院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

多すぎる温泉旅館の料理

2006-08-11 17:46:34 | Weblog
 私は小食である。だからかえってバイキングが好きだ。むろん沢山食べられるからではなく、適量を食べて残さないですむからである。

 温泉旅館の料理には閉口する。これでもかと言うような料理の種類と量である。とても全部は食べきれない。力士でもなければ全部は食べられないのではないか。

 温泉旅館は「お客様には絶対に足りなかったとは言わせない」というコンセプトというか意地をもっているようである。残されることを前提として、料理を出してくるのである。アフリカでは飢えた子供がたくさんいるというのに、冥利の悪い話である。

 ついでに言うと、温泉旅館の料理はおしくない。見た目ばかり格好をつけて、材料は竹の子とか山菜で、元値は安い。海水魚の刺身が出てくるのも気に入らない。山奥で海水魚なんて食べたくない。当然まずい。

 また、パラフィンで暖める七輪のようなのが困る。「煮る」というのは料理の難しい技であって、修行が必要である。「煮る」という行為を客にまかせて、パラフィンに火をつけるだけですますというのは、どういう料簡か。

 だから私は温泉旅館に行きたくない。ホテルのようにレストランが別にあって、好きなものを適量だけ食べられるようなシステムなっていれば、行ってあげないでもないが。