夫が仕事に出て、妻が家を守るという生活スタイルができたのは、そう古いことではない。
私が子供のころは国民の80%が農業に従事していた。農家の妻にも役割があり、夫も妻も同様に働いていた。
妻が「永久就職」とか「3食昼寝付き」なぞと言われるようになったのは、サラリーマンが増えてからのことで、つい最近のことである。
その妻が外に出たがるようになった。そのため男女雇用均等法が施行されたのは10年ほど前のことである。
これまで家庭に入っていた女性が外で働くようになるとどうなるか。労働力が2倍になる。でも、GDPがいきなり2倍になるとは考えられない。労働力が供給過剰になる。その結果、夫の賃金が減って、妻の賃金なしにはやっていけないような社会体制となってしまった。
妻は「3食昼寝付き」という特権を失って、夫の収入を補うため働かざるをえないというのが、今の状況である。
妻は子育てもまともにできなくなった。ここに少子化の原因のひとつがある。
男女雇用機会均等を求めていた女性たちは、このような状況になることを分かっていたのだろうか。彼女らは自ら「3食昼寝付き」を放棄したのである。
私が子供のころは国民の80%が農業に従事していた。農家の妻にも役割があり、夫も妻も同様に働いていた。
妻が「永久就職」とか「3食昼寝付き」なぞと言われるようになったのは、サラリーマンが増えてからのことで、つい最近のことである。
その妻が外に出たがるようになった。そのため男女雇用均等法が施行されたのは10年ほど前のことである。
これまで家庭に入っていた女性が外で働くようになるとどうなるか。労働力が2倍になる。でも、GDPがいきなり2倍になるとは考えられない。労働力が供給過剰になる。その結果、夫の賃金が減って、妻の賃金なしにはやっていけないような社会体制となってしまった。
妻は「3食昼寝付き」という特権を失って、夫の収入を補うため働かざるをえないというのが、今の状況である。
妻は子育てもまともにできなくなった。ここに少子化の原因のひとつがある。
男女雇用機会均等を求めていた女性たちは、このような状況になることを分かっていたのだろうか。彼女らは自ら「3食昼寝付き」を放棄したのである。