9月19日の戦争法案可決以降、最初の月曜の声。チラシの受け取りが多いことにビックリ。(動画あります)
9月27日松本城公園でアーデイ信州があって行ってきました。
「小さな声のカノン」「六ヶ所村ラプソディ」「ミツバチの羽音と地球の回転」などのドキュメンタリー映画をつくってきた鎌仲ひとみ監督のお話に、今年の三月まで京都大学で原子力工学を研究していた小出裕章先生が、一市民のとして参加して対談がはじまりました。三つの課題について動画をアップしました。本当は四つ目があったんですが、不慮の事故(スマホを落とす)があって、四つ目は断念しました。他の方のyoutubeで全編アップされていますのでご参照ください。
part1 鎌仲「福島原発の今の状態はどうなんですか」、小出「福島原発の現状、放射能汚染水はいまだ垂れ流し状態で防ぐことはできない。溶け落ちた炉心が今どこにどんな状態にあるかすらわからない。一番の事故現場に行くことができません。周辺住民は汚染地の中に捨てられている。この状態が何十年何百年続く。原子力緊急事態宣言が発せられ、緊急事態だから法律を守らなくていいということにしてしまった。福島の子供は被爆してもしょうがないという状態になっている」
part2 鎌仲「福島原発に大勢の人が見学に行っている。大丈夫なのか」、小出「福島原発は放射線管理区域。普通の皆さんは入ってはいけないという場所。若い人が喜んでいくことはやめるべき。ただし、危険を承知で知っておくことは必要」
part3 鎌仲「被爆について知られていないのでは」、小出「被爆に対する人々の注意は足りなさすぎる。たくさん被爆すれば死んでしまったり、火傷をしたり、髪の毛が抜けるという症状が出る。そうでなくてもガンや白血病が出る。それだけではなくあらゆる病気を引き起こす」
鎌仲ひとみ監督のお話全編
中川村曽我逸郎村長のお話
地元の芥子坊主を散策。山の恵みをゲット。
ようく見ると鳩の子がいます。我が家を住処にしている鳩がいて、巣をつくっていたレッドロビンを私が刈り込んだら、毎朝うらめしそうに「ポッポッポウ」と鳴いていましたが、楓の木に住処を移し子を育てています。まあ、うらまれなくてよかったかな。
2015年9月19日未明、戦争法案が参議院本会議で可決されました。立憲主義と民主主義を踏みにじる暴挙を私たちは忘れません。
しかし、この間の運動に本当に多くの市民の皆さんが主体的に関わってくれたことも忘れてはなりません。まだまだ、関わりたくても関われなかった市民の皆さんが、たくさん、たくさんいます。私たちは、憲法を自らのものにする活動を、より一層拡げていきます。
2015年9月18日戦争法案採決前夜、国会内外が連帯した戦いを進めました。
国会正門前18:30集会の様子です。画像は雰囲気だけ感じてください。
Part1 民主党 蓮舫議員
Part2 共産党 井上哲士議員
Part3 社民党 吉田忠智議員
Part4 鎌田慧さん
Part5 落合恵子さん
Part6 佐高信さん
狭間壮さんのいのちのコンサート「一本の鉛筆があれば」VOL.14を聞きに行く。久しぶりに元気な歌声を聴いて元気をもらう。
語りも良かった。「一本の鉛筆」を歌う中学生の合唱を指導。アンケートをとったら、「貧しい時代で鉛筆や紙がなかったこと」をうたっているという答もあって、あらためて「一本の鉛筆」が生まれた背景を話したら、心に響く歌に変わったというお話が心に残る。
Part1 はじめにー現行憲法の3つの柱
Part2 自衛隊設置と憲法9条
Part3 冷戦の終結〜今起こっていること
9月8日岡田地区で開催された憲法学習会の録画です。
こんな学習会が、全国で、長野県で、松本市内でやれたらいいですね。
特に若い人に参加してもらえるようなやり方が必要です。
私からの訴え(動画があります)
【振り返り・・その1】
安保法制が9月19日未明参議院本会議で可決された。
怒りもあるし、くやしさもあるし、無力感もある。
立憲主義を否定され、民主主義が否定されたことを忘れない。
同時に戦争法案反対の運動に、本当に多くの市民が自発的に参加していたことも決して忘れてはいけない。
【振り返り・・その2】
今回の論点は、主要には憲法違反の閣議決定と憲法違反の立法であり立憲主義の否定であることを訴えてきた。
ほとんどの憲法学者や、元最高裁長官や、元法制局の人々も憲法違反と言ったので、ここでの論争は間違いなく勝っている。
砂川判決で統治行為論で、最高裁が安全保障問題から逃げてしまっている。
「一見きわめて明白に違憲である」以上、最高裁が自主的に違憲判決を出すべきであるが、そうはしないだろう。だから今後違憲訴訟を戦うし、数万規模の原告団を組織できるように、憲法学習会を継続して行おう。
【振り返り・・その3】
参議院に移ってから、政府は安全保障論に論点を絞ってきた。
ここでの、反論は弱かった。
9月1日の信大シンポジウムで、久保先生から「中国は、日本をどう見ているのか。歴史的に侵略を受け、太平洋戦争がなければ負けていた。徹底的に敗北した日本が、奇跡的な復興をとげ、近代的な装備で武装する自衛隊は脅威である」というお話。
外交問題は、政府の専権事項だけに反論が難しい。
社会党が野党時代は、中国・ソ連・ベトナム・朝鮮民主主義人民共和国などとの野党外交があったし、それを基盤とする市民レベルの友好・交流があった。
今も、もちろん日中友好協会などはあるが、今回、ほとんど発言がなかった。
ここを、どう強化するか。
【振り返り・・その4】
第1次安倍政権は、小泉構造改革の矛盾が吹きだしている中で、教育基本法の改悪、国民投票法、防衛庁の省格上げなどをやって、その後自滅した。
今回は、その反省からまずは「アベノミクス」そして「地方創生」の経済対策をしてきた。中身は、超低金利による株高円安の誘導の成功。これにより株をもつ富裕層や輸出関連企業は大きな利益を得た。また毎年10兆円規模の公共投資は、経済の底支えとして一定の効果をもった。
だから、今回は良心的な経済界からの議論がなかった。
ただ、これからはその付けが回ってくる。莫大な財政赤字をどうするのか。高齢社会の社会保障をどうするのか。格差拡大政策で、貧困対策をどうするのか、次から次へと矛盾は吹き出してくる。そのとき、アベノミクスに変わる経済政策を打ち出せるのか。
【振り返り・・その5】
安保法制に賛成する若者は、現状に対する不安感から、国に守ってもらいたいという感覚をもっている。
安保法制に反対する人も、賛成する人も、この不安定性のうえにあることには変わりがない。
この不安定性に対する疑問をどう共有化できるか。
【振り返り・・その6】
アメリカとの関係で、日米安保条約や地位協定、原子力協定などが、ひどい不平等条約であることが、今回の安保法制の議論の中で指摘された。まだ、問題として全体化していないが、アメリカとの関係、中国との関係をどう築きなおすことができるか。
【振り返り・・その7】
まだ、じゅうぶん考えきれていない問題。
政党と市民運動との関係。あるいは政治家と市民運動との関係。
または、政治家は本当に市民の代表なのかということなども、今回考えさせられた問題の一つ。
【振り返り・・その8】
特定秘密保護法との関係。国会も国民も、詳しい中身を知らないうちに戦争に参加していく仕組みができたこと。
あるいは、政治家による言論やマスコミへの攻撃。
今は、ネットでの情報もあるが、マスコミ情報をうのみにする市民も多い。
民主主義の基礎である、言論の自由が侵されないことに、細心の注意を払わなければならない。
だから戦争法案とともに特定秘密保護法も葬り去らなければならない。
マルティン・ニーメラーのことば
ナチスがコミュニスト(共産主義者)を弾圧した時、私は不安に駆られたが、自分はコミュニストではなかったので、何の行動も起こさなかった。
その次、ナチスはソーシャリスト(社会主義者,労働組合員)を弾圧した。
私はさらに不安を感じたが、自分はソーシャリストではないので、何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生、新聞人、ユダヤ人と、順次弾圧の輪を広げていき、そのたびに私の不安は増大したが、それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから行動に立ち上がったが、その時は、すべてがあまりに遅過ぎた。
9月18日朝、特別委員会での戦争法案強行採決を受け抗議の街頭宣伝。今日も座り込み。私は、国会前へ向かう。
国会へ向かう前に有楽町で社民党が街頭宣伝を行うという情報が入り、急きょ有楽町へ向かう。福島みずほ副党首と吉田ただとも党首が、衆議院で内閣不信任決議をしている間隙をぬって、国会情勢を市民に伝えている。私も怒りのスタンディング。
有楽町から国会前に来ると、すでに16時から集会が行われている。国会内のさまざまな緊迫した状況を受けて、国会外の応援体制も臨機応変だ。
松本駅前では18時から抗議集会。国会前からの中継予定は18時20分。はたしてうまくいくのか。国会正門前のステージ前は大きな人垣ができていて、立ち止まることはできない。何とかマスコミの取材の中に紛れ込み、ステージ近くを確保。電話がはいって、中継をかける。ちょうど正門前でのコールが始まり松本駅前にもお届けすることができたらしい。無事任務を果たして帰路につく。(動画あります)