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精神と物質ー分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか

2008年02月12日 | レビュー
ちょっと古い本です。1990年初版。

精神と物質 利根川進、立花隆

わたしは図書館で借りましたが、アマゾンで見たら今は文庫で手にはいるようですね。利根川さんがノーベル賞をとったやや後に出された本なのですが、分子生物学の進歩が早いので、まるでずいぶん昔の話を聞いているようです。しかしそういう技術のまだ足りない時代に、よくここまで遺伝子を解析されたものだととにかくびっくりします。

前にもこのブログに書いていますが、科学者の思考の軌跡を知るというのは本当におもしろいです。自分にはとてもまねできませんが、それでも、私ももっと頑張ろう、頑張らなくては、という気持ちがわき起こってきます。

私は立花さんの解説はろくに読みませんでしたが、この解説をきちんと読めば、学生さんにも分子生物学の理解が深まると思います。なにせ図書館にありますから、ぜひ一度手に取ってみてください。

利根川さんも「サイエンスよりおもしろいものが他にあるか」と言ってます。私も同感です。

ところで、あまりにも忙しくてしばらくブログを書けませんでした。この間、大阪に出張に行ったり、古い知人に会ったりしておもしろい話はいろいろと仕込んできました。また明日からぼちぼち書くことにします。

コメント
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