社民党松本総支部定例の松本駅前での街頭宣伝。第411回月曜の声。金曜日に見た「戦場ぬ止み」を紹介。沖縄の米軍基地問題は、全国どこでも起きうること。第4次厚木基地爆音訴訟でも、自衛隊の訓練については夜間飛行差し止めと40億の賠償金支払い命令。しかし、米軍機については日米地位協定によりおかまいなし。本当にこれでいいのか!
(動画あります)
―米軍は日本国内で自由である―
七月十六日に衆議院で強行採決された安保法制は、八月に入って参議院で議論が始まりました。
相変わらず安倍内閣は、野党が質問することについて、まともに答えず、審議時間だけをアリバイ的に稼いでいるとしか言いようがありません。
マスコミの委員会の報道は断片的であり、「安倍政権が憲法違反の法律をつくろうとしている」ことを、まともに伝えていません。
しかし、国会周辺において学生をはじめ戦後世代が真剣に、今回の安保法制について考え、訴えています。
■戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)
三上智恵さんが監督作品の映画が、八月二十一日松本市Мウィングで松本シネマセレクトの上映会が行われました。
今、沖縄で辺野古の新基地建設反対のため戦い続けている人たちがいます。
現場で、先頭にたってきた山城博治さんは、闘病しているが間もなく復帰するでしょう。
私は、沖縄に行くたびに、山城さんと行動をともにし、沖縄の皆さんのお話を聞いてきました。
ヘリ基地反対協の安次冨弘さんは、地区労の運動を続けてきています。
二人とも、松本に来て講演もしていますし、街頭でもお話をしています。
すでに10数年座り込みを続けている、おじいや、おばあの話も直接聞いてきました。
そのヒロジさんや安次冨さんや、おばあが映画の中で、今日の今新基地建設反対の戦いを続けている姿を見た。
■知事選に勝ち、衆院選に勝ったのに
1995年の少女暴行事件以降、普天間基地の危険性が浮上しました。
紆余曲折はありましたが、普天間基地を名護市辺野古に移設することを日本国政府が方針としました。
しかし、これは新基地建設です。
沖縄が1972年に復帰して以降、初めての新基地建設なんです。
沖縄戦で本土の「捨て石」とされ、県民の四人に一人が死にました。
戦後、米軍の占領下に置かれ、復帰後も米軍基地の74%が存在してきました。
「二度と戦争はだめだ」「軍隊は国民を守らない」という思いを持つ、沖縄県民が「新しい基地をつくったら、戦争を再び繰り返す道だ」と、総ぐるみで反対の意思を明確にしています。
昨年11月の県知事選挙で新基地建設反対を表明している翁長知事を選出し、12月の衆議院選挙で野党候補が完全勝利したにもかかわらず、新基地建設は止まりません。
■戦争法案は廃案しかない
サンフランシスコ講和条約以降も、占領下に置かれた沖縄は、復帰したのちも米軍の思いのままに翻弄されています。
しかし、沖縄の現状は法律的には日本国内どこでも同じことです。日米安保条約と日米地位協定においては、米軍はいつでもどこでも自由にふるまえる、新しい基地も自由につくることができるのです。
今回の安保法制の議論は、最終的には日本とアメリカとの問題です。
戦争法案を廃案にし、日米安保条約を廃棄し平和友好条約に変えることを望みます。