こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20190921 信州岩波講座 姜尚中氏 日本を考える私

2019-09-22 21:44:14 | 憲法・平和・沖縄

21回目となる信州岩波講座に行ってきました。講師は東京大学名誉教授姜尚中氏、演題は「日本を考える私」。

日韓関係がおかしくなっているときだけに、聞いておきたいお話でした。

私は、大学のゼミが東洋史で朝鮮近現代史を学び、「甲午農民戦争」を卒論のテーマです。

姜尚中氏のお話の中にも出てきましたが、甲午農民戦争から100年目に日韓の歴史研究家が合同で調査研究を行い、日本軍による農民軍の抹殺の事実が明らかになっています。以降、日清戦争を経て日本の朝鮮支配が強まり1910年の日韓併合に至ります。

また、2002年の日朝平壌宣言にも触れ「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。」歴史認識についてあらためて語りました。

会場からの質問で、私の「韓国大法院の徴用工判決は、日韓条約を超えるものではないと思うが、どうか」という質問に答えていただき(他に同様の質問あり)、姜尚中氏は、法律の専門家ではないことを前置きし、「個人の請求権まで否定していない」ことを述べたうえで、政治的な解決が必要であり、韓国が個人の請求に対して責任を負うことが、一つの道であると考え方を述べ、一方で日本のとるべき道として、植民地支配や慰安婦問題への心からのお詫びが必要だと述べました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする