リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Logicと私(2)

2008年02月02日 13時16分10秒 | 音楽系
Logicはヴァージョンアップがあると必ず申し込んでいましたが、ある時突然開発のEmagic社がこともあろうにAppleに買収されています。ということは当然Windows版はなくなるわけです。裏切られた~って感じでしたね。(笑)今更マックにしても周辺機器や他のユーティリティのこともあるので、どうしようかと思っていた頃スイスに留学することになったのでその世界からは遠ざかってしまいました。

帰国して少したち、またコンピュータによる音楽制作の分野を覗いてみると、環境が様変わりしていました。21世紀に入りぼちぼち行われていたオールPCベース(つまりハードウェアのシンセを使わない方法)がすっかり実用ベースに入っていました。実用レベルのPCやハードディスクの処理速度が大幅に速くなりメモリ空間も広大になったためです。現在では最廉価のPCでも音楽制作には充分以上の力を持っています。

偶然Windows用のDAWであるSONARを見て非常に洗練されているのに驚きました。これなら別にLogicを使う必要はないと思った私はSONARの最新版を購入して今に至っています。今ヴァージョンアップが続いているDAWはどれも20年くらいの歴史があり、どれも非常に完成度が高い訳ですので、ある意味どれを使っても同じ(とまで言い切る自信はないまでも)ような感じなんでしょう。密かにLogicのためにマックを買わんといかんかな、と思っていましたがこれで安上がりになりました。(笑)

今は別に音楽制作の仕事はしていませんが、初音ミクを起用してダウランドあたりを録音してみようかな、なんて思ってます。(笑)

Logicと私

2008年02月01日 10時41分30秒 | 音楽系
Logicと私の関係といっても別にたいそうなものではありません。(笑)10何年か前、マックも使っていた時期がありまして、その頃からLogicを使い始めました。そのころはまだWindowsは3.1の時代でとても実用的とは言えませんでした。それに比べ当時のMacOSは非常に洗練されていて雲泥の差がありました。

でも音楽制作にはMSDOSとPC9800で動くレコンポーザーという、高機能とは言えないまでも非常に使い勝手のいいソフトがありもっぱら音楽制作はそっちでやっていました。某出版社用の英語教材のための音楽とかMIDIカラオケとかゲーム音楽の下請けとかいろいろやりましたねぇ。ハードウェアのシンセを使う以上は、シーケンサ(音楽制作ソフト)部分は別にシンプルなものでもよく、重要なのはシンセの方でした。それにMIDIカラオケとかゲーム音楽なんかはMIDIデータそのものの納品でしたので、レコンポーザーで充分だったわけです。

実用一点張りのレコンポーザーに対して、非常に高機能なLogicは何となく可能性をかき立ててくれるものでした。まぁそれもあって一時マックユーザでもあったわけですが、Windows95が出て安く高速なマシンがWindowsで動く時代になると、LogicもWindows版が出てきました。そこで、高いだけでやや実用性に乏しいマックにはおさらばして、Windows用のLogicに乗り換えたわけです。

その頃から音楽制作の仕事がじゃんじゃん来るとよかったんですが、世の中そんなに甘くなく、結局Windows版のLogicを使って制作した音楽は某出版社の英語教材用の音楽だけでした。せっかく投資したのにねぇ。ま、個人用にはいろいろ活用はしてましたが。(笑)