リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ホワイト学割

2008年02月13日 12時13分24秒 | 音楽系
ソフトバンクのコマーシャルで犬が出てくるヤツ、あれいいですね。ああいうの実は好みだったりするんですよ。(笑)家族のお父さんが犬で、お兄さんが黒人だったかな。このあたりの設定はちょっと微妙な感じはしますが、予想GUYなのでいいか。

最近は犬が演じるお父さんがよく出てきます。ちょっと頑固なこのお父さんの職業は学校の先生みたいです。人気が出てきたので、途中からそういう属性を増やしていったんでしょうね。

最新版のホワイト学割(だったかな?)のバージョンでは、教え子が、犬のお父さんの娘が勤める携帯販売店にやってきて、途中でお父さんの登場です。そこで使われているBGMがなんとバッハのカンタータ140番「目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声」の第1曲目の冒頭です。

娘の上戸彩、犬のお父さん、バッハの音楽のミスマッチ感がなんとも言えないいい感じですねぇ。音楽が「目覚めよ・・・」なのは、「ドコモやauの人よ、目覚めよ、と呼ばわるソフトバンクの声」という含みなのかな。(笑)

セイクリッド・ゾーン

2008年02月12日 10時44分11秒 | ローカルネタ
例の桑名駅までの新ルート、グーグル・マップで見てみましたら、実は距離的にも短いことがわかりました。道理で。(笑)

ウチを出ると、すぐ前が国道一号線ですが、左右30メートルのところにある交差点にそれぞれ信号があります。この2つは連動しますので、赤の時はその間を渡ります。(ナイショです)信号が青で渡れそうなときはそちらを渡ります。つまりいずれにせよ、全く止まることはありません。

あともうひとついなべの方に続いている421号線を渡らなくては行けませんが、これも交差点の信号が青ならば当然それを渡ります。赤のときは、421号線は交通量が少ないので途中どっかで必ず渡ることができます。(これもナイショです)多くの場合、1号線と421号線の交差点からそんなに離れていない、瀬戸物屋さんの前あたりで渡ることができます。道を渡ってすぐ向こうに立坂神社が見えますので、そちらの方に進みます。

この立坂神社はウチの町内の7割くらいが氏子になっています(ウチは違いますが)。この神社のあたりは実は世にも希な地域なんです。神社の前の道を挟んで南西の方角にカトリック桑名教会があります。ここで最近ビアンカ・ローザのコンサートを2回開いています。その教会の南に接するところに真教寺というお寺があります。さらにカトリック桑名教会の前の道を挟んだ北西方向に立正佼成会のお寺(でよかったかな?)があります。つまり4つの異なった宗教寺院が隣接しています。すごいでしょ?(笑)2つの宗教の対立だけでも戦争が起こるのに、ここでは4つが共存です。ここは世にも希なセイクリッド・ゾーン。ひょっとしてギネスものかも。

写真の中央がカトリック桑名教会。教会の右に真教寺の屋根、同左方に立坂神社の杜、そしてカーブミラーに映っているのが立正佼成会の建物です。

新ルート

2008年02月11日 12時50分38秒 | ローカルネタ
ミューズの教室に行くときは、少しでも運動になればと、自宅から駅までやや早足で歩くことにしています。桑名駅までは国道一号線にそって歩いていくだけのきわめて単純な道(しかも平坦路)ですが、問題は自動車の排ガスです。車の排ガスはナントカ規制達成とか言っているのでものすごくきれいになったみたいな印象がありますが、有毒には違いありません。排ガスが漂っている道をいつも歩くというのは健康にいいはずがありません。健康にいいことをやってるつもりが実は悪いことをしていたというわけです。

それでルートをちょっと変更してみました。国道1号線とほぼ平行して桑名駅まで走っている道です。車が全く通らないわけではありませんが、国道に比べればはるかに少ないです。ただ問題点は、ちょっと距離的に一号線ルートよりは長くなることです。でも実際に歩くと不思議なことに一号線ルートより5分も早く桑名駅に到着します。これには理由があります。

実は2箇所だけ横断歩道のないところを渡れば、全く信号で止まらずに歩くことができるからなんです。この新ルートは昔からよく通っていて別に何も新味はないんですが、排ガスが少ないこと、信号がないこという点に関しては新しい発見でした。

う、高い

2008年02月10日 23時39分13秒 | 音楽系
アキーラのローデド・ガットですが、6コース~13コースは張力を2.8キロくらいということにすると、カタログに出ているゲージがぴったりです。多分そのくらいの張力でゲージを設定したのではないでしょうか。(ちなみに、私はピラミッドの巻き線をその暗いの張力で張っています)で、6コース~13コースのバス弦のみ(ローデド・ガット8本)の値段ですが、ユーロを156円として43000円余り、送料などを入れると45000円を超えてしまいます・・・うーん高杉!

残りの弦もそろえると多分6万円くらいはいくんでしょうねぇ。これで確実にいい音とある程度の耐久性が保障されるのなら高くはないですが、人柱になるわけですから、ちょっと決断には勇気がいるでしょう。とりあえず6コース用と13コース用を買ってみて様子見てみようかという感じですが、それでも1万円行きます。まぁローデド・ガットは長持ちするので当たればいい買い物ではあります。

アキーラ社のローデド・ガット弦

2008年02月09日 14時09分17秒 | 音楽系
先日イタリアのアキーラという弦メーカーに弦を注文しましたが、ついでにローデド・ガット弦についてきいてみました。ローデド・ガット弦というのは、アキーラ社が考えた仮説に基づくガット弦で、ガット弦を製造するときに銅粉をまぜて作られます。以前にもローデド・ガット弦はアキーラ社からでていましたが、今回のものは改良版で完全新設計ということです。

かなりまえからHPで近日発売のアナウンスが出てましたが、なかなか発売されないのでいったいいつの近日やら、なんて思っていました。そして「擦弦楽器用のみ」ともありましたので、ちょっと残念に思っていました。

先日HPを見ましたら、「(ローデド・ガット弦登場!till 1 February: for bowed instrument only」とありまして、今までHPでずっと「擦弦楽器用のみ(for bowed instrument only)」とアナウンスされていたことや彼らが随分たよりない英語を使う(以前何度も電話をしたことがありました)ことから、この英語の「till」は「from」の間違いじゃないかなと思っていました。

でもアキーラ社のMimmoさんにきいてみましたら、リュート弦も出ているとのことです。ということはHPの英語は間違いではなく、2月1日までは擦弦楽器用のみしか出してないけど、それ以降は撥弦楽器用も出るということだったんですね。

興味のある方は是非注文されるといいと思います。但し、現在2週間待ちだそうです。ただこれが完璧なものとか歴史的に非常に忠実であるかどうかは何ともわかりません。ガット弦、特にリュートにおけるガット弦はまだ発展途上であると考えた方がいいでしょう。私見では現在の技術で使えそうなのは、バロックリュートなら3コース~5コースとオクターブ弦の中域だけで、1,2コースはよく切れて使うのが大変、バス弦はうまく響かないというのが現状です。金銭的に余裕があり、過度の期待を抱かずひたすらガット弦製造技術発展に寄与したいという人以外はやめた方がいいですよ。私自身は密かに期待してはいますが・・・(笑)

エイデンでのお買い物(続き)

2008年02月07日 18時15分48秒 | 日々のこと
エイデンでは結局キーボード、マウス、USBメモリを買いました。現在使っているキーボードは1000円以下の安物です。これが安物の割にはなかなかいい感じで数年以上は愛用していましたが、FキーとJキーのブラインドタッチ用の突起が減ってきて、特にFはもうほとんど平面です。よく使ったんですねぇ。

キーボードはこの際ブルートゥース接続にしてしまおうということでFilcoブランドの高いヤツを奮発しました。15000円近くしました。前のとはえらい違いですねぇ。キーボードが無線だと当然マウスも無線にしないとバランスが取れません。いろいろ見て比べてみましたが、レーザー方式で無線のものを買いました。お陰で、パソコンまわりがえらいすっきり。でもこれらを接続するために、USB増設用ののPCIボードを一枚買わなくてはなりませんでした。もうすでに機器がいっぱいくっついていてポートが一つ足りなくなるからです。

新しいキーボードとマウス、大変使いごこちがいいです。特にキーボードのタッチは秀逸、もちろん102英語キーボードです。ただちょっと面倒になったことは、これらは電気で動いているので、いちいちスイッチを入れたり切ったりしなくてはいけないことです。このあたりのスイッチングがパソコンと同期しているといいんですが。(笑)

あとメモリーは超安値、1ギガ1100円のものを1つ買いました。セキュリティも何もごくオーソドックスなものです。それにしても安くなったものですねぇ。一昔前、32メガを3000円台で買って安かったなぁって喜んでいましたが、値段1/3、容量30倍です。

今回のお買い物、買った物自体には大変満足していますが、目新しいものは何もないという、何か夢がない買い物ではありますねぇ。まぁ、堅実ではありますが・・・

高い志はいずこ?

2008年02月06日 23時29分25秒 | 音楽系
先日某弦楽器専門店で楽譜を見ていましたら、気になる曲集がありました。いえ、中身に惹かれたのではなく、何かあまりいい出来の作品ではないんじゃないかと。(笑)それは某楽器関係者の作品集ですが、表紙の赤い色と漢字によるデザインががすごく印象的です。

後日実際に弾いてみたらいい響きがするのかなと思って実際に弾いてみましたが、ま、変わるわけがありませんよね。曲のファンタジーはおいといても、作曲技術的にも「ちょっとなぁ」って感じのところがいくつか見受けられました。

その曲集の出版は、弦楽器の専門誌を出している、その分野では日本を代表する出版社です。昔はなかなかホネのあるものも出していたんですけどねぇ。今はこんなもんでしょうか。作曲者の経歴を見ると、ある程度出版に至った経緯が推測できました。多分、この作曲者は沢山の生徒を有する某弦楽器教育機関の関連のある方で、それをバックに確実に売れ行きが見込まれるので、出版社はその作曲者の持ち込み企画に乗った・・・あくまでも私の妄想ですが。(笑)

まぁ、その妄想的経緯は置いておくとしても、もう少しレベルの高い音楽を出版しないと、ちょっと危ういんじゃないでしょうか。確かに売れてナンボということもあるでしょうけど、かつての高い志を曲げて金儲けに走るのはよくありません。え、その楽譜ですらそんなに儲からないって?うーん、今の日本の文化的な体力がとことん落ちてるんですねぇ。そういう状況だからこそ高い志は貴重だ、でもつぶれてしまっては何にもならん、だから売れるのを出す、でもこれは文化的な体力が・・・以下繰り返し。難しい時代です、今の日本は。

弦と温度変化

2008年02月05日 09時09分50秒 | 音楽系
弦楽器の弦は気温の上昇に従ってピッチが上昇していくようです。この度合いは素材によって異なり、ナイロン弦、金属巻き弦、ガット弦それぞれ微妙に異なります。ナイロン弦は音はガットより多少は劣りますが、湿度変化を受けないことや切れにくい(切れないと言ってもいいかも)ことなど扱いやすさは圧倒的です。値段も安いし。(笑)

でもナイロンにも弱点がありまして、それは温度に対する感受性が高いことです。つまり気温が上がると、それにつられてググググとピッチが上がるということです。気温が下がるとその反対になります。詳しく測定してみたわけではないですが、それはガットに比べると結構な度合いだと思います。金属巻き線も結構上昇しますが、それより甚だしい感じです。落ち着きのない素材です。(笑)

リュートの場合、同じ素材だけで全ての弦を構成することは普通ありませんから、素材によって温度感受性が異なるのはあまり好ましいことではありません。私の場合、ナイロン、ナイルガット、ナイロン芯銅巻き、ナイルガット芯銅巻きの何と4種類もの素材と組み合わせを使っています。これらの家、巻き線は中身がナイルガットでもナイロンでもそんなに違いはありませんが、ナイロンとナイルガットは結構異なります。

気温変化に対してナイロンとナイルガットは随分異なったピッチ変化を示すので、ひょっとしたらナイルガットは気温が上昇するとピッチが下がるのでは、と思い実際に測定してみました。

前日の夜、室温21度の部屋で415ヘルツに調律してあったナイルガット弦(4コース用、直径0.82㎜)は弦は、翌日の朝室温16度で417ヘルツありました。暖房を入れて室温を21度まで上げていくと、4コースは415ヘルツになりました。全ての太さの弦とか幅広い温度変化でもって試したわけではないですが、どうやらナイルガット弦は室温の上下に反比例してピッチが上下するようです。

室温21度できちんとあっていた弦が、16度になるとナイルガットはピッチが上がっていたわけですが、ナイロン弦はピッチが下がり、金属巻き弦も少し下がっていたということで、相対的にはナイルガット弦が高くなるということです。そのことは経験的には知っていましたが、気温5度の上昇で2ヘルツとは結構行くモンですねぇ。

全て同じ素材で弦が構成できたら一番いいんですが、期待すべきはアキーラのローデドガットです。アキーラのサイトでは擦弦楽器用のものが2月1日まで在庫とありましたが、「2月1日から在庫」の間違いですよね、多分。リュートで使えるものが出たら試してみたいです。以前出ていた同社のローデドガットは製品のばらつきがありすぎて使い物にならなかっただけに、期待大です。これで1、2コース用の細い弦も実用に耐えるレベル(精度=音程、耐久力両方とも)になれば、ガット弦スキームはソロには最適になると言えます。(ガット弦は湿度が高くなるとだめですが、温度変化には耐性があります)

エイデンへ

2008年02月04日 18時07分17秒 | 音楽系
自由業をやってますと、丸一日すかっと何もしなくてよいという日が意外にありません。大した分量ではないんですが、何かしらやっておかなくてはいけないことがあるものです。そういう日々ですが、先日なぜかエアポケットのように全くフリーの日ができまして、久々にコンピュータ関係の品々を見に名古屋にでかけました。

名古屋でコンピュータというと大須でしょうが、最近はどうもぱっとしない感じです。いっぱいあったコンピュータ関係のお店もつぎつぎに店をたたみ、大きな所ではツクモとグッドウィルくらいになってしまいました。大須の街のにぎわいは以前と同じような感じですが、若者向けの衣料や靴などの店、昔ながらの店が賑わっていて、コンピュータや電気製品の店は何となく元気がありません。もう大須はコンピュータの街ではなくなってしまったようです。

ということで大須に行くのは止めて(笑)、昨年の秋に新しく開店した名古屋駅前のエイデン本店に行くことに。

JRの駅を出て南に進みますと、モード学園のグリグリタワーが姿を現していました。近くで見ると異形そのものですねぇ。もしモード学園がつぶれたらあんな格好のビルは買い手が出んだろうかなぁなんて考えながら、下を通過(まだ工事中でした)、一路エイデン本店に。

エイデン本店はコンプマートと合体した7階建ての建物です。コンピュータ関連、オーディオ関連、一般家電などほとんどの電気製品が扱われています。感じとしては、秋葉原のヨドバシカメラをこぢんまりした感じかな?(笑)それでも扱われている品数はかなりのもので、わざわざ大須まで出かける必要はなくなってしまいました。

久々に電気製品を見るもんですから、目移りして困りましたが、まず最初に覗いてみたのがデジカメです。現在所有しているデジカメはキャノンのPowerShotの古いやつで、もう6年くらい使っています。最近のデジカメを真剣に見たことはなかったので、その進化ぶりに驚きました。私のキャノンは450万画素ですが、今や1000万画素は当たり前、軽いし持ちやすいしいろんな機能が満載です。色々見ましたが、リコーのCaprio GX100がすごく手になじむし操作性も非常によかったです。でもこれって高いんですよね。まぁカシオのExilimでもいいかって感じもしますが、もうちょっとで衝動買いしてしまいそうでした。

ドトールコーヒーにて

2008年02月03日 23時12分11秒 | 日々のこと
ミューズのソフフェージュクラスが終わった帰り、久しぶりに(でもないか(笑))栄の地下街をぶらぶらして丸善にでも寄ってから帰途に着くことにしまして、今地下街のドトールコーヒーで抹茶ラテをすすりながらこれを書いています。抹茶ラテとは奇妙な飲み物という感じですが、なかなかおいしいですねぇ。

でも隣のおばさんのメイル受信音楽が音が大きく、何度もなるのでうっとーしーです。よく若い人が無神経な態度で云々と言われますが、年配の人でも大概な人いますねぇ。今の日本、人のことに鈍感になってしまった人が増えているんでしょうか。

おっさん、おばさん+ハイテク機器の場合、自分で設定変更できないことが多くて、携帯のメイルの呼び出し音がでかいままずっと使っている人が結構多いのかも。孫とか子供に設定してもらい、それがまた派手な音を使っていたりすると、突然人前で大きな呼び出し音楽が鳴り出し隣の人(この場合私です(笑))がびっくりしたりする。本人は別に悪気はないんでしょうけど、耳が多少遠目なこともあり無頓着です。さらに困った人の場合は、それを止めることができない場合もありますねぇ。

こういう操作は大概携帯のソフトの何階層か下にあるのが普通ですが、本体の目立つところに音をオフにするためのでかいボタンをつけてある機種があるといいんですが。そしてデフォルトでは呼び出し音なしになっているとか。すでにそういうのがあるのかも知れませんが、どうなんでしょ。ま、あっても売れないかも。(笑)

また鳴り出したので、よっぽど言ってやろうかと思っていたら、テレパシーで通じしてしまったのか、件のおばさん、お店から出て行きました。