リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

おしゃれ知床旅情

2019年12月18日 11時25分47秒 | 音楽系
先日某ギタリストのコンサートの打ち上げで、ひょんなことから知床旅情のアレンジを頼まれました。実は私、この曲、あまりはっきり知りませんでした。そう言ったら、目の前にいたY氏から「お前、それでも日本人か!」って叱られました。(笑)

知床旅情が流行った頃をウィキで調べて見ますと森繁久弥が1960年発表とあります。このころどんな音楽を聴いていたのかなぁ。小学生の頃ですから多分聞いてはいたのでしょうが、興味がなかったのでしょう。その後加藤登紀子が歌っていたのは覚えていますが、こっちはもっと興味はありませんでした。

依頼は、なんと尺八とギターのアレンジです。とにかくメロディをきちんと楽譜にしなければならないので、YouTubeで森繁久弥の歌っているのを聞いてみました。でもなんかウマヘタというか、ヘタのウマヘタ風です。失礼ながら酔っ払いの親父が調子っぱずれでカラオケしているという感じで、ここから採譜するのはちょっと困難というかできますけど、とてつもなく複雑なものになります。まぁ味があるといえばそうなのかも知れませんが。そこで加藤登紀子のを探してそれから採譜しました。こっちはなんとかメロディのラインがはっきりしています。

できあがった伴奏譜がこれです。



なかなかおしゃれでしょ?興味のある方は、この伴奏で歌ってみてください。なお著作権の都合でメロディと歌詞は書いてありませんが、皆さん日本人ならご存じですよね?

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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2019-12-18 18:19:11
こんにちは。
いやあ、すばらしいですねえ。
このアレンジは!
モリシゲ歌謡といえば、私も大好きな人なんです。
有名な「知床旅情」、「落城の譜」など大好きな歌がたくさんあります。
その良さは、わかる人とそうでない人とでははっきりしてるかもしれません。
知床には、歌詞の碑もありますし、初めて行った時には感動で涙が出たほどです。
日本には古賀メロディーなど、貴重な伝えて歌い継がれていくべき歌がありますし、ギター等で若い人も弾き語りすれば多くの人に感動を与えるものと思います。
現在のポップ音楽やロック音楽も、その良さもあるのでしょうが、昔の軍歌、流行歌にも良さがあることを知って欲しいです。
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re (nakagawa)
2019-12-19 13:49:52
このアレンジはパブリックドメインにしますので、ぜひこの伴奏を広めて下さい。
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