたらがポリ袋被ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!
「先手先手」の意味知ってるか??????????
そしてマジで気を失いそうなんだけど不良品の話は本当なの???
もうねさすがにデマであってほしいと願うレベルだよ!!!!!!!
不良品が事実だとして!!!!!どこで作ってんだそのマスク!!!!!!!!ねえまさか新型コロナウイルス付いてないよね?????本当に冗談じゃないんだけど?????
ここが最底辺だろうと思うたびに、「最低」の底が軽々とブチ抜かれていく。本当に怖いよこの国が。現政府が。おかしいだろ。普通に考えて何もかもおかしいだろ。
466億円かけて虫付きの布マスク配る国だぞ!!!!!!!!!
正気でいられないよ!!!!!!!!!!!!
こんな政府のせいで死にたくない。医療現場だけでなく、と言う余裕はもうなくなってしまった。建前は吹き飛んだ。
私は我が身の安全と、同じ医療現場で苦しんでいる仲間のことしか考えられない。あなたのことが心配だ。お願いだから、命を絶たないで。
サージカルマスクもプラスチックガウンもN95も、何も間に合わないし、金がもらえたとしても先の話だろう。
4/17に発表された新型コロナウイルス診療への診療報酬倍増は、久々にブチ切れないニュースだった。だけども、残念ながらこれはスタッフの手に渡る金ではない。具体的に、どこの部分が何点上がるのか発表されないことには、病院に入る利益だってどんなもんか分からない。
今まで散々、お金を取りやすいところから、手がかかりやすいところから、狙い撃ちするように診療報酬を削り取られ続けてきたので、信用ができない。これはまた、別の怒りが噴き出してしまうからやめておくが。
看護協会が「危険手当て」と明言したのはここだろう。地獄の底で苦しんでいるスタッフ全員の手元に行き渡る報いが欲しい。「命がけ」が文字通りである現実に、国や行政からの具体的な報いがほしい。エールはもういい。
逃げような。
朝起きて、「無理だ」と思ったらすぐ逃げてほしい。
スマホの電源を切って、鞄にパンツと歯ブラシだけ詰めて、堂々と公共交通機関を使って、安らげる場所に逃げてほしい。できれば、友人とか家族とか恋人とか、あなたを大切にしている誰かの元に。
真面目な方ほど、患者さん思いで真摯で誠実な“医療従事者”ほど勇気がいるだろう。患者さんや他のスタッフの顔が浮かんでしまうだろう。よくよく分かる。でも勇気を出して、逃げてほしい。心からのお願いだ。
私はそうするつもりだ。叩くなら叩けばいい。知ったことか。
身近に医療従事者、および病院スタッフがいる方。ちょっとでも不安があったら、連絡をとってみてください。できれば電話をして、声を届けてください。思いもよらぬところで、全く予期せず地獄に落ちているスタッフがたくさんいる。
「心配しすぎだよ」と笑われるくらいならそれでいい。取り返しのつかない悔恨が生まれてほしくない。
これは私が目にしているそのままの現実だ。書き記す気力があるうちに、見たものを、この感情を残さねばと思い書いている。
感情の中でも特に「怒り」は、抜きんでて鮮度が命だから。フレッシュな怒りを持ち続けるのは不可能だ。だけど、言葉を使って真空パックしておくことはできる。
この渦中における感情をそのまま書き写した言葉は、きっと後々自分の中で価値あるものになる。忘れてなるものか。
まだ気力がある方たち。「自分がこんな苦境に立たされている」と言葉にしてほしい。声を上げて、残しておいてほしい。
「もっと大変な人がいる」とか、建前なんか立てなくていい。矛先が鈍るだけだ。
他でもない“あなた”が苦しめられていることに怒っていい。声を上げていい。当たり前のことだと思う。自分のために声を上げるということが、「わがまま」とか「欲張り」と混同されて委縮していくのが、見ていてとても辛い。
みんな自分を大切にして。第一にして。
「もう無理」と思ったら、着の身着のままで逃げよう。
そんで国から貰えるお金をぜーーーーんぶ貰って生き残ろう。お金が足りなかったら、「足りない!」とまた声を上げよう。声を上げて、もらえたらラッキーだ。とりあえず声を上げたらいい。それでいい。「今ここにいる人」なら、誰でもみんなその権利がある。人権ってやつが。
諦めずに、うるさく、しつこく、声を上げよう。
そして生き残ってほしい。お願いだから。
駐車場で泣いていたあの子の姿が目に焼き付いて離れない。どうしたの?と一言、声をかければよかった。後悔し続けている。
あなたに届いてほしい。その一心で、今、これを書いています。
地獄のお隣、医療の現場より。
今日は、34年前旧ソ連のチェルノブイリ原発事故が起きた日だ。昼間、facebookのライブ中継でチェルノブイリ原発事故についてお話をした。コメントが二つ来ていたので紹介する。
原田繁彦 東電・福島第一発電所事故から9年が経過して、放射能☢️のホットスポットがいたるところに出来た。現在もホットスポットは存在するのに政府は既に過去のモノと対策もとらない。現在、新型コロナで世界中😖💦な騒ぎだが。放射能汚染については、世界中で同じことが起きて居たのだと思います。東電・福島第一発電所事故を風化させてはいけないと思います。
チェルノブイリ原発事故に対して、松本市浅間温泉に事務所をおくチェルノブイリ連帯基金がつくられ、医療的な支援活動が行われ、その活動はイラクにおける劣化ウラン弾による白血病の治療などの活動にもつながっている。この経験が日本において生かされることがあってはならないはずだったが、東京電力福島第一原発事故は起きた。チェルノブイリ連帯基金はすぐに諏訪中央病院の医師とともに南相馬にはいった。母子への放射能被害を防ぐためガラスバッヂを配って歩いた。今は亡き原町の高橋先生を中心に安全・安心プロジェクトをがたちあげられていた・・・
横内 香苗中川さん、ドラマ「チェルノブイリ」ご覧になりましたか?今、レンタルで3巻出ていて借りることが出来ます。全部見ると約5時間掛かります。嘘と隠蔽の先がどんな事になるか?とてもリアルなドラマです。福島やコロナにもつながると思います。
関連するホームページその1 その2
東日本大震災を経験したとき、「命あってこそ」という思いは年が経つごとに薄れていった。いままた新型コロナウイルス感染症の拡大で、ふたたびそのことを思い出させてくれる。今度は地域は限定されていないので隠すことはできない。世界中で起きているのだから。
新型コロナの影響
記録も兼ねて現況をご報告。
医療機関の大変さとは比べようもないけれど、私が勤務する高齢者施設も毎日緊張の日々を過ごしています。
現場は苦悩の連続。まず衛生用品(マスク、消毒液やガウンなど)が足りない。感染者を受け入れている医療機関だって足りないのだから仕方ない。感染が疑われる人が出た時に備えて職員へのマスク配付はストップし、備蓄を確保。職員は最初サージカルマスクを洗って使っていたけれど、それも限界となり、手作りマスクを作ったり配ったり貰ったり、カラフルで可愛らしく和む。アベノマスクも届いたけれど、小さすぎて誰も使わず。でも介護現場で布マスクで良いのだろうか?と悩みつつ。日々感染状況が変化する中、毎日のように感染症対策会議を開き、様々な事態に対する対応を検討。
職員の家族に感染者が出たら?職員に感染者が出たら?利用者に感染者が出たら?東京から息子が帰って来た家へ訪問する?訪問した利用者が発熱してたら?平常時の時もギリギリの人数で運営しているのだから、皆日常業務をこなしながら対策を考える。考えている今日だって感染の恐怖と隣り合わせで利用者と接する。
行政からは毎日山のように対策について通知文書が出る。それも日々更新されていく。利用者の生活を支えるサービス提供はなるべく続けたい、でも職員の安全だって確保しなきゃならない。対策通りにやるにも対策に必要な物品が揃わない。ようやく業者からマスク注文の見積書が届くようになったが値段が10倍以上。とりあえず注文する。
少しずつ感染者が増えていると同時に、陽性になった人の濃厚接触者(症状なし)が勤務していた同じフロアに勤めていた家族がいる職員は勤務させて良いか、というような判断に迷う問い合わせが出てくる。37.3℃だけど平熱より高く症状は無いけど休んだ方がいいか、子どもが風邪っぽいけど出勤してよいか、などなど。
希望者には有休、状況によっては休業手当か。小学校休校に伴う親の特別休暇を法人として創設したけれど、助成金の申請書を見てクラッとしたのでとりあえず申請は後回しに。
シフト変更の大変さと他職員への負担を考慮してか特別休暇を申請する職員はほとんどいない。黙って無理している職員もいるのではないかと心配になる。介護の現場に在宅勤務はできないし、安易に休業も出来ない。現場の管理者からの問い合わせも続く。デイサービスが休業要請されたら職員も休業させるのか、他事業所への応援は可能か、休業手当を払って雇用調整助成金申請か。
事務局内は万が一に備えて交代勤務を開始。給与の支払いと業者への支払いは継続出来るよう班分け。一部テレワーク導入のためシステムを試行錯誤。ZOOMでの会議に備えて練習。これは楽しい。意外と出来る。各事業所も在宅勤務を開始。新しい携帯の契約や、貸し出すパソコンの設定変更。新しいパソコンは入荷未定で諦める。朝から晩までてんやわんや。総務は決算と年度始めの様々な業務で1年で1番忙しい時期。日常業務は残業と土日出勤で追い上げる。3歳の息子は保育園を登園自粛し、平日はじじばば、週末は旦那が見てくれているのでなんとか仕事をこなす。じじばばの協力無しでは立ち行かない。ありがたや。
とにかくこのコロナ1日も早く終息してほしい。そして大切な人たちの笑顔がこれからもずっと見続けられるように祈るばかりだ。近い将来思いっきり祝杯を挙げられるよう今は出来ることを精一杯頑張るのみ。みなさんもご自愛ください。