(動画あります)
安保特別委員会で「平和安全法制整備法案」と「国際平和支援法案」が強行採決されたが、こんなに国民が注目している問題であるにもかかわらずNHKは放映しなかった。私は、パソコンを通じてツイキャスの映像を見ていた。
民主党の辻本清美さんや共産党の赤嶺政賢さんが、イラク特措法で出動した自衛隊の記録を資料として請求し、中谷防衛大臣や浜田委員長がそれを認めたにもかかわらず、審議だけは続け採決が行われた。イラク特措法で、航空自衛隊がアメリカ軍をバグダットへ輸送したことは、集団的自衛権の行使にあたり違憲であることはすでに名古屋高裁で傍論ではあるが判決文の中に書かれていて、砂川判決を持ち出してくるより、よっぽど確かな判断である。
イラクにおいて、どのような判断で憲法違反の「後方支援」が行われたのか検証することは、極めて大切なことであり、審議すべきことだと委員会の討論を見ていたからこそ分かった話である。NHKは、なぜ放映しなかったのか説明すべきである。
夕方、松本地区護憲連合は「怒」の一文字のメッセージボードをもってスタンディングを行った。参加した一人ひとりが、怒りのメッセージを訴えた。近くで共産党や民主党もそれぞれ訴えた。できれば15分でもいいから一緒に訴えたほうが良かったと後から悔やんだ。
私は「強行採決に憤りを覚えるとともに悲しみを感じる。この国政治のトップが、憲法違反の法律を、国民が理解していないにもかかわらず押し通す判断をした。そして、そんな内閣に自衛隊員や国民の命を預けるのかと思うと悲しくてしょうがない。」とお話をしました。
16日は衆議院本会議で採決される。戦いはこれからである。アベ政治の終わりの始まりにしよう。