リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ダライ・ラマ(2)

2007年11月19日 10時08分16秒 | 日々のこと
この「伊勢国際宗教フォーラム設立大会」は実は今日が2日目でした。開会に先立ち、セレモニーで君が代斉唱です。さすが伊勢というか皇學館というか、伴奏が雅楽です。ただ、キーがなぜか異なっていて、レドレミソミレじゃなくてラソラシレシラだった(たぶん)ので、音域的に歌いにくい人が多かったみたいでした。伴奏に琵琶なんかも入るともっとよかったんですけどね。

ダライラマの講演はたぶん英語だろうなと思ってましたら、冒頭の挨拶はなんやら聞き慣れない言葉で始まりました。でもその次から英語に切り替わりました。通訳の方は大変丁寧に訳していましたが、ちょっと丁寧すぎて、時間がかかりすぎというときもありました。

講演中のダライラマは聖人君子というよりも、なんか永遠の童というか自然児といった感じでした。通訳が訳している途中、のど飴らしきものを袋から出してきて、なめたり(隣に座ってたお弟子さんにもわけてました)、足をそわそわ動かしたり・・・

講演ではさすがに政治的なことは一切出ませんでしたが、舞台の両袖には目つきの鋭いSPとおぼしき人が目を光らせてまして、彼の置かれている微妙な立場を物語っていました。