長久手町文化の家、森のホールで行われたヨハネ受難曲の公演に行ってきました。数日前にあるサイトで公演を知り、急遽予約して行ったものです。演奏はオランダ・バッハ教会合唱団・管弦楽団です。エヴァンゲリストはゲルト・テュルク(彼はバーゼル・スコラカントルムの先生です)なので、期待が持てます。
家から長久手町までは随分遠いんですが、高速道路を使っていくと1時間もかかりません。この日レッスンやらなんやかんやでちょっと出るのが遅れて、4時の開演ですが、3時少し前に家をでました。風が強い日であまり車のスピードを出せませんでしたがそれでも3時45分くらいには到着、指揮者によるプレトークがちょうど終わったころに会場にはいりました。
(プレトークがちょうど終わったとき。ブレまくり写真ですみません)
さて、ソリストと楽器編成を簡単に紹介しておきます。ヨス・ファン・フェルトホーヴェン(指揮)、ゲルト・テュルク(エヴァンゲリスト)、マリア・ケオハナ(ソプラノ)、マシュー・ホワイト(カウンターテナー)、アンドルー・トータス(テナー)、ステファン・マクラウド(バス/イエス)、ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス/ぴらと、ペトロ)。
楽器はヴァイオリン2(ヴィオラダ・モーレ持ち替え)、ヴィオラ1、チェロ1、ヴィオローネ1、オルガン、チェンバロ、テオルボ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オーボエ2です。あとコーラスが3人(ソプラノ、カウンターテナー、テナー)です。
チラシにはピーター・ダークセンによる1724年初演版とありますが、1724年初演とされる第1稿とは楽器の編成が少し異なり、フラウト・トラヴェルソとオーボエ・ダ・モーレが入っていません。第9曲目のアリアのオブリガートは、フラウト・トラヴェルソではなくヴァイオリンでやってました。
オランダのバッハ演奏団体といえば、バッハ没後250年のときに発売された超格安全集(ほぼ全作品で確か4万円くらいでしたか(笑))のオランダ・バッハ・コレギウムという団体がありますが、今回の公演の団体とは別のようでした。
さて、演奏ですが、とてもいい演奏でした。歌手陣が本当にうまいです。特にソプラノのマリア・ケオハナのソロが素敵でした。2曲のソロのうち後に出てくる第35曲目「溶けて流れよ、わが心」は感動的。でもこういうときに限って隣にすわっている年配のおばさんが袋にチラシをしまったり出したりして音がガサゴソノイズ。(笑)ノイズと言えば、訳詞を冊子にしたもんだから、聴いている人が一斉にページをめくる音がしました。困ったもんです。主催者もこのくらいは想定してスクリーンに訳詞を映すくらいのことはしないと。
ヨハネには第19曲目のアリオーソにリュートのオブリガートがつきます。リュート奏者にとってはここは密かな聴かせ所。今回の演奏にもテオルボが入っていました。名前は知らないんですがとても上手な奏者でした。必要にして充分な音量が出ていましたし、オブリガートの入れ方も大変巧みでした。エヴァンゲリストの通奏低音とイエスのバスの通奏低音を使い分けるのにテオルボが大変効果的な役割を果たしていました。すなわちエヴァンゲリストはチェンバロとチェロ、イエスはオルガンとテオルボ(たまにチェロも)で性格が分けられ、例えばエヴァンゲリストが「イエスは答えた」と歌って、バス(イエス)+オルガン+テオルボに続くときなんかに効果をあげるわけです。
家から長久手町までは随分遠いんですが、高速道路を使っていくと1時間もかかりません。この日レッスンやらなんやかんやでちょっと出るのが遅れて、4時の開演ですが、3時少し前に家をでました。風が強い日であまり車のスピードを出せませんでしたがそれでも3時45分くらいには到着、指揮者によるプレトークがちょうど終わったころに会場にはいりました。
(プレトークがちょうど終わったとき。ブレまくり写真ですみません)
さて、ソリストと楽器編成を簡単に紹介しておきます。ヨス・ファン・フェルトホーヴェン(指揮)、ゲルト・テュルク(エヴァンゲリスト)、マリア・ケオハナ(ソプラノ)、マシュー・ホワイト(カウンターテナー)、アンドルー・トータス(テナー)、ステファン・マクラウド(バス/イエス)、ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス/ぴらと、ペトロ)。
楽器はヴァイオリン2(ヴィオラダ・モーレ持ち替え)、ヴィオラ1、チェロ1、ヴィオローネ1、オルガン、チェンバロ、テオルボ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オーボエ2です。あとコーラスが3人(ソプラノ、カウンターテナー、テナー)です。
チラシにはピーター・ダークセンによる1724年初演版とありますが、1724年初演とされる第1稿とは楽器の編成が少し異なり、フラウト・トラヴェルソとオーボエ・ダ・モーレが入っていません。第9曲目のアリアのオブリガートは、フラウト・トラヴェルソではなくヴァイオリンでやってました。
オランダのバッハ演奏団体といえば、バッハ没後250年のときに発売された超格安全集(ほぼ全作品で確か4万円くらいでしたか(笑))のオランダ・バッハ・コレギウムという団体がありますが、今回の公演の団体とは別のようでした。
さて、演奏ですが、とてもいい演奏でした。歌手陣が本当にうまいです。特にソプラノのマリア・ケオハナのソロが素敵でした。2曲のソロのうち後に出てくる第35曲目「溶けて流れよ、わが心」は感動的。でもこういうときに限って隣にすわっている年配のおばさんが袋にチラシをしまったり出したりして音がガサゴソノイズ。(笑)ノイズと言えば、訳詞を冊子にしたもんだから、聴いている人が一斉にページをめくる音がしました。困ったもんです。主催者もこのくらいは想定してスクリーンに訳詞を映すくらいのことはしないと。
ヨハネには第19曲目のアリオーソにリュートのオブリガートがつきます。リュート奏者にとってはここは密かな聴かせ所。今回の演奏にもテオルボが入っていました。名前は知らないんですがとても上手な奏者でした。必要にして充分な音量が出ていましたし、オブリガートの入れ方も大変巧みでした。エヴァンゲリストの通奏低音とイエスのバスの通奏低音を使い分けるのにテオルボが大変効果的な役割を果たしていました。すなわちエヴァンゲリストはチェンバロとチェロ、イエスはオルガンとテオルボ(たまにチェロも)で性格が分けられ、例えばエヴァンゲリストが「イエスは答えた」と歌って、バス(イエス)+オルガン+テオルボに続くときなんかに効果をあげるわけです。