リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

扶桑町ロビコン

2007年11月03日 10時08分44秒 | 音楽系
昨日は扶桑町文化会館のロビーコンサート(ロビコン)でした。ここでコンサートをするのはもう3回目です。1回目は6,7年前だったでしょうか。そのときは道がわからずあちこちうろうろしながらやっとたどり着いた記憶があります。その時と比べると道が随分整備されていました。東名阪国道の楠ジャンクションからは名古屋都市高速道路が小牧まで伸びてましたし、扶桑町役場付近の道も拡幅されてました。

今回はビアンカ・ローザとしては扶桑町初登場です。前2回はいずれもリュートのソロでしたので、ロビーで行うコンサートと言えども、容積がありすぎてちょっと苦しかった感じでした。(2回目は富士通テンのPAを使いましたが)今回はさすがに音はヨーロッパの教会みたいに音がきれいに響いていました。

扶桑町文化会館では専任のスタッフを何人かおいて、芸能関係の公演やこのロビコンを運営しています。ロビコンは6月から12月までほぼ毎週金曜日に行われます。入場無料です。以前はもう少し開催期間が長かったような気がしますが、やはりなんでも削減削減の流れをうけているのでしょうか。でも使うところには使わなきゃね。

ロビコン以外にも文化会館のホールで大きな公演が年間6,7回はあるようです。その他細かいものも入れるとフル回転って感じです。楽屋の前に公演のチラシが張ってありましたが、各公演の内容もなかなか厳選されていました。

こういう文化会館のありかたは本当に立派なものです。庶民文化を支える重要な役割を担っていますね。この間の牛乳の話ではないですが、音楽の世界もごく一握りの大もうけしている人たちが地方をも席巻するという傾向があります。(ま、クラシック系はもともとパイが小さいのでそれほどではないものの)でも食品も地産地消が望まれるように、音楽の世界も「地産地消」でこそ文化が育とうというものです。扶桑町文化会館はそういう活動の立派な拠点になっていると思います。

どっかの市民ホールもぜひ見習ってほしいところですが、ポイントは2つ。必要な予算は計上する 専門の人を雇うです。