リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

第4回講座

2008年02月23日 23時12分42秒 | 音楽系
昨日ミューズの教室で、今日はもう春みたいですねぇ~、なんて言っていたことがウソみたいな今日の大荒れです。ま、私が何かやろうとするときは大抵は雨が降ったり雪が降ったりするんですが、今日もそんな日であったようです。

今日は桑名市教育委員会主催行事、「バロック音楽の旅」講座第4回の日でした。ビアンカ・ローザのメンバーにも生演奏で出演してもらうので、天気は大丈夫だろうと思っていましたが、午前中から雨模様です。でも始まりの30分前にはぴたりとやみ、その後晴れてきました。さすが皆さんのおかげです。でもなぜか、講座の後半の冒頭、私がヴァイスのソロ曲を弾いている間だけは、外は横なぐりの雪でした。その後終了時にはその雪もやみ、皆さんに寒い思いをさせずに帰っていただけました。

今日の第4回目の講座ではドイツ音楽を扱いました。ライブ演奏とCD演奏でいろんな音楽を紹介していくわけですが、バロック音楽のいろんなジャンルの中で、オルガンの音楽だけは紹介するのが難しいです。今日もブクステフーデの作品をちょっと大きめの音量でCDをかけましたが、オルガンの姿にせまるのは、なかなか・・・(笑)


(ドイツ、ナウムブルグの聖ヴェンツェル教会のオルガン)

来年の講座でオルガンコンサートも考えてみたんですが、奏者はなんとかお願いできても、場所がありません。ヨーロッパの古い都市であれば、バロック式の古いオルガンがある教会を見つけるのはそう困難ではありません。でも日本では古いオルガンはおろか、現代式のオルガン(あるいはロマン派オルガン)でも大変です。私が住んでいる近所には残念ながら全ての条件にかなうオルガンは見つかりませんでした。名古屋市内のG教会のオルガンはなんとかという感じもしますが、これは条件を整えて再来年の課題にしたいですね。